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2009-09-06

寄生虫・続(5)

そしてついに、自らの愛液だまりの上に膝をついてしまったホウオウレンジャーにゴーマ族の嘲りが浴びせられる。
「どうした? まっすぐ立っていることもできんのか?」
「た…立てるわ…!」
相当な気力を触手に吸い取られてしまい、体が水を吸ったように重かった。
「くうっ!」
触手に締め上げられた乳房を庇おうとすると、上体が崩れて地面に手を着いた。四つん這いになった。そして、四つん這いのまま搾乳責めが続けられた。
「は…はあんっ! うあぁあっ! 待って! 立つ…立つからぁ!」
ホウオウレンジャーは地面を掻き毟りながら、まるで種付けを待つ家畜のように愛液を垂れ流した。
「お、お願いやめて…! んはああぁっ! あっ!」

やっとの思いで上体を起こしたときには、女の子は泣くのをこらえるように目を覆って横を向いていた。
「降参か?」
掻き消えそうな意識の端でガラの声が響く。
「た、立つ…! 立てる…!」
「良かろう、立たせてやれ」
一体のコットポトロが走り寄ると、身長ほどの長さに伸ばしたまま地面に投げ捨てられていたダイレンロッドを拾い上げ、両膝立ちのホウオウレンジャーの股下をぐいと潜らせた。
「あっ!?」
背後に駆け寄ったもう一体がロッドの端を掴み、ロッドが両側から同時に力任せに引っ張り上げられた。
「あっ、いっあああっ! んあああ!」
股間への強烈な衝撃にホウオウレンジャーは絶叫した。さっきまで触手スーツに上半身だけを延々と嬲られ、下半身は愛液を分泌するばかりで放置されたままだったのだ。焦らし抜かれた股間に食らわされた金属棒の一撃は、押し当てられただけとはいえ女戦士を屈服させるには十分な威力だった。
「う… っうう…!」
脳で発せられた電撃に目の前が暗くなり、しばらくの間視聴覚を失ったほどだった。

ホウオウレンジャーは、前後に立ったコットポトロが支えるダイレンロッドの上に座り込んだ形になっていた。立つしかなかった。
立ち上がっても、ダイレンロッドは股間に食い込んだままだった。これでは先程までのように足を閉じることなどできる筈がない。
股間の金属棒が、ぬるりと滑った。
「ひっ!」
ロッドが、前から後ろへ、後ろから前へとコットポトロ達の手によってゆっくり往復し始めた。
「は…っ…! う…動かす…なぁ…っ! 動かさないでお願いぃ!」
ホウオウレンジャーは人質のことも忘れて懇願した。ダイレンロッドを前後に動かされ、また回されるたび合金製ロッドの継ぎ目や飾りが局部を擦りまくり、噴き出す愛液がロッドの表面に満遍なく塗りたくられていった。
赤いロッドに金で施された装飾が、秘裂の内側の熟れきった粘膜に咥えこまれ、愛液まみれのスーツでピカピカに磨き上げられる。往復運動を続ける金属棒の上で、ピンク色の戦士は悩ましげに身をくねらせた。
身を守るスーツに胸を犯され、敵を倒す武器に性器を犯されるという屈辱的なプレイがホウオウレンジャーを絶頂へと押し上げていった。
「ひはあっ! やめ…やめぇ~ッ!」
前屈みになり、両手でロッドを掴んだ。必死で往復運動を止めようとしたが、手の平が粘液でヌルヌルと滑り、ロッドは動き続けた。
「そうか、そういうつもりか」
ガラがにやにやと笑いながら声を掛けた。「抵抗しないと言っておきながら、武器に手を伸ばすとはな…」
「そ…んな…」
完全な言いがかりだが、今のホウオウレンジャーには反論の言葉さえ思いつかなかった。約束の1時間、快楽責めに対し立っていることができなかったのだ。すでに勝負に負けたのである。もはや、人質を助けるにはゴーマのなすがままにさせるしかなかった。

次へ
2009-09-06

寄生虫・続(6)

「まあいい… 見ろ、どうやらお前のお仲間が助けに来てくれたらしいぞ」
「ええっ!?」
(みんな…)
諦めかけていた精神に希望の火が戻った気がした。長時間の屈辱と引き換えに、仲間が来るまでの時間を稼ぐことができたのだ。

だが、そこにあったのは残り4人のダイレンジャーではなく、バイク型移動用マシン、キバーマシンの姿だった。ホウオウレンジャーが乗る機体であることを示すピンク色のカウルに鳳凰の装飾が施されている。そして今、車輪には鎖が巻き付き、怪力のゴーマ幹部、ザイドスによって鎖を地面へ釘付けにされてしまっていた。自律的に動けるキバーマシンが他の仲間に先んじて到着したところを捕獲されてしまったのだった。
「立ってられないのなら、座らせてやるぜ」
ザイドスはマシンから手を放すと、足音荒くホウオウレンジャーに近付いた。
「…え? ええっ?」
括られた両手と首を乱暴に掴まれ、虚脱状態のホウオウレンジャーは、地面に固定されたキバーマシンのもとへ引きずるように歩まされた。

低く駆動音を立てる、泥に汚れたキバーマシンの座席には、汚れた毛皮のような物体が被せられていた。
「さあ! ゆっくりしていきな!」
その様子を間近に見て、ホウオウレンジャーは先程の拷問の間にもなかった激しい恐怖を覚えた。毛皮のように見えたものの正体は、触手に寄生されたスーツと同様、いやそれ以上におぞましい拷問器具に作り変えられた、表面を肉の柔突起に埋め尽くされたキバーマシンの座席だった。
「嫌…! そんなっ…!」
座席の上面にびっしりと生えた半透明のミミズ触手が、近付いた餌を求めて一斉に動き出した。
(あんなものの上に座らされたら…!)
躊躇する間もなく、ザイドスがホウオウレンジャーの肩と腰を掴み、キバーマシンの真上に掲げ上げた。
「うああああ…っ! あああ…っ! は、や…やめ…っ!」
じたばたと足を動かして暴れ回ったが、無駄だった。
ブジュウウウゥッ!
細かな触手で覆われた座席の上に、ホウオウレンジャーは股間から勢いよく落下し、ハンドル部に顔面を叩き付けた。それと同時に大小様々な触手の群れが下半身に巻きつき、吸い付いて座席に密着させた。
「いやぁあああぁ~っ!」
数秒後には、膣や肛門、尿道口に至るまでスカートの内部が完全に触手に埋め尽くされた。

触手の動きに加え、キバーマシンの激しい振動によってホウオウレンジャーは一瞬にして絶頂を極めさせられた。
柔らかい身体が曲技のように仰け反り、ガクガクと痙攣する。ハンドルを握ろうとした手はマシンの側面で指先まで触手に埋まり、太腿は吸盤で機体に吸い寄せられ、拷問機械と化したマシンに騎乗姿勢で縛り付けられたホウオウレンジャーに一切の抵抗の手段は残っていなかった。
「うはああぁあっ! 助けて! た…ッあああ~っ!」
言うまでもなく、上半身の触手スーツも全く活動を弱めていない。そしてスーツには犯されることのなかった手足さえが、今は触手陵辱の対象だった。首から下、本当の全身を休みなく触手で嬲られる感覚にホウオウレンジャーはもう自分の身体がどこに行ったのか分からなかった。

スカートの内部ではスーツとマシンからそれぞれ生えた触手が絡まり合い、腰をわずかにも機体から引き離すことを許さないでいた。そして、その座席の中央から、勃起した男根に似た形状の触手がミチミチと立ち上がる。
「んぐああああぁぁっ!」
股間をシートに押し付けられたまま、極太の男根を徐々にゆっくりと咥え込まされていく。先太の突起が、バイクの振動によりブルブルと振動しながら挿入され一気に子宮口にまで到達する。入り口までしか侵されていなかった裂け目をスーツごと割り開かれ、身体の内側をズルズルと貫いていく触手の乱暴な侵食にホウオウレンジャーは首を振りたくって泣き叫んだ。
狂った機械は激しく振動し、搭乗者の身体をグチュグチュと前後へ、左右へと揺らす。その度に襞の内側にまで分泌液が擦り込まれ、全身が燃え尽きてしまいそうな快感が身体の中心を突き抜けていく。
「ぐぅっ! 抜いてぇ! ぬ…ぅぁ…あぁっ!」
肉の絨毯に沈められていた身体が突然、触手の群れに押されてゆっくりと引き上げられていく。しかし粘液でぬめった太い触手が膣から引き抜かれる寸前のタイミングでその動きは停止してしまう。そしてまた、挿入……
「うぅ…っぁああ… あぁああぁ〜っ!」
重力に従って身体が沈下し、極太の肉筒へヌルヌルと腰が沈められていく。もう狭い裂け目に異物を咥えこまされる苦痛は消し飛び、強烈な快楽と被支配感だけが下半身から生まれてくる。その後数回の抜き差しを経ると、一往復ごとに絶頂がやってくるほどに身体の感覚が作り変えられた。
何度イッても連続絶頂は止まらなかった。ホウオウレンジャーは断末魔の悲鳴を上げ続けた。

「そろそろ1時間。人質は返す」
薄れゆく意識の中でガラの声が聞こえた。
「うああっ! いっひあああぁんっ!」
「もう貴様に用はない。町に居る残りのダイレンジャーを片付けるとしよう」
(そ、そんな…)
「貴様はそこで自分の乗り物と遊んでいろ」
「ひいっ!…ひきょ、卑怯お… んうっ! ふあああああっ!」
ようやく口をついて出た声も、もはや言葉にならなかった。ホウオウレンジャーはスーツの中も外も触手にまみれたまま意識を失っていった。

(完)
2009-09-23

活動状況など

2chエロパロ板で連載状態になっていたSS、三人官女×ホウオウレンジャーがやっと完結しました。
その前に書いた、「寄生虫・続」のさらに後日談編と合わせてこちらに転載します。
2009-09-24

リンクについて

他サイト様へのリンクです。
2014年10月、URLを修正、「暗黒に染まる境界」を追加、「PSH」を削除(閉鎖のため)しました。
2016年1月、「legendheroine」「スーツ姿の戦隊ヒロインをリョナるブログ」を追加しました。

THE ICBM
この業界の老舗、サワキさんのヒロピン小説サイト。一昔前のヒロピン小説には欲望のままに書かれた作品が多かったものですが、サワキさんはそこに文学の香りを持ち込んだ開拓者です。少し前までは自分も単なるお客さんの一人でしたがサワキさんの影響で作る側になりました。

Sentai Suit Fetish
ジェイさん主催の戦隊スーツフェチサイト。ヒロインよりヒーローのピンチが多かったりしますが、スーツ好きだからキニシナイ!

暗黒に染まる境界
ダイレンジャーの女性怪人、イヤリング官女をこよなく愛し続けていることで有名な地獄の右大臣さんのサイト。以前から存在は知っていましたが、直接交流することになるとは思いませんでした。

legendheroine
アイコラ&小説で攻めるmengeleさんのサイト。fc2ランキングでいつも当サイトの少し上に位置する人気ブログです。

スーツ姿の戦隊ヒロインをリョナるブログ
その名も「ホウオウ好き」さんの小説サイト。Twitterに参加されたのを機にリンクしました。
2009-09-25

逃鳥(1)

「寄生虫」「寄生虫・続」の後日談となるストーリーです。
本ページの挿絵はベルダン様より頂きました。



ホウオウレンジャー・天風星リンが自宅で一人暮らしに戻れるまでには月日を要した。
戦士としての鍛錬を積んできたとはいえ、それだけでは対処しようのない精神と肉体への執拗な攻撃を二度にわたって受けたことは、リンの心を見えない部分で蝕んでいた。
ゴーマの本来の狙い、ホウオウレンジャーの精神を攻撃し戦えないようにするという目論見はまずは失敗したといっていいだろう。あの一件の後も仲間との信頼関係やチームワークに乱れが出るようなこともなかった。しかし長時間にわたってたっぷりと触手の快楽を覚え込まされたリンの身体と精神には、倒錯した部分が傷跡のように残ってしまっていた。



シャワーを済ませ、長い髪を乾かしたリンは、自室のドアやカーテンを全て締め切ると、ふうと溜息をついた。そして着ていたバスローブを脱ぎ捨て、オーラチェンジャーだけを両手に装着し、部屋の中央に立った。
「気力… 転身!」
気力のスパークする光が収まり、ホウオウレンジャーの姿となったリンは、手足を軽く曲げ伸ばして全身を満遍なく締め付けるスーツの感触を確かめた。そして壁際のクローゼットを開け放ち、扉の裏の等身大鏡に全身を映した。
白とピンク色に輝く戦士の姿がそこにあった。それはこれまでと変わらない。ダイレンジャーの力を得て間もない頃、自宅でこっそりと転身した自分の姿を鏡に映して軽く見とれたこともあった。しかし今はその意味が違っていた。裸の身体にぴっちりと密着した光沢スーツは、もはやただ戦うための衣装には思えなかった。
これまでホウオウレンジャーを苦しめた触手は、装着者の目の届かない狭いスーツの内側で攻撃を仕掛けていた。ホウオウレンジャーにしてみればスーツ自体に犯されていたも同然だったのだ。自分の意思では脱ぐことができないスーツに何時間も蹂躙され続けた記憶は今も消えていなかった。
道士・嘉挧によって触手蟲の卵や細胞すべてがスーツから除去された後も、スーツを着たままじっと立っていると、今にもスーツ内壁がざわざわと動き出しそうな予感に囚われる。必死で戦っているときには忘れていても、こうして自宅でスーツに包まれた自分の姿を見つめていると、何千何万という微細な肉突起で全身の性感帯を同時に責められ、やがて戦士としての誇りも何もかも忘れて快楽に飲み込まれてゆくあの感覚が蘇り、異常とは知りつつも身体が疼くような興奮に襲われた。

スーツの中で全身がしっとりと汗ばみ、下腹部が熱かった。鏡に向かって短いスカートを恐る恐るたくし上げると、その下にはすでに身体の奥から溢れた液体によってくっきりとした染みができてしまっていた。

dokidoki_thumb.jpg

(あぁ… 想像しただけで… こんなになってる…)
濡れたスーツの張り付いた秘裂の上端には、普段のおそらく倍以上に膨らんだ肉豆が浮き出していた。知らず知らずのうちに、右手の指がその膨らみに添えられていた。
「くっ、う…」
触った部分に軽い電撃が走る。包皮から剥き出された敏感な突起が極薄素材のスーツに押し付けられ、スーツのその部分が性器そのものであるような感度になっていた。グローブで包まれた指先でそっと押さえると、摩擦の少ない特殊繊維の裏地が粘膜の上をヌルンと滑らされて、思わず前屈みになってしまう。
スカートの裾を掴んで持ち上げていた左手がやがて胸へ伸びた。白いスーツを胸の先端が内側から押し上げている。まだ勃起の度合いの弱い乳首はスーツ越しには指で摘めず、乳輪のあたりをゆっくりと揉みほぐした。
スーツの裏地を急所に擦り付けられ、ぬるぬると刺激される感触。意識と思考が徐々にあの凌辱の記憶に浸食され始め、腰の中が疼くような、切ないような気分に襲われて、背筋をまっすぐ保っていることができない。自分の身体を抱きしめた、光沢ピンクの戦士が鏡の中でもじもじと腰をくねらせた。
「どうしよう、こんなのやめないと…でも…」
ホウオウレンジャー・リンは荒い息をついて一人呟いた。
「最後までしないと…」


ベッドの薄い掛け布団を床へ落とし、白いシーツの上へタオル地のバスローブを広げると、ホウオウレンジャーはブーツも脱がずにベッドへ上がった。転身したてのスーツは清潔そのもので靴底の汚れを気にする必要はなかったし、そもそも自力では簡単に脱ぐことはできない。
さっき脱いだバスローブを腰の下に敷いて仰向けになり、大きく柔らかい枕の上にマスクで覆われた頭を乗せる。いつもの天井がバイザーを通してわずかに暗く見えた。枕の感触が後頭部に直に伝わってこず、また自分の鼓動が耳元に響いてくるのが、首から上をマスクに覆われていることを改めて意識させる。グローブ越しにベッドの枠を掴んでいる手も同じだった。ただ服を着ているのとは全く違う感覚が全身の皮膚に通っている。
両膝を立て、その谷間に両手の指を伸ばすと、敏感になった内股の感触がまずリンの背筋を強張らせた。そこから徐々に指を滑らせ、脚の付け根へと移動させると、さっき少し動いた時に肉の合わせ目から染み出した液体でスーツの内側が湿っているのが分かった。
(あ… 濡れてる…)
ギュッ…と、ブーツの中の爪先が丸まった。

鼠蹊部から陰阜まで、股間のゆるやかな凹凸をスーツが密封して、つるつるとした感触になった身体の上をグローブの指が撫で上げる。スカート、つまり胴衣の前垂れの生地がそれを覆い隠すように被さっているが、その軽さ、乾いた質感が物足りなかった。スカートだけではなく、白の胴衣全体が一か月前にはドロドロとした触手に寄生され、今触っている部分や胸に吸い付いてきていたのだ。その触手皮膜の層が取り除かれた今のスーツは、本来あるべき機構が失われてしまったようにも感じる。
スカートの上を指で押さえ付け、スカートの裏地を陰唇の上へ強く擦り付けると、ニチュッという音が聞こえたような気がして、肉の割れ目の中へほんの少しだけ白い生地が押し込まれた。
「んぅ…っ!」
マスクの中で声と共に荒い息を漏らす。スカートに、スーツに犯されているという感覚を再現しようとして、スカートのやや厚い生地ごと陰唇の上端の突起を強引に揉み込み、刺激しようと試みる。だが二重の布越しでは上手くいかず、あの日に触手スーツから受けたような巧妙な責めの感覚を再現することができない。胸も同じだった。左手の指で、厚く丈夫な胴衣越しに乱暴に乳首を抓り、揉み立てても、搾乳責めの一割ほどの快感さえ得られない。
体温や心拍数は高まってきているのに、放熱や通気性に優れたスーツは飽くまでも軽い着用感で身を包み込み、触手のような拘束感というものがまるでない。それがどうにも物足りなかった。
(駄目… だめ…! 全然違う……!)
いくらやってももどかしさは募るばかりで、ベッドの上のリンは寝返りを繰り返しながら両の膝を擦り合わせた。ごつごつとしたブーツの底がシーツに引っ掛かって裾を乱し、白いリネンを破きそうになる。
やがて、分厚い布越しの愛撫を諦め、ピンクのスーツが密着した太腿に再び指で触れた。
「っ…く…!」
触られている、という感覚。自分で自分を焦らしていたにも近い今の数分間のために、内腿の皮膚の感度が倍増したように思えた。
スカートの中は若干の汗をかいていた。汗と思われるものは両脚の間の裂け目からの湿り気を含んでいるはずで、リンはその湿りの元を確かめるようにグローブの指先で柔らかい肉の唇に触れた。
スカート越しに何度も乱暴に揉み立てていた陰唇の入り口は緩んでおり、今すぐ指を差し込んで欲しいと求めるかのようだった。もちろんそこはスーツのピンク色の皮膜で覆われているが、ごく薄く柔らかく作られた繊維製のスーツは何の抵抗もなく指を挿入できることが分かっていた。
(挿入…)
その言葉を具体的に思い浮かべた途端に、身体が更にかっと熱くなった。

(加筆中)

次へ
2009-09-25

逃鳥(2)

昂った身体を指で慰め、大きな染みのついたスーツの股にタオルを押し当ててしばし休憩した後も満足感がやって来ることはなかった。それどころか、スーツ越しの快楽の味を思い出した身体の要求は逆に強まり、触手に犯されたい、徹底的に嬲りものにされたいという思いは狂おしい欲求とまでいえるものになってきた。
「こんなのじゃ…駄目…」
乱れたシーツの上で寝返りを打ち、クローゼットの鏡に映る無表情なマスクを眺めながら、ホウオウレンジャーは呟いた。
自分の意志とは関係なく一方的に性感帯を蹂躙され、泣いても叫んでも快楽から解放されずに地面をのたうつ… そんな歪んだマゾヒズムを満たしてくれる存在は、リンが思いつく限りにはゴーマ以外に居なかった。

…… だがリンの欲求を一時的に叶えるものはたやすく見つかった。昔、酔った女友達が部屋に無理矢理置いていった新品のバイブレーターを、マンションのゴミ回収に捨てることもできず物入れの奥に仕舞っていたのを思い出したのだ。
ビニール包装を破り、紙箱から本体を取り出すと、それは手に取るのもためらうような毒々しいピンク色をしていた。いや、瘤だらけで亀頭の盛り上がった現実離れした形状がそう思わせただけかも知れない。テロテロ光る暗いピンクの表面は、むしろ体液で濡れたスーツの質感にそっくりだった。それに気付くと、ホウオウレンジャーは、この日のためにバイブが用意されていたかのような強迫的な想像に囚われ、卑猥なその形状から目が離せなくなった。
グローブの掌で恐る恐る握りしめるようにして、固い瘤のついた表面の感触を確かめてしまう。バイブは、長大ではないが太く節くれ立って、滑らかな触手よりもよほど凶悪な責め具に見えた。小瓶に入ったローションと、手の平に隠れるほどの円筒状の装置が箱に同梱されている。円筒に書かれた強・弱の印とスライダースイッチから、このバイブがいわゆるリモコンバイブであることがすぐに分かった。
スイッチを上へスライドさせると、バイブは「弱」でも強烈に振動し、胴体を波打たせ、鎌首を振り立てた。
「こ…こんなの… 普通の女の人が使うの…?」
だが、普通の方法では求めている物が得られないことは明らかだった。足元の床で生き物のようにうねり続けるバイブの本体をホウオウレンジャーは憑かれたように手に取った。

挿入の様子が鏡に映るよう、クローゼットの前に両膝で立ち、付属のローションをたっぷりとバイブに垂らすと、右手の平でシリコンゴム製の竿全体に塗り付けた。ピンク色のグローブにヌルヌルと粘りついた液体を拭きもせず、バイブ先端を短いスカートの下の秘裂に当てがった。深呼吸し、思い切って押し入れると、潤った唇は太く短いバイブを意外なほどすんなり受け入れた。
「ふ…ふぅうん…っ!」
鏡には、スカートの中に両手を差し入れて肩を上下させるホウオウレンジャーの姿が映っている。そろそろと立ち上がると、バイブは陰になって見えなかったが、太いゴムの塊が柔らかな肉や骨盤を押し開く感覚によって確実に存在を主張していた。極薄のスーツはコンドームのようにバイブ表面を包み込み、細かい瘤や突起の形までを膣壁に伝えていた。
挿入物の異物感は強く、股間を割り割かれる感覚のためにまだ前屈みでしか立っていられない。締まりの強い膣口は凸凹の多い亀頭部をみっちりと咥え込んでおり、乾電池を含めて重量のあるバイブが自重で抜け落ちることはなさそうだった。膝を震わせながらその場でゆっくり足踏みするとバイブが膣内でぐりぐりと動き、スイッチを入れていなくてもその感触だけで目がくらみそうになる。触手スーツに性器を責め続けられながら山道を歩き回っていた時の記憶が一気に蘇ってくる。
鏡の中でふらふらと歩く戦士を見ながら気付いた。触手に与えられる快感そのものではなく、何も知らない市民や子供の視線を浴びながら、触手まみれのスーツの内側を隠して快感に耐えなければならないことこそが触手スーツの拷問であり、自分がいま求めている責めであることを。
もはや、鏡に見られているだけでは我慢ができなくなっていた。荒い息をつきながらクローゼットを閉め、武器を差したホルスターの隙間にリモコンとローションの瓶をねじ込んだ。もう引き返せないところまで来ている事を自覚しつつ、転身しバイブを装着した格好のまま、鍵を持って玄関へと向かった。

音を立てないように扉を開け、隙間から廊下の様子を伺う。深夜に近いこの時間帯には廊下を通る人はなく、非常階段を通れば住人に見られることなくマンションの外に出られるはずだった。自宅の鍵を閉め、キーを郵便受けに隠すと、こっそりと廊下の端の階段室へ向かった。下腹部の違和感が「誰にも言えない秘密」を象徴していた。
先程鏡を見たときには、立っていれば股間のバイブは脚やスカートに隠れてぎりぎり見えないはずだった。しかし、実際は見えていた。前からも後ろからも、股間に突き刺さったダークピンクの筒の底部が見えていたが、発情したホウオウレンジャーには気付けなかった。
薄暗い電球に照らされた階段室の扉が音を立てて閉まる。装着した淫具の突端を意識しながらホウオウレンジャーはゆっくりと階段を降りた。やや硬いゴム製の亀頭が膣の奥をゴリゴリと擦り立て、一歩降りるごとに声が出そうになる。手で口元を押さえようとしてマスクに阻まれ、そのことが今変身状態である事実をさらに強く意識させてバイブの奥の臓器を熱く疼かせる。
マンションの中庭に通じる一階の鉄扉を開けたときには、その場に座り込んでしまいたいほど体力を消耗してしまっていた。しかし、ようやくこれからが快楽の始まりなのだった。どこへ行くかは決めていなかった。だが、ある期待を持って、ホウオウレンジャーはマンション敷地に隣接した駐車場へ向かった。

駐車場の暗闇の中にキバーマシンは待っていた。触手は拭い去られ、名馬を思わせる合金製のボディが輝いていた。
「ごめんね…この前だけじゃなく、またこんな事をさせて…」
柔らかい座席をしばらく撫で、やがてゆっくりと跨ると、体重で押し込まれたバイブがミチミチミチと胎内深くまで挿入された。
「あ…おあぁあぁ~っ!」
ホウオウレンジャーは浅ましい嬌声を上げて背筋を震わせた。同時に駆動を開始したマシンの爆音がその声を掻き消し、原動機の振動を騎乗者に送り込み始めた。体の奥まで響きわたる刺激は、文字通り子宮に届いていた。狭い膣内に収まり切らず数センチはみ出していたゴム製の淫具が底まで完全に埋め込まれ、亀頭部が子宮口を押し開けるまで到達していたからだ。
「す…凄…」
騎乗位の女戦士を乗せたまま、キバーマシンは半自動で走り出した。

転身し、キバーマシンを駆って単独行動を取ったことに道士なら気付いているかも知れない。だが今回はゴーマに襲われたわけではないのだ。通信機が鳴ればその場で引き返せばいい。怪しい車を追っていたとか言い訳もできる。
疾走するマシンの座席で、ホウオウレンジャーは高揚感に満たされていた。張り型の刺激で火照った身体を包み込む向かい風が爽快だった。
交通のない夜道をマシンはスピードを上げ、街の中心部へと向かっていった。いくら人に見られたいと言っても、自宅近くの平和な住宅街で騒ぎを起こしたくはない。転身した姿を見せて大騒ぎにならないような場所が必要だった。夜の歓楽街で、酔客の前に姿を晒す程度で十分に満足が得られるはずだった。

次へ
2009-09-25

逃鳥(3)

それまで数台の車とすれ違っただけだったが、ネオンサインの灯る一角が近づくと深夜の街に急に人通りが見え始めた。派手な機体と戦闘スーツが通れば必要以上に注目を集めてしまう。大通りから一本外れた暗い裏道をしばらく進み、ビルの谷間にキバーマシンを隠した。
「ふ…うっ…」
マシンから降りると、座面や太腿で挟まれていた部分はバイブの隙間から漏れた愛液でずぶ濡れになっていた。興奮したホウオウレンジャーの粘ついた分泌液は熱くなったマシンの側面まで垂れ、差し込む街灯に照らされてかすかに湯気を立てていた。
再びキバーマシンに詫びながら、ホウオウレンジャーは手近にあった紙で液体を拭き、道へと踏み出した。

裏通りには人影がなかった。人目のある場所に移動する前に、挿入するだけで満足しきっていたバイブレーターの本来の機能を今ようやく試そうとする。腰のホルスターからもどかしくリモコンを取り出し、スライダースイッチを「切」から「弱」へと上げる。
……ヴゥーン……
「あ…あぁ…っ! かは…ッ!」
瘤だらけのバイブが膣壁を抉り、肉襞を掻き回し始めた。とても立っていられなかった。ホウオウレンジャーは落書きで汚れたビルの壁に両手を当てて縋り付き、マスクの額をコンクリートにガリガリと擦りつけた。ただ押し込まれているのとは全く違う、瘤と亀頭の形状を思い知らされるかのような振動運動。今までバイクのシート上でその感触を楽しんできていながら、胎内で乱暴に暴れ回る淫具本来の攻撃には数秒と堪えられなかった。
「ひぁあっ! 止め…! 止めなきゃ…!」
暗い夜道に取り落としたリモコンをやっとの思いで拾い上げ、電源を切ったが、その直後も腰が抜けたようになり、膝を折って地面にへたり込んでしまう。
これでは耐える姿を見られたいどころの話ではなかった。ゴーマの生み出した責め具に勝るとも劣らないような機械に手を出してしまったことに後悔を覚えるが、同時に期待感のようなものが膨らんでくる。
機械の責めには、胸や陰部を焦らし責めしていた触手スーツのような陰湿さはなかった。スイッチが入っている限り、ただただ振動を続けるだけだ。人前でこんな物のスイッチを入れる勇気はさすがに出てこない。

今立っている場所は大通りに面した古いビルの裏側らしかった。どの階の窓も暗く、室内に人がいることを示す気配はない。屋上まで続く非常階段はこちら側にあり、柵を簡単に飛び越えることができた。7階建てほどのそのビルの、錆びた鉄製の螺旋階段をホウオウレンジャーは上っていった。

次へ
2009-09-25

逃鳥(4)

屋上に上がると、心地良い夜風が身体を吹き抜けた。両手を広げ、風のエネルギーを感じると、今からしようとしている淫らな行為が何かの修行であるかのようにも思えた。
ビルの端は金網製のフェンスで取り囲まれていた。柵の低い部分から下を覗くと、数十メートル下の大通りからは電飾の明かりと喧騒が屋上まで届いていた。歓楽街の様子を見ながら、ホウオウレンジャーは再びスイッチを入れた。「切」からほんの1ミリほど、できるだけ弱い振動でバイブが適度な快感を与えてくれるように…
「んっ…!」
耐えられないほどではなかった。ホウオウレンジャーはリモコンを握っていない左手で一度フェンスを掴んだが、やがて体勢を取り戻した。
「や…やっぱり… あの時とは違うけど…っ! き…気持ち……」
リモコンのスライダーをもう少し上げても、大丈夫だった。振動するバイブの底を指で押し、また握って左右に捻ると、膣奥の刺激され足りなかった部分に固いイボイボが押し当てられる。いつまでも弄っていたかった。
眼下にはホウオウレンジャーの痴態に気付くことなく浮かれる男女の群れがあった。直線距離ではそう離れていないにしろ、照明の点いていないビルの屋上にいるホウオウレンジャーに誰も気付くはずはなかった。こちらから大声を上げたり、物を落としたりしない限りは。
フェンスの向こう側には、人がフェンスにしがみ付いてやっと立てるほどの足場があった。ホウオウレンジャーはまずバイブのスイッチを切ると、フェンスを乗り越えて向こう側へと降り立った。

足元から、先程と変わらぬネオンの明かりが照らしていた。転身しており、もし落ちても重症には至らないとはいえ、数十メートルの断崖を足元にして、背後の金網から手を離せばすぐバランスを失って転落してしまうような狭い足場に立っている緊張感は並大抵のものではなかった。これは、快楽責めに耐えるための修行なのだ、と言い聞かせた。いや、ゴーマの罠に嵌められた過去に打ち克つための試練なのだ、と思うと、触手責めによって開発された異常な被虐心がまた疼き出し、右手のスイッチに力が込められた。
バイブはじんわりと動き出した。下腹部からやってくる快感を享受しながら、ホウオウレンジャーはスライダーをじりじりと上げていった。快感に負けて手を離せば転落という状況下、足腰が震え出すほどの愉悦が湧き上がり、身体がずり落ちないよう、両腕を伸ばして金網をしっかりと握り締める。足を広げて踏ん張っていたため、大の字で金網に縛り付けられているようなポーズになった。
ライトでも当てれば、屋上で磔にされたピンク色の戦士の姿が地上からでも見えるだろう。そしてその股間には太いバイブが深々と挿入されている。マスクの下で目を閉じ、ゴーマに捕らえられ性的拷問を受けている自分を想像しながら、リモコンのスライダーをミリ単位で上下させ、緩急をつけた責めを加えた。苦しげに身をくねらせ、息を弾ませて呟く。
「はあっ…! はあっ…! 卑怯なゴーマ! 私をこんな機械で駄目にしようだなんて…!」
イメージの中では女幹部ガラがリモコンを握っており、背後から指一本の動きでホウオウレンジャーを支配しているのだった。
『1時間耐えられれば解放してやろう。だが途中で力を抜けば…』
「望むところよ! 絶対に…! 負けない…!」
金網を持ったまま右手でリモコンを操作することは難しかった。フェンスを乗り越える前に気がつくべきだったが、スイッチが入ったままリモコンを地上へと取り落とし、バイブを止める手段のないまま取り残される危険があった。だがその危機感が余計にホウオウレンジャーを燃え立たせた。
「んっ! くうぅっ! この程度じゃ私は倒せないわ! こんな…機械の責めなんかで!」
フェンスをぎゅっと掴むと、スライダーを「中」のあたりまで一気に上げた。
「はあぁああぁっ! うっはああっ!」
性器全体が悦びに震え、バイブの隙間から愛液がピッ、ピュッと噴き出した。
(駄目…大声を出したら…! それにビルの下に雫を落として…)
ホウオウレンジャーは必死で声を殺した。止まらない液の勢いに、バイブレーターが抜けて落ちてしまうのではないかとも思う。しかし肉襞に亀頭部をがっちりと食い込ませた極太のバイブはその程度では抜けなかった。力任せに金網を掴んだため、フェンスの上部が変形していた。
「気持…ち…いい…!」

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2009-09-25

逃鳥(5)

そのとき、背後でガチャリとドアの開く音がした。続いて、男のものらしき驚いた声。
見つかった!? 地上から見られていたのか? いつから? 何人? 誰かが通報を? 混乱した疑問が頭の中を駆け巡った。
この状況では逃げることも隠れることもできない。無人だと思っていたビルの屋上に人が上ってくることは全く予想していなかった。まずいことに、緩んだ手からリモコンが滑り落ち、音を立ててフェンスの内側に転がってしまった。これでは拾えない。バイブはまだかなりの強さで動き続けているのに…
懐中電灯らしき光がこちらを照らしていた。さっき軽い絶頂を迎えたばかりで頭もうまく働かないホウオウレンジャーにはどうすればよいか分からなかった。
「動くなよ、絶対そこから動くなよ、落ちられたら俺が困るからな」
若い男の慌てた声が投げかけられた。男はそろそろとホウオウレンジャーに近寄ると、フェンスの金網越しにホウオウレンジャーの頭から足元までを懐中電灯で照らした。
「っ…!」
「ダイレンジャー、だよな…」
「…っ! し、知ってるの?」
「あ、ああ…」
男の口調からはゴーマ族のような邪悪さは感じられなかった。何者かは分からないが、ダイレンジャーの存在を知っている人間であれば、言い訳のしようがあった。
「そっ、そのっ、ゴーマが! ゴーマの罠でこんな所に!」
どうにかしてバイブのスイッチだけを切り、立ち去ってもらえないかとホウオウレンジャーは理由付けを探した。
「ゴーマの罠、ねぇ…」
男は屋上に落ちていた、ローションの空き瓶とバイブのリモコンを拾い上げ、しばらく見比べた。
「おいちょっと待て、これもしかして…!」
ホウオウレンジャーはマスクの死角に遮られて、背後で男がリモコンを手に取ったことに気付かなかった。
スイッチを「強」に入れられた瞬間、ホウオウレンジャーは夜空に向かって叫び声を上げた。
「あぁ! あああああぁーーッ!! あ…んんー! んんううううーーッ!」
なんとか歯を食いしばって口を閉じたものの、今のは確実に地上に聞こえたに違いない。男があわててスライダーの位置を元に戻したためそれ以上のことにはならなかったが、フェンスは大きく捻じ曲がり、外側に向け傾いてしまった。
「と、止めて…! スイッチを切って…!」
ホウオウレンジャーは懇願した。バイブの動きが収まった後、フェンスをなんとか乗り越え、屋上の床へと倒れ込んだ。

コンクリートの上にへたり込んだまま、ホウオウレンジャーは苦しい言い訳を始めた。
「ゴーマの怪人にここに連れて来られて、この機械を入れられて…!」
「機械って、それがこのバイブか? それもわざわざこのビルの屋上で?」
男は、理解できないといったような顔で聞き返した。
「俺、ここの警備員なんだけど。今日はエレベーターも階段も誰も通ってないし、誰かが外の非常階段を上ってきた形跡があるんだよな…」
ホウオウレンジャーは出任せの嘘を見抜かれそうになり、しどろもどろになった。
「わ…分からない… 気がついたらここに居たから…」
「ていうかなんで自分でリモコン持ってんだよ。拷問の意味ねぇだろ」
「それは…あの、人質を取られて… 自分で…」
震える声で答えるホウオウレンジャーに、男は、しょうがないなという風に言った。
「だいぶ前だけどな、ホウオウレンジャー見たことあるんだ。山に遊びに行ったときな…」
「えっ…!」
「キャンプ場の売店前で、さっきみたいに一人でイキまくってたよな。あれはバイブ入れられてたんだな。」
その時入れられていたのは触手だったのだが、肯定も否定もできないでいた。
「あの後に俺、ゴーマの奴らに今日見たことは言うなって口止めされて、カメラも取り上げられてな… だから信じるよ、毎回そういう事されてるんだろ」
「ま…毎回は… ちが…!」
「今日のことも人には言うなって言われるんだろうしな… せめて記念に色々聞かせろよ。プロフィールとかさ」
プロフィール… リンがホウオウレンジャーである事を、仲間以外には教えてはいない。
「そうだ、一瞬でいいんで変身を解いたところが見たいな」
「そ、それは…」
転身する前に全裸だったことを思い出した。絶対に転身を解くわけにいかない。
「言っとくけど、コレ、遠慮なく使うぜ」
男は手に取ったリモコンをホウオウレンジャーに見せ付けた。

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2009-09-25

逃鳥(6)

バイブのスイッチが入れられるや否や、ホウオウレンジャーは悲鳴を上げて屋上のコンクリートに倒れ込んだ。
操作しているのが一般人であろうと、バイブの威力は変わりなかった。何度経験しようと、振動する極太バイブの感触は順応できるものではなかった。
「それじゃ行くか… ホウオウレンジャー! お前の本当の名前は何だ!」
「んんぐうっ! 何をするの! い、言いません!」
下半身を痺れさせる強烈な刺激に立ち上がることができず、ホウオウレンジャーは横になったまま、自転車でも漕ぐように脚を滅茶苦茶に動かしてもがいた。
「言え!」
「いぃ…っ! いやぁ! やめて! 言えないぃ!」
強情な態度に、男はスライダーをゆっくりと上げていった。膣壁を通じて神経に響くだけでなく、モーターの不気味な振動音が強くなってくるのが聞こえた。
「言うまで強さ『強』だな」
「ぎいっ! やめてぇ! 本当にやめて! 死んじゃう!」
隙だらけの男がすぐ目の前にいるにも拘らず、意識が飛びそうなほどの局部責めに抗してリモコンを奪うことなどできなかった。そして股間に深々と埋まったまま振動するバイブを抜くこともできなかった。
グローブの指の間でツルツル滑るバイブを掴もうとして股間に指をこじ入れるたび、染み出てくる粘液がバイブの振動音に混じっていやらしい音を立てた。
「じゃあ… ダイレンジャーの基地のある場所はどこだ!」
「いやあぁ! 言えないぃ! はあぁうっ! それだけは言えない!」
それからしばらく、ホウオウレンジャーは男が尋問遊びに飽きるまで思う存分コンクリートの床をのた打ち回らされた。暗いビルの屋上で、懐中電灯のわずかな光の中、身体に密着したピンク色のスーツはボンデージ衣装のように鈍い光を放った。

「まあいいや、こんな事してると俺が本当の悪者みたいだしな」
正義の戦士が光り輝くスーツに包まれた身体をくねらせて苦しみもがく様をたっぷりと堪能した男は、うつ伏せになったまま身体を起こすこともできず荒い息をつくホウオウレンジャーの肩に軽く足をかけてみた。振り払う意思さえなくなったホウオウレンジャーを仰向けにさせ、胸の膨らみや張り詰めた太腿の感触を楽しんだ。ホウオウレンジャーは男の指が敏感な部分を這い回るのを感じたが、全身の疲労でどうしようもなかった。
やがて、男はホウオウレンジャーの両脇を抱えてフェンスに凭せ掛けると、落ちていた針金でぐったりとした両手首をそれぞれフェンス上方へと縛り付け、耳元で囁いた。
「どうやら、ゴーマも来ないみたいだしさ、軽く一発か二発やらせろよ。そしたら解放してやるよ」
一発やらせる、の意味がホウオウレンジャー・リンには理解できなかった。だが、男の手が股間のバイブに伸びた瞬間、本能的に危険を感じて、夢中で縛られた手を振りほどこうとした。
「ギチギチに縛っておいたからな。抜いた瞬間に暴れたりすんなよ…」
男の指が、ホウオウレンジャーの股間にきつく食い込んだバイブの端を掴み、ゴプッ、と音を立てて引き抜くと、膣内を満たしていたコップ一杯分ほどの愛液が奥から溢れてきた。
「んふううっ! ふぅっ! …うぅ…!」
拡張されっ放しだった膣から淫具を引き抜かれ、肩を弾ませて解放感に浸るホウオウレンジャー。フェンスに凭れて立ち上がりかけていたのが、下半身の脱力のためにまた膝から崩れ折れた。失神寸前だったはずの意識が急速に晴れていく。そしてすぐに、膣内の開放感を、妙に落ち着かないような空虚感が取って代わった。
太いバイブを咥え込んでいた秘裂は、異物が引き抜かれた後もしばらく口を開けた形のままで、物欲しげに唇をひくひくと開閉させていた。
「すげえなコレ… 変態だな…」
イボイボに粘液のまぶされたピンク色の擬似ペニスをマスクの前に突きつけられ、ホウオウレンジャーは無言で首を背けた。
「このスーツ、最高だな」
男はバイブが抜けた後の秘裂に人差し指を突っ込んでぐりぐりと掻き回し、コンドームのように指に吸い付く極薄のスーツ越しに、トロトロに熟した膣内の感触を確かめた。
「ふ、ふうぅーっ!」
バイブとは違う、意思を持って動かされる指の動きに触手責めの記憶がフラッシュバックし、自分でも不可解なほどに新たな責めへの期待が下半身を浅ましく疼かせた。
「あんだけイッた後のくせに、メチャクチャいい反応してんな。本物が欲しくて堪んねえんだろ」
「な…何を…! あおぉうっ!」
男の指先がスーツ越しにホウオウレンジャーのGスポットを捉える。バイブや触手にはできない巧みな責めで快感を引き出しながら、男はもう一方の手でズボンを下ろし、ホウオウレンジャーの胸のあたりに自分の性器を近づけた。
「う…ううっ…! やめ…!」
乳首の尖りを肉棒の先端で撫でられ、先走り汁がスーツの胸を汚した。勃起した陰茎を首筋やマスクに近づけられ、ホウオウレンジャーは逃れようと首を反らせ、それでもせり上がってくるペニスを避けようと、やむなく立ち上がった。
「よっと」
男は金網のフェンスを背にして立ったホウオウレンジャーの左脚を抱え上げ、バレエのように高く掲げさせた。柔軟な身体を活かした体位だった。
そしてスカートをめくり上げ露出した局部に再び指をこじ入れ、工業製品のサイズを確かめるように無造作に内部を点検した。
「いっ…!」
金網に凭れたまま片足立ちで倒れないよう踏ん張っていたホウオウレンジャーは乱暴な刺激に呻いたが、もはや完全になすがままだった。

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