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2020-01-01

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※注意※

当サイトは戦隊シリーズヒロインを扱った成人向け二次創作サイトです。
未成年者の閲覧をお断りします。

目次

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2019-12-31

更新情報

主な更新情報をここに表示します

2018年
2月19日
本日は五星戦隊ダイレンジャー放映開始25周年記念日です。当サイトでは第6話「風よブッちぎれ」放映記念日に何かしようと思います。

2017年
4月30日
メガレン×ダイレンコラボSS「迷鳥」を連載開始しました。
2018-05-20

迷鳥(8)

(このままじゃまずい……!)
このまま多対一でやられっぱなしになっている訳にはいかない。リンがここへ向かってきている可能性も低く、少々の無茶をしてでもこの状況を脱しなければ、と思う。
その場で左右に軽く足踏みし、手足の力が戻ってきていることを確認してから、右腕を掴んでいる女性の身体を強引にぐいと引き寄せ、自分の腕を狙って高く蹴り上げる。
「ごめんなさい!」
大きくバランスを崩した女性が無言で床へ倒れようとする隙に、掴まれていた腕を振りほどき、腰のホルスターに仕舞われた自分の武器に手を掛けた。

(製作中)
2018-02-18

迷鳥(7)

「さて……と、どうしたものかしらねぇ」
聖歌隊を従えてメガイエローに歩み寄った口紅歌姫は、軽い口調でそう言って、黄色いスーツの背中や腰が床の上でぷるぷると震える様子を見下ろした。
「うぅ……っ!」
跳ね起きようとしたが、肩に力を入れただけで頭がズキンと痛み、まだ立つことはできそうになかった。
「ここにはリンが来ると思っていたのよ。あのネジイエローの準備ができるのもまだかかりそうだし……」
(ネジイエロー…… やっぱり……!)
口紅歌姫が自分より先にネジイエローと会っていたのは予想した通りだったが、それが分かったところで今はどうすることもできない。

リンがここへ来てくれたら、と拳を握り締めたとき、両腕がぐいと引っ張られて身体が真上へ持ち上げられた。
「あっ、あ……?」
視線をちらりと横へ向けると、そこにあったのは悪魔聖歌隊として操られた女性の顔だった。二人がメガイエローの肩を抱き起こし、力の入らない身体を無理やりに立たせている。
「私はお前に用はないの。でもネジイエローは何だか…… お前に特別な興味でもあったみたいね」
左右から腋をぶら下げるように抱えられたメガイエローは、自分の足だけで立つ力がまだ戻らないまま、口紅歌姫の方を向かされている。
「メガイエローの…… マスクを剥いで持って帰る、なんて言ってたかしら」
マスクを剥ぐ、という言葉の響きに何か言いようのないおぞましさを覚えて、メガイエローは脱力した全身に鳥肌が立つのを感じた。
「一体どうするのかしらね…… こんな細い首、ちょっと捻ったら頭ごともげてしまいそうだわ」
口紅歌姫はいつの間にか手に持っていた、閉じた唇を模した刃を持つ青龍刀をメガイエローに向け、その切っ先を黄色いマスクの顎のあたりにカチカチと触れさせる。
(うぅ……っ!)
このままではまずい、と身体に力を込めるが、まだ両側からの拘束を振りほどくほどに回復が追いついていない。

「私が探してるのはリンよ。答えなさい、ホウオウレンジャー・リンは今どこにいるの」
「し、知らない……!」
事実、千里もリンを探してここに辿り着いただけで、何も隠し事をするつもりはなかったが、その返答は何か口紅歌姫に誤解を与えたようだった。
「あら、本当にそうかしら。メガイエローはなかなか油断がならないと、ネジイエローはそう言っていたわよ」
「そんなこと……」
そこで、口紅歌姫が頭でも掻くように、青龍刀を持った手をふらりと軽く振り上げるのをメガイエローは見た。

次の瞬間、メガイエローは胸部の中央が焼けつくような激痛と打撃、目の前で火花が噴き上がるのを感じた。
「きゃああぁあぁっ!」
絶叫すると同時に、斬り付けられたことを理解し、表面の焼け焦げたスーツから上がる煙を顔で振り払うように胸の痛みにもがいた。
まさか今の会話の途中で剣を振り下ろしてくるとは、というタイミングで攻撃を受け、まだ音波攻撃のダメージから回復しきっていない身体が膝から崩れ落ちそうになる。だが皮肉なことに、両脇から二人の女性にすぐ体重を支えられて、倒れることすらさせて貰えなかった。
「あぁ……っ! あっ……!」
乳房の谷間近く、激しく痛む部分を手で押さえることもできないため、シュウシュウと白煙を上げるスーツの熱感に耐えながら首をよじって呻くしかない。
(いたい…… 痛い……!)
メガレンジャーとして戦ってきた中でもそう何度も受けたことのない、刃物による斬撃。重量のある大刀で正面から斬り付けられ、スーツが裂けたわけではないが、なかなか引いていかないジリジリとした痛みは耐え難く、押さえ付けられている両腕をばたばたと動かし、息を荒げてマスクの中で深い呼吸を繰り返す。

「ち、違うの……! 勘違いしてるみたいだけど、私はリンさんとは……」
表情の読み取りづらい口紅歌姫が、このまま第二撃を加えてくるのではないかとメガイエローは必死に拘束を解こうとする。攻撃を受けて急上昇した心拍と血圧のおかげで身体がようやく戦う体制に入ってきたが、操られた二人の力はそれにも比例して肩に抱き着く力を強めた。
「居場所じゃなくても、何か知ってることがあるでしょう?」
完全にこの場の主導権を握っている口紅歌姫は、丁寧に情報を引き出すつもりなど少しもない様子だった。そして、胸の傷が、刃に毒でも塗られていたかのようにずっと不快に痛み続けるのもメガイエロー・千里の焦りを増した。

次へ
2017-12-26

迷鳥(6)

黒く錆び付いた小さな鉄窓を外から開け、床や荷物が薄い埃に覆われた屋根裏部屋のような倉庫にメガイエローは降り立った。明かり取りの窓が今通ってきた一つしかない室内は薄暗く、板張りの床を通して、階下から不安を掻き立てるような歌声が先程よりも大きく聞こえてくる。
一階へ降りる木製の階段は足を掛けるとギシリと軋んだ。気付かれずこっそりと近付くことはできないと判断し、階段を一気に飛び降りると、音楽室に通じるカーテンを一気に引き開けた。


頭部と両肩を紫の口紅の意匠で象った怪人が、4人の女学生に向かって指揮をするように手を振っていたのを止め、ゆっくりと振り向いた。
「ほう…… その格好、どうやらお前が『メガイエロー』ね」
歌声を止めて無表情で立ち尽くしたままの4人組を背後に、冷静な口調でその女怪人、口紅歌姫は言った。
(これが口紅歌姫…… でも、どうして私のことを知ってるの?)
メガイエロー・千里は相手の言葉と自信ありげな雰囲気から、もしかすると自分より先にホウオウレンジャーがここに辿り着き、すでに口紅歌姫に倒されたのではないか、という最悪の予想を一瞬思い浮かべてしまう。
(まさか……!)
紫がかった口紅やアイシャドウをこってりと塗られた4人の歌い手の顔を順にまじまじと観察して、その中に変身を解いたリンが居ないかを見極めようとする。
「どうしたの? お前のお友達でもこの中に居たのかしら?」
戸惑った様子のメガイエローに口紅歌姫が問い掛けるが、どうやらそこにはリンのことを仄めかすようなニュアンスはなかった。

「その人たちをどうするつもりなの!?」
口紅歌姫が自分を知っているのは、ホウオウレンジャーから聞いたのではなくネジイエローに接触したためではないか、と気付き、まずは相手の持つ情報を引き出すことを決める。
「教えてあげるわ。この娘達には、ゴーマの力を持つ歌を歌えるように仕込んであげているの。なかなかいい素材が揃っていたわ」
身構えるメガイエローに向かい合ったまま、口紅歌姫は片手を高く上げ、背後の4人に指示を飛ばす。
「最初はダイレンジャーに聞かせてあげたかったけど、リハーサルのいい機会だわ! 悪魔聖歌隊! レッスンの成果を、見せておやりなさい!」

口紅歌姫と前後を入れ替わるように、4人の聖歌隊が揃って進み出てくる。そして一斉に目を見開いて口を開くと、高音のソプラノ・ボイスがそこから流れ出てきた。
(歌……? もしかして……)
初めに、両側の2人が透き通るような声でメロディを奏で始めたのが感じ取れた。続いて、残りの2人が歌い始めた瞬間、4者の声が奇妙な不協和音を構成してメガイエロー・千里の耳に飛び込んできた。
「あ…… あぁっ……!?」
視界が斜めに傾き、メガイエローは危うく体勢を立て直してタイル張りの床にブーツの底を擦り付けた。
目の前の景色が歪んだようだった。空気の振動である音響が、部屋の空間までを歪ませ、ねじれさせていく感覚に、思わず両手をマスクの両側に伸ばす。
(だ、だめっ!)
だが、それが何の意味もない行為であることは手を動かす前から気付いていた。歌声を利用した攻撃だと分かった瞬間に、メガレンジャーのマスクが内側で耳を覆う構造になっていないこと、外からマスクを押さえても耳を塞げないこと、などを一気に思い出していたのだ。

スーツとマスクを身に着けている間は、髪を触ったり、汗を拭いたりすることができない。それと同様に、マスクの内側にある耳は、いくら不快な状態であっても外側から一切触れることはできない。
(マスクが……!)
頭を抱えてその場から動けなくなったメガイエローの前で、悪魔聖歌隊の歌声が一気に高まった。
「っは…… あ、あぁ……っ! あぁ~っ!」
薄く硬い、音波を防ぐことができるはずのない素材のマスクを通り抜けて、地獄の不協和音が千里の鼓膜を、頭蓋を震わせる。耳の穴から入り込んだ音波は、鼓膜から脳に至るまでの複雑な構造の聴覚器官を共鳴させ、その機能をじわじわと狂わせていく。今まで体験したことのない種類の苦痛だった。
少しでも音の侵入を防ごうと、両手が本能的にマスクの両側を力任せに押さえつける。ごくわずかにマスクがたわむような感触があったが、耳まであと数センチの空間をそんなもので埋められることができないのは自分でも分かり切っていた。
マスクの遮光シールドや換気システムは閃光や毒ガスからメガレンジャーを保護するように設計されているものの、音による攻撃など想定されていない。外装の構造で気圧変化に対応したため内部のイヤーパッドは省略され、耳から最も近い部分には換気用のスリットさえ設けられていた。

「うああぁあっ! やめっ、やめてぇっ!」
グローブの手のひらでマスクを押さえつけたメガイエローは、耳の痛みと不快感に耐えきれず背筋を反り返らせて頭を前後に振り乱した。
音楽堂の室内に響き渡る歌声が、丸いマスクの内壁や鼓膜の内側でさらに共鳴し、新たな不協和音を作り出してぐちゃぐちゃになった知覚情報を脳に送り込んでくる。人間の声とは思えない、高周波の電子ノイズを耳元で聞かされている錯覚が続き、モニターの誤作動なのか脳が混乱しているのか、眩しい光の粒が目の前で爆発し飛び散る感覚までがそれに追加されていく。
(目が…… マスクが……っ!)
膝をがくがくと震わせて、メガイエローは頭を上から押さえつけられていくような動きで床へ尻を付き、その場へ這いつくばった。苦痛のあまり、グローブの指先がマスクの側面を引っ掻き、細いスリットに爪をこじ入れようとし、理性とは矛盾した動きを繰り返す。マスクの額を床にガチガチと叩きつけるように首を振り、頭蓋の中の不快な痺れを追い出そうとする。
「あぁ! ああぁ……っ!」
後頭部から、頸椎を伝うようにして痺れの感覚が背中へと這い下りていく。このままこの音を聞き続ければ身体が駄目にされてしまいそうで、なのにそれを防ぐ方法もやめさせる方法も見つからない。
一瞬でもいい、耳や目を押さえてこの音波攻撃から逃れたい。そうするにはマスクを外すしかないことは分かっている。だが、敵に得体の知れない攻撃を受けながらそんな事はどうしてもできない。解決の方法を考える余裕さえ与えられずにメガイエローの苦しみは続いた。

「ほほほほ……! いい反応だわ」
口紅歌姫の哄笑が聞こえたとき、歌声がすでに止まっていたことにメガイエローはしばらく気付かなかった。
「……っはぁ……! はあ……!」
床の上で、腹這いに近い体勢になっていた身体の力を抜き、マスクに包まれた頭のこめかみ近くを石のタイルへ押し付ける。すぐに立ち上がることはできなかった。耳の奥でキーンと残響が続いて、強い吐き気のために頭を動かすことができない。
(強い……! ネジレジアの怪人とは違う…… 一体何なの、この力は……?)

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Author:鳥籠
管理人の名前も鳥籠。
2chエロパロ板のヒロピンスレでの活動を経て個人ブログを立ち上げました。

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