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2010-05-24

作業予定

なんとリクエストを頂きました。ありがとうございます。
新作を書いてというリクではなく、贈り物SS(仮)の、その5の間にあたる、虫に責められるシーンを詳しく読みたいというご要望でした。もともと自分でも長めに書きたかった場面ですが、贈り物SSということから贈り先のカラーに合わないかと思って短く済ませてしまっていました。これを機会に、「読みたい方はこちらをクリック」という形で書き足してみようかと思います。

また、掲示板の前スレに投稿した痴漢モノ(ダイレン)と緊縛モノ(ハリケン)、近日中にこちらへ転載する予定です。
痴漢モノの方は、最初書いていたものが掲示板に投稿するものとしては長くなりすぎ、途中で強引に終わらせてしまったという経緯がありますので、フルバージョンで載せてみます。



5月31日追記
ホウオウレンジャー痴漢SSのタイトルを「鉄檻」と設定し、加筆訂正しながら順次掲載中ですが、こちらについてもリクエストを頂いています。折角なので、(6)以降のストーリー展開やシチュエーションの要望をさらに募集します。できる範囲で対応させて頂きますのでご意見をお寄せください。公開・非公開コメントどちらでも結構です。
あ、ただしシチュエーションはできるだけ変身後でお願いしますw
2010-05-30

鉄檻(1)

「来たなダイレンジャー! 今日こそは決着を付けさせてもらうぜ!」
「またおまえらかよ……」
町外れの公園に5人のダイレンジャー達を呼び出したのは、ゴーマの3バカトリオこと「ゴーマ3ちゃんズ」。
神風大将、墓石社長、電話先生というこのダメ怪人3人組はこれまで、サッカーや野球でダイレンジャーに勝負を挑んできたが、毎回散々な結果に終わっている。
「この前の勝負で気付いた! テメーらがいつも5人がかりだから勝てなかったんだ。そこでだ、5人を3組に分けて、それを俺達3人がそれぞれ相手をさせてもらう」
「へっ、今回は珍しくまともに勝負する気があるみてぇだな」
神風大将の台詞に将児が答える。

「いいか、この俺、神風大将が将児と亮を」
「ワシは大五と知を」
「そしてワタクシがリンちゃんのお相手をするザマス!」
5人並んだダイレンジャーの前に3人の怪人が向かい合って並んだ。
「将児、亮。俺達はスピード対決といこうぜ。場所も用意してある」
「おっしゃ、望むところだぜ!」
「そしたらワシらの組は力比べで勝負や。ええな?」
「おう!」

・・・・・・

2人の怪人と4人のダイレンジャーがそれぞれ勝負の場所へと移動し、リンの前には赤い電話機の体に一つ目の顔を持った怪人、電話先生が残った。
「私達は1対1ということね」
「ヨロシクね。でも勝負っていっても、レディ同士で殴り合いなんてしたくないわよね? 勝負の方法は……そう、知恵比べってことでどうかしら?」
電話先生は指を一本立ててリンに提案した。
「知恵比べ?」
「そう。例えばかくれんぼね。アナタが10数える間にワタシがこの公園のどこかへ隠れる。そこから30分以内にワタシを探し出してタッチできたらアナタの勝ちザマス」
「ふーん、こんな小さな公園に30分も隠れる場所なんてあるの?」
「そう思うなら、さっそく1回戦、いくザマスわよ~!」

かくれんぼ開始である。公園の中央にある時計塔の下に立ち、リンは電話先生に背を向けてゆっくりと10数える。
「1……2……3……」
9まで数えたとき、背後の離れた場所で大きな金属板が倒れるような音が響いた。
「……10!」
振り返ったとき目に入ったのは、道路沿いのアスファルトの地面に並んで嵌め込まれていた金網製の蓋が一枚外れている図だった。
「あーっ、やられた!」
あわててリンは蓋の外れた場所へ駆け寄った。
「マンホールの中に逃げ込まれちゃった!」
「言ったでしょー、知恵比べって。頭を使って隠れるのよ~」
電話先生の声が穴の中、はるか遠くから聞こえてくる。重い金網を持ち上げると、下水道とは違った四角く切り取られた空間があった。数メートル下に乾いたコンクリートの床があり、そこからは階段が横に続いている。
「この穴は地下鉄の通気口。追いかけて来なくてもいいの? かくれんぼの制限時間は30分ザマスよ~」
電話先生の声にかぶさって、列車の通過音がかすかに響いてきた。迷った末、リンはホウオウレンジャーに転身して穴の中へ身を躍らせた。

次へ
2010-05-30

鉄檻(2)

穴の底から続く階段を闇に向かって降りると、埃っぽかった足元のコンクリートが次第に湿り、地下のひんやりした空気感がスーツ越しの肌を包んだ。敵の待ち伏せを警戒しつつ、建物にして3階分ほど階段を下ってようやく、暗く照明された地下鉄の線路が現れた。
「こっち、こっちよー!」
線路に出て右側、電話先生の声のする方に顔を向けると、すぐそこに明るい駅のホームがあった。ホームは、いま到着したばかりの電車から降りてきた客でごった返していた。電話先生はホームの端にある上り口でホウオウレンジャーを手招きしている。
「駅で暴れられたら、大変なことに……!」
下水の流れる深い溝を跳び越え、ホウオウレンジャーは線路を走って電話先生を追った。
電話先生は線路から駅のホームに上がると真っ赤なワンピースを着た人間の女に姿を変え、人ごみに紛れようとする。
「そうはさせないわ!」
急いでホームに駆け上がると、赤いワンピースがホームの中ほどから電車内に滑り込むのが見えた。
「あのっ、すみません! 乗ります!」
ホウオウレンジャーも、電車の最後尾のドアに駆け寄り、閉まりかけた扉から満員の電車に乗り込んだ。

(何とかして電話先生のいる車両に行かないと……)
動き出した電車の中でホウオウレンジャーは焦る。通勤ラッシュの時間帯ではないが、満員の乗客は勤め人らしき成人男性がほとんどで、背の高い男達に囲まれた小柄なホウオウレンジャーは車内を見渡すこともできない。流れていくホームの景色に目をやった時、あっと声を上げそうになった。
真っ赤なワンピースの電話先生がホームに立ち、笑顔でこちらに手を振っていたのである。電車に乗るふりをして発車直前に逃げられたことに気づいた時には、すでに電車はホームを離れてしまっていた。力任せにドアをこじ開ければ周りの乗客ごと線路に転げ落ちてしまう。
「次はー、○○駅、○○駅 △△線にお乗換えの方は……」
ホームの明かりが遠ざかり、黒い闇を隔てた窓ガラスにホウオウレンジャーのマスクが映りこんだ。
(どうしよう…… 次で降りて引き返しても、電話先生がそのまま待っているわけないし……)
途方に暮れながら、扉の上のスペースに貼られたカラフルな鉄道路線図から、とりあえず現在地を探してみる。 中国から日本に今年留学してきたばかりで、どこへ行くにも自転車のリンにとっては、東京の複雑な地下鉄網はいまだに慣れない日本文化の一つだ。電車に揺られているだけで体力を消耗してしまうようなこの混雑ぶりも、こんな状況でなければいますぐ逃げ出したいくらいだった。

首を伸ばして上を向いているホウオウレンジャーの尻に、先程から人の手らしきものが押し当てられていた。すし詰めの車内では仕方ない事とはいえ、極薄のスーツ越しに下半身を触られるのは気分のいいものではなかった。そして、電車がガクンと大きく揺れたとき、手の位置が移動し、小さな尻の丸みに沿わせるように手のひらが右の尻たぶ全体を包み込んだ。
(う……!)
スーツの短いスカートの後部が捲り上げられ、男の大きな右手のひらが指を開いて尻に添えられているのが分かった。転身した姿で、敵の手が体に当たることはあっても、人の素手でスーツの上から長時間触られるという経験は初めてのものだった。男の手のひらで薄い皮膜を撫で回されると、その体温ばかりか湿り気までもが肌に伝わってくるようだった。炎や銃弾にも耐える強靭なスーツだが、こうした繊細な感覚も全く妨げることはない。手と肌の間に服を隔てているという感覚がほとんどなく、裸を直接触られているようだ。手のひらの動きは、ゆっくりと撫で回すだけでなく、指先に微かな力を込めて、引き締まった尻の肉を揉みほぐすような動作へと次第に変わっていった。
(わ、わざとやってるんじゃないでしょうね…… まさか、痴漢?)
痴漢のことは、友人との話やニュースで知るだけで、これまで自分が体験したことはなかった。だが考えてみれば、扇情的とも言える光沢ピンクの皮膜を裸の肌に密着させたボディスーツと、そして腰の横で大きくスリットが入り、下半身をほんの少ししか覆い隠さない短いスカートという衣装は、痴漢の目には恰好の餌に映ってもおかしくはなかった。頭の先から足元まで露出度ゼロ、完全防備のはずのスーツは、この痴漢に対してはなんの防御にもなっていなかった。
痴漢の手は、気がついたかとでも言いたげに、ホウオウレンジャーのすべすべとした臀部を本格的に撫で回し始めた。
(こ、こんな時に……っ!)
人と人に挟まれて、後ろを振り返ることも簡単にはできない。その背後で、手のひらは揉みほぐす動きをいつまで経っても止めなかった。湿っぽい手でスーツの尻を触り続ける痴漢に怒りよりも気味悪さが先に立ち、なぜか手を伸ばして止めようという気が起こらない。
(転身を解いてから乗ればよかったわ……)
右側の尻に添えられていた手のひらが、すす、と移動し、尻から太ももの内側、さらには反対側の内ももをひたひたと触り回す。健康的に引き締まった太ももの表面は尻よりもずっと敏感に手のひらの愛撫を感じ取らされていた。エスカレートしていく手の動きにさすがに反撃してやろうかとしたとき、耳元で金属的なベルの音が鳴り響いた。

びくっとして思わず横を見るが、周りの乗客はベルの音に全く反応する様子がない。ベルは数秒で鳴り止み、甲高い女の声が続いた。
「もしもしリンちゃん、電話先生よ~!」
「えっ……」
「あ、電車の中でしょ? そのまま聞いててね。アナタのヘルメットに受話器を仕掛けさせてもらったの。ワタシの方の声は他の人に聞こえないようになってるから大丈夫よー」
ホウオウレンジャーはあわてて出かけた声を飲み込んだ。
「大サービスでルール変更よ! ワタシは●●駅のホームで待ってるから、制限時間内に駅に着いてワタシにタッチできたらOKということにしてあげるわ。うまく乗り換えれば間に合うはずよ、それじゃ!」
ガチャン、と音がして電話が切れた。

(なんとかゲーム続行みたいね…… それにしてもこの痴漢……)
体を触ってくる以上の事をする様子のない痴漢を無視して、ホウオウレンジャーは改めて路線図に注目する。電車や路線のことはよく分からない。とにかく最短時間で乗り換えて目的地を目指すほかない。
(ようし、次で降りるわ。乗り換えて4つ先の駅でまた……って……!)
痴漢の指が太ももから次第に上にずり上がり、鼠頚部や、太ももの内でも性器に近い敏感な部分を指先がかすめた。スーツの下は下着も付けていない全裸であることを改めて認識させられる。粘膜付近の皮膚を執拗に刺激され、触られた箇所にもやもやとした感覚が生じはじめる。
(そろそろ……放っておけないわね……)
乗客に狭まれた自分の手を引き抜き、背後にある痴漢の手首を掴んだ。あわてて引っ込めようとする手を放さず、手の甲のツボを「ぐっ」と押さえつけてやった。後ろで男の苦しげな唸り声がして、もう手が伸びてくることはなかった。
(これでよしと……)
電車が駅に止まり、予定通りに次の駅で降りることができた。

次へ
2010-05-30

鉄檻(3)

「乗り換えは……あれだわ!」
線路を挟んだ向かい側のホームに目的の△△線が停まり、すでに発車のチャイムが鳴っているところだった。
「はっ!」
ホウオウレンジャーは線路上を大きく跳躍して向かいのホームに降り立ち、ざわめく乗客とともに何とか車内へと身体を押し込んだ。

(ふう、完全にマナー違反ね。これじゃ転身を解いている暇もないわ……)
△△線の車内は先程以上の混み方だった。前後左右から人に挟まれ、身動きが取れない。電車が動き出すと、バランスを崩して前にいる男の背中に凭れ掛かってしまう。
(こんな事でちゃんと降りられるのかしら……)
人に挟まれ、電車が揺れるたびにだんだんと、ホウオウレンジャーの細く軽い体はほとんど列車の床から浮き上がって空中に持ち上げられたようになってしまっている。足をしっかりと踏みしめることができず、足元がおぼつかない。慣れない満員電車の濁った空気の中に閉じ込められたホウオウレンジャーは、密封されたマスクの中で軽い息苦しさを感じるようになってきた。
そんな状態で、さっきのあの感触がやってきた。
背後から伸びた手が、少しまくれ上がったスカートの下の尻につつ、つ、と指を這わせたかと思うと、美しい丸みを帯びた曲線にぴたりと手の平を合わせる。
(ま、また痴漢!?)
間もなく、もう一本の手が反対側の脚に触れ、体の前面から腿の内側へ指先がするりと侵入した。無駄のない動きだった。足元に置かれた大きな鞄のせいで閉じることが出来ない内股を指の腹でたっぷりと摩られるうち、最初の手もスカートの奥深くへと入り込み、股間へじりじりと近づいてくる。2本の手を使って、さっきの痴漢と同じコースで敏感な下半身が侵食されていった。濃厚さを増してくる愛撫に、どうしようもなく動悸が高まっていった。
(この痴漢、やっぱりゴーマの……!)
そして次の瞬間、驚いたことに、3本目の手が内股へと忍び込んできた。
(ふ、2人……?)
痴漢は複数いた。それぞれ別の人格を持ったように動き回る3本の手は、もしかすると3人の痴漢によるものかも知れなかった。それでいて、3本の手は巧みなチームワークで動いた。2本が股の付け根を両側へと広げ、そしてもう1本が薄い陰唇の裂け目を中指の腹でしゅるりとなぞり上げた。
(うっ……!)
背筋がぞくりとした。反射的に脚を閉じようとするが、それはならなかった。右脚に誰かの足が絡まっている。体重のかかっている左足を動かそうとすると、膝が折れてその場に座り込むような体勢になってしまう。人に囲まれているせいで倒れることはなかったが、痴漢の手の1本に体重の何分の一かが掛かり、股間全体を手のひらで支えて持ち上げられている格好になった。ぐにぐにと手指を揉み締められると、秘唇やその内側までが自分の体重で捏ね回されて声がこぼれそうになってしまう。すでに、痴漢達の手がもたらすものは嫌悪感や不快感ではなくなっていた。完全な快感だった。ホウオウレンジャーは文字通り、完全に敵の手中に嵌ってしまっていた。

(や、やめさせないと……!)
だが、手が動かせないのである。両手をそれぞれひじの辺りで押さえられてしまい、それを無理に動かそうとすると明らかに痴漢と無関係な横の老人が苦痛の呻き声を上げた。
(くぅ……これじゃ……抵抗できない……!)
この混雑の中では、人の波に逆らって手足を動かすことはできなかった。痴漢がいる、と声を上げて助けを求めることはできる。だが、一般客から見ればこの場では不審者はこちらの方なのである。おかしな格好をした女が騒いでいるとも受け取られかねない。そんなことで手間取ればおそらく、電話先生の課した制限時間内に目的駅に辿り着く事はできない。屈辱的ではあるが、今は耐えるしかなかった。
獲物がそのことを理解したと知ってか、第4、第5の手がどこからともなくホウオウレンジャーの身体に取り付いた。両胸に1本ずつ、骨ばった手と脂ぎった手がそれぞれの動きで胸のふくらみを撫で回す。決していきなり乳房を掴んだりはしない。体と体が密着しているはずの満員電車の中で、2本の手はその隙間を縫うようにして触るか触らないかの微妙なタッチでスーツ表面をなぞり立ててくる。すべすべとした白い生地に包まれた胸を何本もの指が這う。その感覚に乳房が反応し始めると、次は双丘の突端が集中して弄られ始めた。
(う……! うぅ……っ!)
たまらなかった。肩をすくめ、乳房に湧き出した快感を堪えようとすれば、股間の秘裂から菊門までを往復する指先の感触に思わず声を挙げそうになり、その次の瞬間には別の指が脇腹から腋下へと滑った。予測も防御も出来ない精妙なタイミングで、触られて気持ち良い場所だけをわずかな接触面積で責められる。素肌に吸い付いた薄いボディスーツのために、ホウオウレンジャーの身体は裸よりも敏感に痴漢達の指先に反応してしまっていた。
(うあぁ……ぁっ! やめて……っ! そんな……!)
華奢な身体がまるで鞭打たれているかのように不規則に痙攣し、捩れる。蒸し暑い車内でホウオウレンジャーの肌とスーツは脂汗にまみれ、自分で体を動かすだけでもヌルヌルとした不快な感触が身を包んだ。全身をくまなく覆うスーツが、敵の攻撃を防げないばかりか、嫌らしい皮膚感覚を増幅する拷問装置のように働き、着用者を責め立ててくる。いつものスーツならあり得ない異様な装着感にパニックを起こしそうだった。
閉ざされた車両と満員の乗客、痴漢たち、そして全身に粘りつく密着スーツ。ホウオウレンジャーは何重もの檻に閉じ込められて一方的な責めを受け続けた。車両中央で身体を撫で回され無言で悶え苦しむピンクの戦士に、周りの誰も気付く様子がない。見えない場所から手を伸ばして淫らな攻撃を仕掛けてくる敵の顔さえ分からないまま、快楽との孤独な闘いが続く。
敵は身体を触る以上の攻撃をして来ない。だがそれが逆に不気味で、屈辱的だった。痴漢に感じさせられている。しかもそれを完全に見抜かれ、反撃のできない状況下で弄ばれている。逃げられない、抵抗できないことに加え、声を出してもいけないという二重、三重の束縛のため、目的駅までの数分間が何時間にも感じられた。
(こいつら……こんな事……! あぁっ、また……っ!)
人の海に埋もれ、正体の分からない何本もの手に翻弄されながら、ホウオウレンジャーはただ時が過ぎるのを待った。

次へ
2010-05-30

鉄檻(4)

扉が開き、ホウオウレンジャーは大量の乗客とともに駅のホームへ吐き出された。
「はっ…はぁ……っ! はぁ……!」
ホーム中央のベンチによろよろと近づき、身を丸めるようにして座り込む。
密閉空間の中で、わずか数分のうちに痴漢の恐怖と快楽を身体に刻み付けられた。
身体が異常に火照り、小刻みに震えている。痴漢たちの執拗な指技から解放されてもまだ、濃厚な触診の感覚が消えない。尻や胸だけでなく手足や背中までいやらしい手つきで触られ続け、男達の指紋で一面に汚されてしまったスーツをごしごしと洗いたかった。


また、耳元で電話のベルが鳴った。
「ハーイもしもしリンちゃん、今は駅に降りてるみたいね。時間通り来れそうかしら?」
「ち……ちょっと! 1対1の勝負じゃなかったの!? 痴漢なんて卑怯よ!」
荒い息を吐きながらホウオウレンジャーは見えない受話器に向かって小声で抗議する。
「アーラ、痴漢だなんてワタシは知らないわよ? アナタこそ、そんなノーパンノーブラの全身タイツで電車に乗ってくるなんて無防備過ぎじゃなくって? 痴漢してくれと言ってるようなものザマスわよ」
「なっ……!」
顔を真っ赤にして胸と腰を押さえるホウオウレンジャー。
「その声、あなたタイツの上から胸やアソコを触られて、感じちゃったんじゃないの?」
電話先生の直接的な物言いに思わず声が大きくなる。
「ばっ、馬鹿なこと言わないで! スーツの上から触られたって、何も感じるわけないじゃない!」
「アーラそう、なら、いくら触られたって平気なのね?」
「気持ちよくなんて…っ!」
「時間はあと10分ザマス。急いだ方がよくなくって?」
「くっ…」
あとは、目の前のホームに入ってきた列車に乗り込めば、そのまま目的地まで行けるはずなのだ。だがこの電車にもゴーマの罠は待ち構えているに違いなかった。こちらからは攻撃も抵抗も許されない状況下で、敵に体を預けるのだ。目的駅で無事に降ろしてもらえる保証すらない。
しかし迷っている時間も、身を隠して転身を解く時間もなかった。ホウオウレンジャーはふらつきながら立ち上がると、他の乗客に押されるようにして電車に乗り込んだ。

次へ
2010-05-31

鉄檻(5)

前後から痴漢に挟まれることを避け、ドア際に陣取ったホウオウレンジャーは身を縮こめて痴漢の襲撃を待った。両腕で自分の胸の辺りを抱きしめて、乳房先端にいまだ残るかすかな疼きをこれ以上悪化させまいとする。しかしそうするとがら空きの下半身、スカートの用を成していないスカートに守られただけの局部が不安で仕方なかった。そこも先程から痴漢の指でたっぷりと辱められてきたばかりなのである。両脚を交差させるようにして固く閉じ合わせ、せめて内腿への侵入を防ごうとする。スーツに全身を包まれていて、これほどまでに無力感を感じたことはなかった。

突然、後ろからがっしりと肩を掴まれた。急所にばかり気を配っていたホウオウレンジャーはとっさに反応できなかった。そして電車の大きな揺れに合わせ、顔から肩の辺りをドアガラスに勢いよく押し付けられた。
「っ……!」
思わず脇が緩み、ドアの、マスクが押し当たった両側にべったりと手を付いて身体を支えてしまう。それを見逃さず、背後の2本の手が脇の下から忍び込み、乳房を掴んだ。
(あ… あ……)
しまったと思ったときには遅かった。痴漢は驚くほど躊躇のない動きでホウオウレンジャーの乳房をぐにぐにと揉み込んで来た。あまりにも暴力的で大胆な行為に、精神が一瞬、強大な敵に捕らえられたかのような恐怖を感じてしまった。ゴーマの手の者であろうとたかが痴漢に、と思い直したものの、その時にはもう乳房が乱暴な愛撫に反応し始めてしまっていた。薄いスーツとその上の胴衣越しに分かるほどに乳首が膨らみ、痴漢の手はそれを人差し指と中指の間に挟んで手がかりとし、左右の乳を交互に繰り返し揉み始める。前の電車内で丁寧な下ごしらえを済まされたホウオウレンジャーの乳房はすでに、揉まれれば揉まれただけ快楽を感じる神経の塊に変わってしまっていた。
ドアガラスに押し付けられた手はグローブの指先でガラスを掻き毟るような動きを見せても、後ろに居る男を攻撃しようとはしなかった。乳房が快感で満たされ、上半身の力が抜けてそれどころではないのである。この状況では技や気力など使えるものではなかった。さっきの電車以上に急速に高まってくる性感に押し流されないようにするだけで精一杯だった。
痴漢の主は、ホウオウレンジャーのすぐ背後に立った大柄な男である。ホウオウレンジャーの華奢な身体を覆い隠すようにがっしりと抱きすくめる男の体躯に遮られて、ドア付近で行われているこの行為はほとんどの乗客には見えていない。助けを求めるように左右を見回すが、明らかに仲間と思われる、痴漢と同じ黒背広を着た男に両脇を固められてしまっていた。
(む、胸が…おっぱいが…! やめて…! やめて…!)
痴漢の手は1分あまり、ホウオウレンジャーの両胸を執拗に責め続けた。それだけで全身の筋肉は弛緩し、足腰はガタガタと震えて、ホウオウレンジャーの戦闘能力は事実上奪われてしまっていた。両脇の男達はあえて手出しをせず、そんな囚われの戦士を間近でにやにやと見つめるだけだった。

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