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2020-01-01

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※注意※

当サイトは戦隊シリーズヒロインを扱った成人向け二次創作サイトです。
未成年者の閲覧をお断りします。

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2019-12-31

更新情報

主な更新情報をここに表示します

2018年
11月18日
「迷鳥」最新話、多忙と体調不良ですでに遅れています。一応ほんの少しずつ加筆してます。前話までの文章も。

10月28日
長らくサボっていて失礼しました。メガレン×ダイレンコラボSS「迷鳥」、ようやくそれなりのペースで執筆再開しました。

8月9日
おかげさまで本日でサイト開設から10周年となりました。読者プレゼント企画は終了しました。
2018-12-08

迷鳥(12)

ネジイエローの用意したマスクが洗脳の機能を持つものであることは確実だった。
「そ、そんな物……!」
より一層の力で両手の拘束を解こうとする。だがやはり厚いテープの層はギュウギュウと音を立てるだけでびくともしない。ガムテープの粘り着いたグローブから手が引き抜けることも決してなかった。

(製作中)
2018-11-04

迷鳥(11)

講義棟のPC教室の隣、コンピューターの周辺機器や音響・映像関係の機材が雑然と保管されている部屋にネジイエローは侵入し、ありったけの機械を接続して何かを始めようとしているところだった。LEDの点滅や冷却ファンのモーター音が部屋の中に不穏な雰囲気を漂わせている。
「口紅歌姫に会ったのね!」
「ええ、貴女を探しているようだったわ。上手く行かないものね、私はメガイエローに来て欲しかったのだけど」
「私は……」
そう言いながらネジイエローの居る室内に踏み込んだホウオウレンジャーは、足元の太い黒色の電源ケーブルが急に蛇のように跳ね上がり、ほつれた銅線を露出させている切断面が膝上の内腿あたりに押し付けられるのを感じた。
「うぐぁああああっ!!」
その瞬間、ケーブルのその部分から火花が吹き出し、スーツ越しにホウオウレンジャーの身体へ高圧の電流を迸らせた。
通電は一瞬の間のこと、破裂音と共に部屋の電源ブレーカーが落ち、照明はもちろん各種機器が全停止してから数秒後、ネジイエローが片手を上げるとそれらが元通り復旧した。

「ぁ…… あぁ……」
ホウオウレンジャーはスーツの太腿の、通電を受けた箇所に黒く小さな焦げを作り、そこからわずかに煙を上げながら、ケーブル群の這う床の上に横倒しになって呻いていた。床に垂れたケーブルの端の被覆ゴムが高熱で溶け、ジュクジュクと泡立っている。
「あら、この程度の電気でもう動けなくなるの?」
(あ、脚…… あしが……っ!)
腰から下の感覚がほとんど失われてしまったようだった。光線や熱ではなく、純粋な電撃を敵から浴びせられたことはない。スーツの耐久力が通用しない攻撃をいきなり受けてしまい、状況があまりにも悪かった。
「では」
ネジイエローは椅子から立ち上がり、床でもがいているホウオウレンジャーのマスクを掴んで引き起こすかのように、額のあたりに掌を押し付ける。
「う…… うぁああああぁっ!」
ホウオウレンジャーがまた絶叫する。電撃責めの苦痛とは違う、得体の知れない不快感だった。硬いマスクの上から触られているのに、その中を、頭の中身をじかに手掴みされているような感覚。
手を払い退けたいが、脚だけでなく全身に力が入らなかった。マスクに刻まれた鳳凰の彫刻を手のひらで撫で回されながら、脳の表面が痒くなるような嫌悪感に苛まれる。
「なるほど…… 面白いスーツだわ。ほとんど旧式の集積回路ばかりなのに、ナノマシンに近い発想のモジュールもある…… 表面素材も……」
気力やエネルギーではなく、スーツの持つ情報が吸い出されているということが、原理は全く分からないながらネジイエローの言葉から何とか読み取れる。脱力感と身体の強張りに抗ってようやく相手の腕に手を掛けようとしたときに、マスクから手が離れた。
「……あぁっ!」
床に崩れ落ちたホウオウレンジャーは息を弾ませ、薬品か何かで汚されてしまったようにも感じるマスクの額を押さえる。しばらくその場にうずくまって、身体の感覚が混乱から復帰するのを待つ。ネジイエローがその場に立ったままPCのキーボードや機材のスイッチ類を盛んに操作するのに不吉な予感を覚えて逃げ出そうとしたが、その動きはすぐに察知され、脚を後ろから踏みつけられた。

* * *

ホウオウレンジャーは身体に力が戻る前に引き起こされ、部屋の中央に置いた椅子に座らされた。両手は背中の後ろで一纏めに括られ、両足はそれぞれ足首のあたりを椅子に縛り付けられている。手足ともに、無造作にガムテープをぐるぐると巻きつけただけで、しかしそれでも全く抜け出せないのが屈辱的だった。
「ふうぅ…… んっ! こんな物……!」
何重にも巻かれた薄茶色のテープを身をよじって引き千切ろうとするが、厚いテープの層がミシミシと軋む音がするだけで、背凭れの後ろに固定された腕が自由になる気配は全くない。足元も同じだ。強い粘着力のテープでスチール製の角柱にそれぞれ縛り付けられたブーツはギチギチと音を立てるだけ。
「んうぅっ…… ち、力が……!」
思うように力が入らない身体に苛立つホウオウレンジャーをネジイエローが笑う。
「どうも勘違いしてるみたいね。貴女の筋力はスーツで増強されても元々その程度。私が何かしたわけじゃないわ」
「なっ……!」
予想外の言葉に戸惑うホウオウレンジャー。確かにこのようにガムテープで手足を固められたのを千切って脱出した経験はないが、ゴーマの拘束具でもないものにこんな苦戦をするとは思えない。数時間前から断続的に戦闘員や女怪人達と戦闘を繰り返したことで、思った以上に気力と体力を消費してしまったのかも知れなかった。

(で、でも……!)
意識を集中し、気力の力を呼び起こして…… としはじめたホウオウレンジャーの前に、胸元に何かを抱えたネジイエローが立つ。
「準備ができたわ」
その両手に捧げ持っていたのは、ネジイエローのマスク上半分をそのまま取り外してきたような、鬼の面や昆虫を思わせる黒と黄色のメタリックな仮面だった。頭上から被るようになった構造と内側に張られたクッション材が「ヘッドギア」という単語を想起させる。
(何……!?)
それが自分に被せるため用意されたものであることを薄々理解しつつも、ことさら語気を荒めて目の前の怪人に尋ねる。
「何なのよ……っ!」
「口紅歌姫のやり方を参考にしたのよ。兵士より自由に使える駒を作る……」

(製作中)
2018-10-28

迷鳥(10)

全身の痺れと微かな冷気を感じて、メガイエローはゆっくりと意識を取り戻した。
冷たさの原因はタイル床の上にうつ伏せに横たわっているせいだった。メガスーツは解除されずにいる。あれから数分だけ気を失っていたということ、拘束が溶けていることに気付くが、身体はすぐに動きそうになかった。

「ほほほ、死んではいないわ」
口紅歌姫の声が降ってくる。その声は今までと同様に油断しきっている様子だった。
(……そうよ、死ぬわけないわ……!)
胸の傷口に意識を向けてみる。異物を突っ込まれた不快感はどうしようもなく残っているが、身体も、スーツも、致命的なダメージを受けたとは思えない。
(まだ…… 戦える!)
首はっと気づき、首を横に向けると、思った通りさっき取り落としたメガスナイパーはすぐそこにあった。
迷う間も無く跳ね起き、痺れた手足を動かしてメガスナイパーを掴む。
「……っ!」
聖歌隊に周囲を守られた怪人の姿を確認し、メガスナイパーをそちらではなく天井に向けて放つ。光線の熱が火災報知器の横を直撃し、一呼吸の空白の後にスプリンクラーの放水が真上から降り注いできた。

「なっ、何! 何をしたの!」
顔に水を浴び、正気を取り戻して騒ぎ始めた聖歌隊員に囲まれて、状況の理解できない口紅歌姫がそれ以上に慌てふためいている。
シャワーのような水を頭から浴び続けながらメガスーツの左肩を手の平で撫でると、紫色で描かれた唇はずるりという感覚とともに水に溶けて流れ、腕に残っていた違和感ごと消失した。
「……やっ!」
厚いカーテンの向こう側のガラス窓を力任せに叩き割り、メガイエローは音楽堂の建物から転がり落ちるようにして脱出した。



一方、ホウオウレンジャー・天風星リンは大学内の全く違う場所でネジイエローに遭遇し、互いに向かい合っていた。
「きっと口紅歌姫を探していたのでしょうね、残念でした」
ネジイエローは部屋に積み上げられた作動中の各種機器に囲まれ、脚を組んで椅子に腰掛けたまま、入り口に立つピンク色の戦隊スーツ姿のホウオウレンジャーに笑いかけた。


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Author:鳥籠
管理人の名前も鳥籠。
2chエロパロ板のヒロピンスレでの活動を経て個人ブログを立ち上げました。

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