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2009-12-03

装身具(1)

家を飛び出したコウを追って、山の手の緑地までやってきたリン。そこで目に止まったのは、山上の古堂に突き刺さった白い短剣だった。それは6人目のダイレンジャー、キバレンジャー復活のためにダイレンジャー・ゴーマ双方が探している伝説の宝剣・白虎真剣であった。

剣のもとへ駆け寄ろうとしたその時、物陰から飛び出してきた黒い塊にリンの体が抱え上げられた。
「…っ!」
黒い塊に見えたものは、髪の毛の束。真っ赤な装束を纏った怪人の頭部から長く伸びた髪がリンの腰に巻き付いていた。
「白虎真剣は渡さない!」
ゴーマ族の阿古丸が直属の部下として抱えている「地獄の三人官女」の一人、イヤリング官女だった。
残り二人もその横に姿を現し、リンに狙いを定めた。
「気力転身!」
リンは素早くオーラチェンジャーを作動させ、ホウオウレンジャーに転身する。そして体に巻き付いた髪の束をスターカッターで断ち切り、足場の悪い山道から広場へと飛び出した。

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2009-12-06

装身具(2)

姉妹である三人官女の連携攻撃がホウオウレンジャーを翻弄した。幹部直属の怪人達の戦闘力はかなりのものだった。一撃一撃が重く、速い。そして三方から繰り出される剣や棍をダイレンロッドで受け止めながら、わずかな隙を見つけて反撃しなければならない。死角を作らないよう常に動き回りながら、ホウオウレンジャーは必死の応戦を続ける。
こちらも全力で突き、蹴っているのだ。しかし戦闘員ならば一撃で昏倒させる渾身の上段蹴りでさえも簡単に受け止められ、全くダメージを与えられない。
(強い…! 1対3じゃ勝ち目がないわ…!)
鳳凰拳の素早い動きにも時間の限界がある。疲労と焦りが増していくなか、ホウオウレンジャーの動きにはいつものキレが無くなっていった。何とか間合いを取って戦おうとするが、三者から矢継ぎ早に技を仕掛けられ、攻撃の輪から割って出ることができない。

徐々に包囲の輪が狭められた。ホウオウレンジャーが立ちすくんだ瞬間を狙って、三姉妹が中央の標的へ次々と飛び掛った。
「覚悟!」
防御不可能な"三位一体拳"がホウオウレンジャーを襲う。
「ぐふっ! っくあぁ! うあーっ!」
容赦なく殴られ、斬られ、爆発を起こす光線波を浴びせられた。 スーツが火花を上げ、激しい痛みが全身を貫く。だがここで退けば手に入れる寸前だった剣を奪われてしまう。無駄な抵抗であっても攻撃を続けなければならなかった。
ホウオウレンジャーは痛む腕の力を振り絞り、目の前の敵に拳を突き出した。
「たあぁ!」
「フフッ、おそいおそい…」
指輪官女はホウオウレンジャーの貫き手を片手で受け止め、グローブに包まれた細い指を撫でる。
「キレイな指をしておる… 拳の使い手とは思えぬほど」
握られた手首を振りほどこうとしたが、びくともしなかった。
「な、何言ってるのよ! はっ!」
蹴りを放った瞬間、手首を取られたまま背後に回られ、両手を腰の後ろで揃えて抑えられてしまう。
「く…くっ!」
ホウオウレンジャーは次の衝撃に身を固くして備えた。
だが、攻撃はなかった。両手を抑え付けていた指輪官女の体がふっと離れた。
「!?」
振り返ろうとして、強い違和感を覚える。手が動かない。いや、動かないのではなく、背後で手錠を掛けられたように両手のひらが腰の後ろで固定されてしまっている。
「な、何!? これっ!」
そして、手錠ではなかった。左右の親指に指輪がきつく嵌まっている。それらがスーツのベルト部分の一箇所に吸い付き、上半身の動きをほとんど封じられてしまった。
「わらわの指輪、ありがたく受け取りや」
引っ張ったくらいでは簡単に外れそうもなかった。これでは鳳凰拳本来の戦い方ができない。腰に帯びた武器を取ることもできなくなってしまった。
(でも…まだ脚がある!)
跳躍し、山上への行く手を阻むネックレス官女に飛び蹴りを放とうとした。
「はァ!」
それを待ち構えていたようにネックレス官女がこちらに突き出した手から光の輪が発せられる。そしてそれがホウオウレンジャーの首に巻きつき、絞めつけた。
「う…ッ!」

着地したとき、ホウオウレンジャーの首には金属のネックレスが嵌められていた。縛められた両手では当然外すことができない。そのネックレスが音を立てて縮んだ。首に食い込んだそれは見た目以上の威力を持つ拘束具となってホウオウレンジャーを地に這いつくばらせた。
「んぐぅッ! …っグふ…!」
気管や声帯が押しつぶされ、まともに呼吸ができず、そして声が出せなくなった。呼吸を整え、喋ろうとしても口から出るのは痴呆の様な呻き声だけである。
「ウ…ぁっ…!」
(く、苦しい…! これは…まずいわ…!)
動かせない両手を解放しようとして、ホウオウレンジャーは必死で身をくねらせる。だが親指に食い込んだ指輪は緩む気配もなかった。動けば動くほど息苦しさは増し、普段は意識しないマスクの密閉感から逃れたくなってしまう。ホウオウレンジャーは地面で土煙をあげながら七転八倒を繰り返し、その音でか細い呻き声は掻き消されてしまうくらいだった。

次へ
2009-12-06

装身具(3)

「んぐうっ、ふう…っ」
地面に転がったホウオウレンジャーを見下ろして、最後の仕上げとばかりにイヤリング官女が近付いてくる。
「わらわからは、真珠のイヤリングをプレゼント…」
ホウオウレンジャーのマスクには耳は露出していないが、とにかくこれ以上の拘束具を装着させられれば、もう何の抵抗もできなくなってしまう。ホウオウレンジャーは地面を蹴って立ち上がるなり反対側へと駆け出した。
しかし、それを予想していたかのようにイヤリング官女の髪が長く伸び、ホウオウレンジャーの胸から腋を背後から締め上げ、空中へと吊り上げる。
「んふうっ! んぐう~っ!」
赤く光る妖力が黒髪を通じてピンク色の身体へ流れ込んでゆく。髪に触れているところから電気を流されたような灼熱感と痺れが広がり、気力と妖力が反応してスーツの表面で爆発を起こした。居ても立ってもいられない苦しさにホウオウレンジャーは空中で海老反りになって叫んだ。
「んふうあぁっ! うおあああぁ~~!」
ネックレスで首を絞められたままの絶叫によって、狂人のような声が咽喉からあふれ出した。
複数回の爆発が収まった後も、体に流れ込み続ける妖力がホウオウレンジャーを責め苛んでいく。悪意を持った電流、という表現がぴったりだった。微細なカミソリの刃が血管や神経に注入され身体を駆け巡る、そんな種類の鋭い痛みが頭から指先まで満遍なく突き刺さっている。電撃に手足を引きつらせ折り曲げるたび、血管を内側から切り裂かれる苦痛が全身を襲う。
(い……痛い! 体が…千切れる! やめて!)
「おやおや、そんなに流すのかえ? それ以上やるとこの娘、気が狂ってしまうやもなァ…」
姉たちの台詞を意識の端で捕えながら、ホウオウレンジャーは激痛と息のできない苦しさに脂汗を流して身悶えた。

やがて髪の拘束が緩み、身体が地面に下ろされた。ぐったりと座り込んだホウオウレンジャーの脚を開かせ、その股の間にしゃがみ込んだイヤリング官女の指先に小さなアクセサリーが抓まれている。
「ふふ…」
何をされているのか、半ば気絶状態のホウオウレンジャーにはすぐには分からなかった。イヤリング官女はホウオウレンジャーの局部に左手を添え、二本の指でスーツごと陰唇を開かせたまま、割れ目の上端を右手の指でくにくにと刺激した。苦痛に喘ぐ女戦士の、身体のその部分だけが細かな愛撫にわずかに反応し、スーツ越しに確認できる程度の小突起がイヤリング官女の指に触れた。
包皮に包まれた小さなクリトリスを、イヤリング官女の指が器用に剥き出しにした。
「…っ」
神経の塊のような敏感な部分が、滑らかなスーツの裏地に直接触れる感触にホウオウレンジャーは意識を取り戻した。だがその瞬間には、小さな真珠のぶら下がった金属製のリングが、スーツ越しにクリトリスに嵌め込まれていた。
(…何? 今度は何なの!?)
男のペニスに装着するコックリングのように、真珠のイヤリングはクリトリスを勃起状態、それも包皮が完全に剥けた状態に保ったまま根元から締め付けていた。
「んぅ…! うっ!」
ホウオウレンジャーは身の危険を感じ、あわてて立ち上がろうとした。足を動かそうとすると、スーツの引きつりに合わせてリングが引っ張られ、それは当然クリトリスを引っ張り、折り曲げる動作に繋がってしまう。鋭い痛みと、染み出すような快感を堪え切れず、ホウオウレンジャーは腰を震わせ、苦し気な声を何度も上げながら立ち上がった。

(なんてこと…!)
真珠が白いタイトスカートの陰でぷるぷると微かに震えていた。真珠に結び付けられた真珠が。敏感なクリトリスにとっては重荷過ぎる装飾のせいで、内股で前屈みになってしまう。もちろん、両手は腰の後ろで指輪に固定され、首にはしっかりとネックレスが食い込んだままだ。
(駄目…! こんなんじゃ戦えない…!)
「ほっほっほ… その窮屈なドレスにはお似合いのアクセサリーよ!」
「うっ…」
勝ち誇った三姉妹の嘲笑に、ホウオウレンジャーは前屈みのままで後退する。
「お望みなら、イヤリングはまだ二つあるわ… その胸の先に、パチン、パチンと…」
「ふぅう~っ!」
ホウオウレンジャーは恐怖と屈辱に耐えかねて逃走を図った。とは言うものの、この状態で走ることなどできるはずがなかった。リングにあしらわれた小さな真珠は重りとなってクリトリスを引っ張り続けるだけでなく、走り出そうとするとその弾みで跳ね上がり、腫れ充血した突起を叩く。それらの痛みと快感が足枷となってまともに歩くことすらできない。スーツの上から身体の数ヶ所をリングで固定されただけで、身体に密着したスーツは脱出不能の拘束衣と化してしまった。
ホウオウレンジャーは広場の端の茂みの中に倒れこむように駆け寄り、野草と低木に覆われた急な坂を滑り落ちた。

次へ
2009-12-27

装身具(4)

先程の広場からは遠く離れた森深い山道にホウオウレンジャーは転がった。短時間のうちに受けた集中攻撃のダメージからこのまま気を失ってしまいそうだったが、この非常事態ではそれだけは避けなければならなかった。
ホウオウレンジャーの戦闘能力を奪ったことを確信した三人官女はもう追って来なかった。倒れた姿勢のまま呼吸を落ち着け、意を決してようやく起き上がる。
「んん…っ…」
三人官女に奪われたであろう白虎真剣を取り戻さなければならない。だが歩くこともままならないこの状態でそれができるのか。現場に戻ることで仲間に剣の場所を教えることはできるかも知れないが、三人官女に見つかればあの攻撃の続きに耐えられる自信はない。何にせよ、仲間と合流しなければならなかった。
だが、先程の戦闘で身体に流し込まれた濃厚な妖力は今もなお身体を巡っており、仲間達が感じ取れるはずの彼女の気力を覆い隠してしまっていた。そして手を封じられ、喉を締め上げられて、通信機を使うどころか口をきくことすらできない。イヤリングで淫らに括り上げられた陰核は相変わらず、足を大きく動かすたびに腰骨のとろけそうな快感を発してくる。悪夢のような状況だった。
剣のもとへ戻るべきか、自力で山を降りるべきか、またそれとは別にコウを探し出し安全を確認しなければならない。何をどうすれば良いかわからないままに、ホウオウレンジャーは悔し涙を流しながら歩き出した。

日の光が木々に遮られて暗く、狭い視界と混濁した意識のために何度も転び、そのたびに気を失いかけた。しばらくすると、曲がりくねった山道を登っているのか降りているかさえも段々と分からなくなっていった。秘所を自分のスーツで弄り回されながらホウオウレンジャーは山道をあてもなくさ迷い歩いた。

・・・・・・

木々の重なりが晴れ、車の音が聞こえ始めた。どうやら山を下りてきてしまったようだった。山道が途切れた先に、植え込みに囲まれた小さな公園がある。公園の隅に公衆便所を見つけ、ホウオウレンジャーは身を隠す場所を求めて駆け込んだ。

女子トイレの鏡は割れ、床は土で汚れていたが、ひとまず落ち着いて休むことのできる場所だった。ホウオウレンジャーは縛られた手でどうにか個室のドアを空け、洋式便器の冷たい便座に浅く腰を下ろした。
「う、んふぅ…」
体のあちこちが痛むが、真珠のイヤリングの刺激から解放されただけでも上出来だった。今のうちに何とかして拘束具の一つでも外すことができれば捜索か戦いに戻ることができる。
武器を提げていた腰のホルスターに目をやり、愕然とした。武器がない。三人官女に奪われたか、ここまで来る途中で落としてしまったらしい。切れ味鋭い刀や槍があれば、何とかして指輪やネックレスを断ち切ることが出来たかもしれないのに。
指輪をベルトから外すことはできないかと試したが、駄目だった。またベルトはスーツの胴衣と一体になっており、腰からずらすことも引き千切ることもできない。そして、転身を解除することがどうしてもできないのだった。ゴーマの責め具を嵌められたスーツはもはや身体拘束のための衣装と化してホウオウレンジャーの全身にびっちりと吸い付いていた。
数分間の努力の後に分かったのは、拘束を一つでも外すことは自力では不可能だということだった。

次へ
2009-12-31

装身具(5)

(とりあえずは、この、リングが嵌まったのをどうにかしないと…)
ホウオウレンジャーは上半身を折り曲げて、スカートの下で冷たく光る真珠飾りをじっくりと観察した。
イヤリングは、膨らんだクリトリスの根元に食い込んではいるが、がっちりと固定されているようではなさそうだった。多少の痛みを覚悟すれば、外せるかもしれなかった。
(何かないかしら…針金とか…)
個室の中を見回す。個室にはトイレットペーパーが備え付けられておらず、座っている旧式の便器以外には、荷物を置くための小さな棚板が突き出しているだけだった。ただアルミ製のその棚板は角が尖っていて、イヤリングの部品のどこかを引っ掛けることができそうだった。
(もう、これで…)
ホウオウレンジャーはそろりと立ち上がり、ちょうど腰の高さにある棚板の角の部分に前から跨った。真珠のイヤリングがアルミ板に当たって、チンと乾いた音を立てた。割れ目をなぞるようにして、棚板の尖った角をクリトリスの根元部分に擦り付けた。
「ふ…ん…っ!」
剥き出しのクリトリスを皮膜一枚で包む、分泌液で濡れた極薄のスーツが角をヌルリと滑った。
「んぅ…! っう…お…っ!」
スーツ越しとはいえ、普段より敏感なクリトリスを引っ掻いてしまった衝撃で、全身に快楽性の電流が走り抜けた。後ろ手に固定された手の指がピンと伸び、爪先から頭までがブルブルと痙攣した。少量であるが愛液が噴き出し、棚板の下へ滴り落ちた。
傍から見れば「軽くイッてしまった」と表現するのが適切な生理反応である。拘束具を外すという目的を除けば、やっている事はオナニーと何ら変わらない。情けなく思ったが、誰が見ているわけでもない。ホウオウレンジャーはもう一度注意深く同じ動作を試みた。
「ん…ん…!」
確かに、クリトリスを取り巻く金属製のリングを角に押し付けることができている。だが、やはりクリトリスが膨らんでいて簡単にはリングを抜くことができない。再び、力余って、今度は膣の割れ目の内側部分を金属板で強く擦り上げるような形になってしまった。鈍く持続する快感に目が眩む。立つ位置を変え、リングの反対側を押し付ける。
何度か繰り返すうち、指輪と同じく今の状態でこの真珠のイヤリングを外すことは無理だという事に気付かされた。だが、止められなかった。今現在状況を改善するためにできる努力がこれだけなのだと自分に言い聞かせながら、棚板の角に性器を押し付けること自体がすでに目的になっていた。だが無理もない。さっきから身体を循環し一向に消失しない妖力のために、全身の神経線維を無数の細かい虫が這い回っているような苦痛、不快感が一秒の途切れもなく続いているのである。その苦しみから逃れる方法といっては、拘束具がもたらす快感を貪り続けることしかないのだった。
小さな板に向かって腰を振り立て、声を上げながら何度もイきまくった。そのたびに快感は増し、妖力に由来する苦痛が引いていくように思われた。

「そんなに気持ち良いか」
突然、女の声に耳元で囁かれ、夢見心地のホウオウレンジャーはぎくりとして腰の動きを止めた。
「イヤリングに焦らされて我慢できずに、はばかりに隠れて当て掻きとは…」
幻聴や空耳ではなかった。背後からでなく、首筋から響いてくるその声の主はどうやらネックレス官女だった。誰にも知られずにオナニーに浸っていたつもりが、ネックレスを通じて苦しげな甘い喘ぎを最初から最後まで聞かれていたのだった。あまりの恥ずかしさに、赤くなるどころか顔から血の気が引いていく。
「うっ、う…!」
「お前がそんな事に夢中になっている間に、白虎真剣は無事われらゴーマのものに…」
「ふううぅっ!」
ネックレス官女の台詞が追い撃ちのようにホウオウレンジャーを打ちのめす。ショックで目の前が真っ暗になり、脚の力が抜け、便座に腰を下ろした。
角オナニーでべとべとになった個室の隅をぼんやりと見つめながら、あふれる涙をどうすることもできなかった。
「お前のような負け犬にはそれにふさわしい末路を用意してあげるわ」
ホウオウレンジャーは顔を上げた。この公衆便所に居ることはすでに敵に気付かれている。
隠れている意味はほとんどない。逃げ場のない狭い空間に閉じこもったまま発見されれば一巻の終わりだ。あわてて立ち上がり、縛られた手で個室の鍵を開けるため後ろ向きになって回転式の錠を外そうとする。
「逃げるのかえ?」
焦りでなかなかドアを開けることができない。
「そのネックレスや指輪を着けている限りお前の居場所はわらわ達に筒抜けよ…」
(どうすれば…どうすればいいの…!)
ともかく、ここから出なければならない。ようやく鍵を開け、個室の外へよろめき出たホウオウレンジャーは、トイレの入り口に集まった数人の男達を見て凍り付いた。

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2009-12-31

装身具(6)

「お、おい、出てきちまったじゃねぇか」
「な…何なんだ、コイツ…」
髪や髭を伸ばし、ホームレスらしき身なりをした男達は、全身を鮮やかなピンクと白のコスチュームで包んだホウオウレンジャーの姿にどよめき、小声で囁き交わした。
「誰だよ喘ぎ声がとか言ってた奴は…」
「なんだあれ、女か?」
「女子便に入ってんだから女だろ、見ろよあの体…」
トイレの入り口から、公園の向こう側の木々の間に青いビニールシートで作った住居がいくつか並んでいるのが見えた。ネックレスだけでなく外で聞き耳を立てられていることにも気付かず、個室で自慰に耽っていたのである。粘ついた股間を少しでも隠そうとして前屈みになるが、お漏らしのように足まで垂れた愛液の筋は隠しようがなかった。
声と手を封じられているため何とも説明のしようがない。事情を知らない人々に助けを求めることはあきらめ、入り口を強行突破しようかと思ったときのことだった。

「おじさん達、驚かせてごめんなさい」
男達の背後に現れた若い女は、現代人の服装をしているが、声はイヤリング官女のものだった。
「私、その子の友達です」
イヤリング官女はホウオウレンジャーの方を向いて意地悪く微笑みかけた。
「その子、あんな格好で外を出歩いていやらしいことをしないと興奮できない変態なんです」
「ん、んんーっ!」
思わず、抗議するように声を上げたが、ネックレスから警告する声が小さく響いた。
『大人しくおし』
「ね。今日は普通の性行為ではもう我慢できなくなってしまって、あの格好で大勢の男の人に輪姦されたくてたまらないんですって」
金が入っているらしい封筒を年長の男に渡すと、鍵の掛かる個室へ再び逃げ込もうとするホウオウレンジャーの肩を掴み、男達の方へ押しやった。
「んうっ、んんうぅ…!」
「おじさん達の太くて立派なもので気が狂うまで犯してくださいって言ってるわ!」

突然の依頼に戸惑った様子のホームレス達だったが、封筒の中に入った紙幣を見て、態度が変わった。
「これは、本当にいいんだな。この子とやるだけで、後の面倒はないんだな」
「遠慮なんてしたら逆に可哀想よ。この子も待ちきれなくてこんな風にしてるのよ…」
イヤリング官女の手で短いスカートがめくり上げられると、勃起し真珠を吊るされたクリトリスや割れ目がスーツにくっきりと浮き出した秘部が露わになった。
「へぇ…」
「んんっ! んんうぅっ! んんっ!」
懸命に首を横に振るが、マスクに表情を遮られ、それが否定の動作であることは伝わらず、かえって催促しているように取られてしまう。

男の一人が、ホウオウレンジャーの股間を間近に見ようとその足元にしゃがみ込んだ。
「ピチピチの、ビニールみたいな服だな」
光沢ピンクのタイツに包まれた太腿が、節くれ立った手で無遠慮に撫でさすられる。
「んっ…」
手がそのまま股間まで移動し、真珠のイヤリングで飾られたスーツの染みを指の腹でなぞる。
「ヌルヌルだ」
愛液のぬめりを改めて股間に塗り込まれ、ホウオウレンジャーの体がビクンと反応した。
「このリングもアレかい、これが気持ちいいのか」
「それ、その子の一番のお気に入りよ。触ってあげると喜ぶわ」
「へぇ」
真珠を下へ引っ張られ、思わず腰を落としそうになってしまう。そしてリングで絞られ指先ほどに膨らんだクリトリスを指でぴんと弾かれると、その一発だけで瞬時に意識が飛びそうになった。
「んっ! ぐうぅうっ!」
反り返った背を、背後に立った大柄な男に抱き止められた。その男はホウオウレンジャーの胸のふくらみに手の平をかぶせ、興奮のためにスーツの下で張りを増した固い乳房を乱暴に揉みしだく。
「ふうぅっ! んふううぅうぅっ!」
発情した身体はこのマッサージに素直に反応し、下の口から止め処なく快感の証を染み出させた。
「へへ、乳首立ってるのもわかるぜ」
そう言ってスーツの下で固くしこった両乳首を人差し指と中指の間で挟んで仲間に見えるようにぷるぷると震わせた。
「んぐっ、ふうんんっ!」
乳房の芯にわだかまった濃厚な快楽の種を男の手で揉み出されて、実のところ涙が出るほど気持ち良かった。倒れそうな身体を受け止め、乳房に快楽を与えてくれる男に対して、感謝にも似た気持ちが起こった。
こうなるともう、抵抗できなかった。
背後から抱きすくめられたまま、ホウオウレンジャーは男達に囲まれて広い男子便所へと移動させられた。

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2009-12-31

装身具(7)

性器にゆっくりと挿入された男の指を、自慰によって熟しきったホウオウレンジャーの粘膜は悦んで受け入れた。手が使えず、自慰にしても身体の外側を擦りつけて刺激することしかできなかったもどかしさのために、身体の発情は限界近くに達してしまっていたのである。コンドームのように薄く延びたスーツ越しにトロトロの膣粘膜が指に絡みつき、しゃぶるように吸い付いてしまう。
「おおっ…!」
服越しとは思えないその感触に驚いた男は、太い指を根元まで差し込み、中で折り曲げて膣内を隅々まで触診した。
「すげえな、こいつ指入れたらもうグッチョグチョになってるぜ」
「こんだけ汁垂らしてちゃそうだろ」
ホームレス達の台詞に恥じ入るどころか、ホウオウレンジャーは性器の奥深くを責められる快楽に押し流されそうになっていた。声が出せない、顔が見えないことをいいことに、快感を堪えることもせず、この状況を楽しんでしまっていた。
「う、んふうぅっ…」
甘い鼻声を出し始めたホウオウレンジャーの身体に、第3、第4の男が手を伸ばしてきた。
「うおっ、なんだこのツルツルの服、裸の上にビニール着てるだけじゃねえか」
「すげえ触り心地いいな」
何本もの腕で腕や太腿、尻を撫で回されて、どこを触られてもそのたびに甘い電流が走り抜ける。真珠に指が触れるとひときわ強く体が痺れ、後ろで乳房をやんわりと揉み続ける男に肩を押し付けて甘えかかるような姿勢になってしまう。

「おい、替われよ! お前さっきから指入れてるだけじゃねえか!」
そんな声とともに前後の男がホウオウレンジャーから離れ、それと同時に乱暴に後ろから突き飛ばされた。
「うううっ!」
手が後ろで縛られているために、タイルの床に顔から叩きつけられてしまう。丈夫なマスクのために痛みは感じないが、汚れた便所タイルに顔と膝を付いて這い蹲らされる屈辱的なポーズに、自分の置かれている状況を思い出さされる。悪との戦いの中で敵の罠に嵌まり、身も心も犯されようとしているところなのである。
(嫌…!)
抵抗しようとする間もなく、突き出した腰を後ろから抱え込まれた。そして、さっきの指とは比べ物にならない異物感を持った物体が股間に押し付けられた。
「おい、いいか、いくぜ」
ホウオウレンジャーの返事を待たず、陰唇がスーツ越しに広げられ、ホームレスの勃起した男性器が一気に膣内へと押し込まれた。
「ん、ンうううぅ?っ!」
心が陵辱を拒否しているにもかかわらず、ホウオウレンジャーの性器は熱い肉棒の感触に反応して締め付けと蠕動運動を繰り返してしまう。男も、その快楽に応えてさらに強くホウオウレンジャーの下半身を自分の股に押し付け、ピストン運動を開始した。短いスカートの後ろを握り締め、性器の抜き差しとともに何度も腰を叩きつける。
「んっ! ふんっ!」
ズチュズチュという粘音とともにホウオウレンジャーの体全体が前後に揺さぶられ、床に着いたマスクがジャリジャリと擦れる。ピンク色の人形がレイプされているような異様な光景だった。不自然な体勢を助けるかのように一人の男がホウオウレンジャーの肩と頭を前から持ち上げるが、次に男はマスクの首を掴んで股間にぐいと押し付けた。
「んぐう…っ!」
何ヶ月も洗いもせず染みだらけのジーンズにマスクの顔面が密着させられていた。
「おい、クチは使えねえのかよ! 期待してたのによ!」
マスクを毟りとろうとする男だが、それが出来ないとなると苛立たしげに手を離し、ホウオウレンジャーの頭部を床に投げ捨てた。
それと入れ替わるように、若い無表情な男が、犬に付けるような首輪を持ってホウオウレンジャーに迫った。
(…! こいつ…!)
戦士から単なる雌に堕ちかけようとしていたホウオウレンジャーだったが、その男の放つ邪悪なオーラに思わず意識を取り戻した。革の首輪をホウオウレンジャーの首に巻きつけようとしているその男は人間ではなく、コットポトロが化けた姿であることが分かった。同様の気配は背後の集団の中にもあった。数人のコットポトロがホームレス達に混じり、この犯罪そのものの遊びをエスカレートさせているのだった。
振りほどこうとしたが、どこからか伸びてきた別の手に頭を掴まれ、壁際の小便器の中に顔を押し付けられた。
「んむうっ!」
「うわっ、ひでぇ!」
コットポトロの化けた男が、ネックレスの上からさらに首輪を巻き、首輪の締め付けだけで窒息してしまうほどきつく引き絞った。その首輪はさらに便器の上の配管に繋がれ、小便器の中に顔を乗せていなければ首を吊ってしまうような緊縛姿勢が完成した。
(ひ、ひどい…!)
マスクで匂いは分からず、顔に物が直接触れてはいないものの、家畜以下の扱いに怒りの涙が流れて仕方なかった。

上半身の固定が完了するやいなや、後ろの男が即座にホウオウレンジャーの腰を掴み直してピストン運動を再開した。
「う…っ!」
ゴツゴツとした肉棒がピンク色の割れ目から引き抜かれ、また押し込まれるたびに、蜜を溢れさせ続ける女性器の内部はますます熱していく。マスクの顔面を汚れた小便器の内側に何度もぶつけられる激しい恥辱に苛まれながらも、下半身で味わわされる快感を堪えることはどうしてもできなかった。性器の抜き差しのたびに結合部分からは混じり合った体液が滴り落ち、便所の床をさらに汚していった。

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