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2020-01-01

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※注意※

当サイトは戦隊シリーズヒロインを扱った成人向け二次創作サイトです。
未成年者の閲覧をお断りします。

目次

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pixiv
2019-12-31

更新情報

主な更新情報をここに表示します

2018年
2月19日
本日は五星戦隊ダイレンジャー放映開始25周年記念日です。当サイトでは第6話「風よブッちぎれ」放映記念日に何かしようと思います。

2017年
4月30日
メガレン×ダイレンコラボSS「迷鳥」を連載開始しました。
2018-02-18

迷鳥(7)

「さて……と、どうしたものかしらねぇ」
聖歌隊を従えてメガイエローに歩み寄った口紅歌姫は、軽い口調でそう言って、黄色いスーツの背中や腰が床の上でぷるぷると震える様子を見下ろした。
「うぅ……っ!」
跳ね起きようとしたが、肩に力を入れただけで頭がズキンと痛み、それはできなかった。
「ここにはリンが来ると思っていたのよ。あのネジイエローの準備ができるのもまだかかりそうだし……」
(ネジイエロー…… やっぱり……!)
口紅歌姫が自分より先にネジイエローと会っていたのは予想した通りだったが、それが分かったところで今はどうすることもできない。

リンがここへ来てくれたら、と拳を握り締めたとき、両腕がぐいと引っ張られて身体が真上へ持ち上げられた。
「あっ、あ……?」
視線をちらりと横へ向けると、そこにあったのは悪魔聖歌隊として操られた女性の顔だった。二人がメガイエローの肩を抱き起こし、力の入らない身体を無理やりに立たせている。
「私はお前に用はないの。でもネジイエローは何だか…… お前に特別な興味でもあったみたいね」
左右から腋をぶら下げるように抱えられたメガイエローは、自分の足で立つ力が戻らないまま、口紅歌姫の方を向かされている。
「メガイエローの…… マスクを剥いで持って帰る、なんて言ってたかしら」

(製作中)
2017-12-26

迷鳥(6)

黒く錆び付いた小さな鉄窓を外から開け、床や荷物が薄い埃に覆われた屋根裏部屋のような倉庫にメガイエローは降り立った。板張りの床を通して、階下から不安を掻き立てるような歌声が先程よりも大きく聞こえてくる。
一階へ降りる木製の階段は足を掛けるとギシリと軋んだ。気付かれずこっそりと近付くことはできないと判断し、階段を一気に飛び降りると、音楽室に通じるカーテンを一気に引き開けた。


頭部と両肩を口紅の意匠で象った怪人が、4人の女学生に向かって指揮をするように手を振っていたのを止め、ゆっくりと振り向いた。
「ほう…… その格好、どうやらお前が『メガイエロー』ね」
歌声を止めて無表情で立ち尽くしたままの4人組を背後に、冷静な口調でその女怪人、口紅歌姫は言った。
(これが口紅歌姫…… でも、どうして私のことを知ってるの?)
メガイエロー・千里は相手の言葉から、もしかすると自分より先にホウオウレンジャーがここに辿り着き、口紅歌姫に倒されたのではないか、という最悪の予想を一瞬思い浮かべてしまう。
(まさか……!)
紫がかった口紅やアイシャドウをこってりと塗られた4人の歌い手の顔を順にまじまじと観察して、その中に変身を解いたリンが居ないかを見極めようとする。
「どうしたの? お前のお友達でもこの中に居るのかしら?」
戸惑った様子のメガイエローに口紅歌姫が問い掛けるが、どうやらそこにはリンのことを仄めかすようなニュアンスはなかった。

「その人たちをどうするつもりなの!?」
口紅歌姫が自分を知っているのは、ホウオウレンジャーから聞いたのではなくネジイエローに接触したためではないか、と気付き、まずは相手の持つ情報を引き出すことを決める。
「教えてあげるわ。この娘達には、ゴーマの力を持つ歌を歌えるように仕込んであげているの。なかなかいい素材が揃っていたわ」
身構えるメガイエローに向かい合ったまま、口紅歌姫は片手を高く上げ、背後の4人に指示を飛ばす。
「最初はダイレンジャーに聞かせてあげたかったけど、リハーサルのいい機会だわ! 悪魔聖歌隊! レッスンの成果を見せてやりなさい!」

口紅歌姫と前後を入れ替わるように、4人の聖歌隊が揃って進み出てくる。そして一斉に目を見開いて口を開くと、高音のソプラノ・ボイスがそこから流れ出てきた。
(歌……? もしかして……)
初めに、両側の2人が透き通るような声でメロディを奏で始めたのが感じ取れた。続いて、残りの2人が歌い始めた瞬間、4者の声が奇妙な不協和音を構成してメガイエロー・千里の耳に飛び込んできた。
「あ…… あぁっ……!?」
視界が斜めに傾き、メガイエローは危うく体勢を立て直してタイル張りの床にブーツの底を擦り付けた。
目の前の景色が歪んだようだった。空気の振動である音響が、部屋の空間までを歪ませ、ねじれさせていく感覚に、思わず両手をマスクの両側に伸ばす。
(だ、だめっ!)
だが、それが何の意味もない行為であることは手を動かす前から気付いていた。歌声を利用した攻撃だと分かった瞬間に、メガレンジャーのマスクが内側で耳を覆う構造になっていないこと、外からマスクを押さえても耳を塞げないこと、などを一気に思い出していたのだ。

スーツとマスクを身に着けている間は、髪を触ったり、汗を拭いたりすることができない。それと同様に、マスクの内側にある耳は、いくら不快な状態であっても外側から一切触れることはできない。
(マスクが……!)
頭を抱えてその場から動けなくなったメガイエローの前で、悪魔聖歌隊の歌声が一気に高まった。
「っは…… あ、あぁ……っ! あぁ~っ!」
薄く硬い、音波を防ぐことができるはずのない素材のマスクを通り抜けて、地獄の不協和音が千里の鼓膜を震わせ、そこから脳に至るまでの様々な感覚器官をじわじわと浸食していく。今まで体験したことのない種類の苦痛だった。丸いマスクの両側を力任せに手で押さえつけるとごくわずかにマスクがたわむような感触があったが、あと数センチの空間をそんなもので埋められることができないのは自分でも分かり切っていた。
マスクの遮光シールドや換気システムは閃光や毒ガスからメガレンジャーを保護するように設計されているものの、音による攻撃は想定されていない。外装で気圧変化に対応したためイヤーパッドは省略され、耳から最も近い部分には換気用のスリットさえ設けられていた。

「うああぁあっ! やめっ、やめてぇっ!」
両手のひらでマスクを押さえつけたメガイエローは、耳の痛みと不快感に耐えきれず背筋を反り返らせて頭を前後に振り乱した。
音楽堂の室内に響き渡る歌声が、マスク内壁や鼓膜の内側でさらに共鳴し、新たな不協和音を作り出してぐちゃぐちゃになった知覚情報を脳に送り込んでくる。人間の声とは思えない、高周波の電子ノイズを耳元で聞かされている錯覚が続き、モニターの誤作動なのか脳が混乱しているのか、眩しい光の粒が目の前で爆発し飛び散る感覚までがそれに追加されていく。
(目が…… マスクが……っ!)
膝をがくがくと震わせて、メガイエローは頭を上から押さえつけられていくような動きで床へ尻を付き、その場へ這いつくばった。苦痛のあまり、グローブの指先がマスクの側面を引っ掻き、細いスリットに爪をこじ入れようとし、理性とは矛盾した動きを繰り返す。マスクの額を床にガチガチと叩きつけるように首を振り、頭蓋の中の不快な痺れを追い出そうとする。
「あぁ! ああぁ……っ!」
一瞬でもいい、耳や目を押さえてこの歌声攻撃から逃れたい。そうするにはマスクを外すしかないことは分かっている。だが、敵に得体の知れない攻撃を受けながらそんな事はどうしてもできない。解決の方法を考える余裕さえ与えられずにメガイエローの苦しみは続いた。

「ほほほほ……! いい反応だわ」
口紅歌姫の哄笑が聞こえたとき、歌声がすでに止まっていたことにメガイエローはしばらく気付かなかった。
「……っはぁ……! はあ……!」
床の上で、腹這いに近い体勢になっていた身体の力を抜き、マスクに包まれた頭のこめかみ近くを石のタイルへ押し付ける。すぐに立ち上がることはできなかった。耳の奥でキーンと残響が続いて、強い吐き気のために頭を動かすことができない。
(強い……! ネジレジアの怪人とは違う…… 一体何なの、この力は……?)

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2017-10-09

迷鳥(5)

「やっぱり大学って結構…… 広い!」
メガイエローへの変身を一時解除して、千里は学内を走り回る。全身ピンク色の人を学内で見かけたという目撃者の話を聞き、その場所を探したが、建て替え中の建物や立ち入り禁止区域を迂回したりして、ようやく目的地に辿り着いた時にはリンの姿はなかった。

(そういえば、リンさんの変身前の顔も知らないんだった……)
高校の制服でいる千里の姿は大学構内で若干目立ってしまっていたが、リンが変身を解除していたとしたらこちらから探すのは難しそうだった。
(それと、口紅歌姫、だっけ? 怪人の名前……)
リンはもう怪人の元に辿り着いて戦っているのかも知れない。だが出会ってからあっという間に別れてしまったため、リン達が戦っているというゴーマ族のことも何も知らないままで来てしまった。
「まだ大学の中に居るとしたら…… 『歌姫』…… 音楽室?」
近くに掲げられた大きな構内地図を確認する。大学の敷地端には、他の建物からは少し離れて建てられた小さな音楽堂があるようだった。

・ ・ ・

教会や礼拝堂を思わせる、白い石造りの外壁に縦長の窓ガラスが一列に嵌め込まれた円形の建物の中からは、女声の合唱がかすかに聞こえてきている。
玄関には鍵が掛かっており、防音が施されているらしい分厚い窓を覗き込んでも、黒い遮光カーテンのために中の様子がよく分からない。そこから横へ回り込み、カーテンに隙間ができているのを見つけて、背伸びをしてようやく建物内部の様子を伺うことができた。
「……!」
高い舞台の上に並び、歌っている数人の若い女性は、全員が普通の合唱団やコーラス部員とは違う雰囲気を漂わせていた。服装は皆ばらばらの私服で、誰もおかしな服を着ているわけではなかったが、濃い色のアイシャドウを目元がぎらつくほどたっぷりと塗り、チークも特殊メイクでしか使わないような寒色のパウダーを頰に付けて、その異様な印象そのままの無表情で大きな口を開けて歌っている。
まるで自分の意思を失ったようなその顔と視線が合いそうになり、千里は慌てて顔を下に引っ込めた。

身を屈めたまま小走りに駆けて建物の裏へ回り、中の人間に気付かれず侵入できそうな入り口を探す。白い外壁に沿って視線を上げると、2階の窓にわずかな隙間が開いているのが目に入った。
(……よし!)
左腕を勢いよく斜め下に突き出し、手首の甲側に着けたデジタイザーを制服の袖先から露出させて、変身コードを入力する。
「インストール! メガレンジャー!」

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Author:鳥籠
管理人の名前も鳥籠。
2chエロパロ板のヒロピンスレでの活動を経て個人ブログを立ち上げました。

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