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2010-06-09

鉄檻(6)

やがて電車が減速し、駅に滑り込んだが、ドアが開いたのは車両の反対側だった。バイザー越しに暗い窓の外のコンクリートの壁を見つめながら、ホウオウレンジャーは絶望的な快感に喘いだ。
(だ、誰か……)
大声を出して、多少の騒ぎを起こしてでもこの抱擁から逃れようかという思いが頭をかすめた。だが、目的地はあと2駅か3駅。数分の間だけ堪えればあとは駅で電話先生を捕まえ、痴漢のことを存分に問い詰めてやればいい。
(そ、そうよ… いくら触られたって、何をされたってただそれだけのこと… たった5分か10分の辛抱…)
スーツの上から触られたところで感じるわけがない、そんな自分の台詞を思い出し、無理にそう思い込もうとしていた。

そこへ、また電話のベルが鳴った。
「ハーイ、電車の中なのにごめんなさいねー。先生、リンちゃんがまた痴漢にでも遭ってないかと心配で電話しちゃったわぁー」
電話先生の白々しい言葉にホウオウレンジャーは唇を噛み締める。怒鳴り返したかったが、今はそれもできない。ただ、痴漢に襲われて感じていることを悟られまいと必死で息をこらえるだけだった。
すると、痴漢はその通話に気がついているのか、手の動きを単なる乳揉みから変化させ、尖った乳首を重点的に責め上げた。2本の指で乳首を挟み上げ、両側へ強く引っ張ったまま、コリコリと転がすように揉みつぶす。泣き出しそうになるほどの鋭い快感がホウオウレンジャーの胸を襲った。
「っう……! くふぅう……っ!」
本当に、頭がジンと痺れた。自分では制御できない動きで背が勢いよく反り返り、ホウオウレンジャーは痴漢の胸にマスクの後頭部を凭せ掛けてぴくぴくと痙攣した。
「……っあっ……あ……」
初めて、ホウオウレンジャーは痴漢の責めに声を上げて悶えた。か細い喘ぎ声は、もしかすると近くの乗客にまで聞こえたかもしれなかった。
「あらあらあら、何かしら今の声? まさか痴漢されて感じちゃってるの? 今の様子じゃ軽くイッちゃったのかしら?」
(いってない……絶対にいってない……!)
胸の責めだけで絶頂の一歩手前まで上り詰めさせられたホウオウレンジャーだったが、まだ意識が飛ぶほどの高みには到達していなかった。胸の中にも、下腹部にもまだ解放されないままのわだかまりが残っている。
「まさかね。ダイレンジャーがそんな簡単に痴漢にイカされる訳がないものねー?」

痴漢は胸から一旦指を離し、ホウオウレンジャーは胸を蝕む快楽からようやく解放されて呼吸を整えることができた。だが今度はその片手が下半身へと素早く移動してきていた。
痴漢の右手が、スカートの横のスリットから侵入し、内部の秘裂に迷いなく指を沿わせる。
目的の場所に辿り着くために、下着をずらす必要も何もなかった。短いスカートの下にはピンク色の薄膜一枚だけを隔てて敏感な粘膜器官が剥き出しだった。
(だ……駄目…!)
身体の昂りは当然、下半身にまで及んでいた。慎ましやかに閉じ合わされていたはずの秘唇は、二本の指でずり合わせるように捏ねられると、内部のぬめりが唇の間から滲み出し、スーツに染みた。絶頂の寸前まで追い込まれ、子宮の付近で疼いていたものが単なる感覚だけではなかったことを思い知らされたが、恥じ入る余裕もなく、痴漢の乱暴な指はその唇の内部までも蹂躙しようとしていた。緩んだ秘裂に、指の一本が第一関節まで侵入し、小さな襞をくちくちと掻き回す。強引すぎる責めをホウオウレンジャーはただただ受け入れることしか出来なかった。
(い、今のうちに好きにすればいいわ…… でも覚えてなさい、駅に着いたら引きずり出してひどい目にあわせてやる!)
左手で胸を揉まれ続けながら、局部でも強制的に味わわされる快楽が身体全体に徐々に染み渡り、ホウオウレンジャーは心の中で悪態を吐くのがやっとだった。冷静に考えれば、物理的に身体を拘束されているわけでもない今、大声を上げる以外にも痴漢行為を止める手段があったかも知れない。しかし快楽と焦燥に支配された脳には、ただ陵辱に耐えこの場をやり過ごす以外の方法が思いつかなかった。
「無事にたどり着けるかしら、心配だわ~」
電話先生は通話を切っていなかった。こちらから回線を切る手段はなく、ほとんど喘ぎ声に近い息遣いを必死で抑えなければならない。
(もう少し…あと二駅だけ我慢すれば……!)
痴漢の手のひらをぐっしょりと濡らすほどの愛液を分泌しながら、ホウオウレンジャーは指の責めを耐え続けた。

次へ
2010-06-15

鉄檻(7)

(大丈夫、こんなので感じるわけない……!)
痴漢の指、右手の中指と薬指が、交互にまた同時に、濡れそぼった裂け目を浅く探り回し続ける様子が、最も感覚の鋭敏な場所を触られているホウオウレンジャーは手に取るように感じ取れてしまう。
(あと5分……いえ、3分だけ……この指の感触を我慢すれば……!)
確かに、下半身に添えられた痴漢の右手はまだ、感触という程度のものしか秘所に伝えてきていなかった。先端を弄られて快感で破裂しそうになっている胸と比べると、むしろその太く短い指の刺激がもどかしいほどだった。

だがしばらくして、右手がスカートの内側から一瞬引き抜かれた。獲物を自由にさせるまいとしてか、左手は乳首をコリコリと強く捻り上げる。思わずうっと声を出しかけて痴漢の胸に後頭部を押し付けて堪えるうちに、スカートの下で痴漢の指に変わって、直径1センチ足らずの細い棒が局部に押し当てられた。
あと数分の抵抗できない時間のうちに何か仕掛けてくるつもりかとホウオウレンジャーは身を固くした。棒の先端が大陰唇の付近をゆっくりとなぞる。その形は、底面が完全に平らではない長い円筒形で、おそらくはプラスチック製か何かの――敏感な感覚で、そこに当たった物体の形状や材質を推測する余裕がまだあった。だがその棒の先端が陰唇の裂け目へ滑り込むと、そんな落ち着きは徐々に失われた。熱く火照り、トロトロに蕩けた秘粘膜が得体の知れない器具で掻き回されようとしている。痴漢の右手に握られた、ペンか鉛筆ほどの長さの棒がゆっくりと捻じり込む様に秘唇に咥え込まされ……
(んっ……!)
極薄のスーツ越しに異物の先端でこじられた充血粘膜が、しびれるような快感をもたらしてきた。ホウオウレンジャーは必死で腰に力を入れ、秘唇を閉じて棒状の異物の進入を拒もうとした。だがそんな抵抗にも関わらず丸いプラスチック棒はさらに数センチの深さまで割り入ってきた。視線を落と部品して、黒い先端だけが見えている棒の正体を見定めようとして、足を動かしたとき、棒の黒い先端部が外れ、ブーツの足の甲に当たるのが見えた。
ホウオウレンジャーは目を疑った。何かの装置の部品と思ったものは、どこでも見かけるような、ボールペンに嵌まっているプラスチック製のキャップだった。粘膜ではっきりと感じとらさせられている、丸くまっすぐな軸と平らな底面の形は確かに何の変哲もないボールペンだった。
この状況が信じられなかった。無敵のダイレンジャーが、戦士の姿に転身し、電車の中で、痴漢に抵抗もできず身体を嬲られ、感じさせられている。しかも、性器にボールペンを突っ込まれて。ゴーマの道具か何かで攻撃される方がまだましだった。落ちこぼれ怪人の仕掛けた罠にはまり、ここまで馬鹿にした責めを受け、屈辱に涙が出そうだった。

目的駅にあと1分ほどで到着するはずの電車が、急に減速し始めた。
「乗客の皆様にお知らせします。信号待ちのためしばらく停車いたします。お急ぎのところ大変申し訳ありませんがしばらく……」
ホウオウレンジャーは絶望に目がくらむのを感じた。停止時間は数十秒か、もしかして数分か。その間中また、痴漢に胸を揉まれ、ボールペンの底で膣を掻き回され続けるのだ。闇の中に静止した車両の中で、永遠にも感じられる時間が流れた。
尿意を凝縮したような鈍い快感が下腹部に蓄積し、絶頂が近づきつつある。痴漢に抱きすくめられながら、ほとんどその腕の中で身をくねらせているに近い状態だった。

「長らくお待たせいたしました、まもなく●●駅、●●駅に到着します――」
ついに電車は目的の駅に辿り着き、ホウオウレンジャーは霞んだ目でホームの群衆の中に電話先生の姿を認めた。
(見つけた……!)
目と目が合い、電話先生の声がマスクの中に聞こえた。
「アーラ、見つかっちゃった。でも時計によると制限時間はあと10秒よ。10、9……」
蕩けそうな下半身を立て直し、ホウオウレンジャーはドアが開いた瞬間に痴漢を振りほどいて飛び出せるよう、その瞬間を今か今かと待った。

停車時の揺れに、痴漢の指と異物が一瞬、秘唇から引き抜かれた。
身体を捻り、抱擁から抜け出そうとしたそのとき、再び深く突き込まれたペンの先端が、充血した膣壁の中でも最も神経の集中した箇所を思い切りえぐった。
「……ぁ……」
全身で最も敏感な器官に、閃光のような衝撃が走った。
「っああぁああああ~っ!!」
一瞬の間をおいて、目も眩むような快感の電流が全身を貫き、ホウオウレンジャーはそれまでの忍耐も消し飛ぶ快楽に身体を波打たせた。目の前のドアが開き、ホウオウレンジャーは身体のバランスと意識を失ってホームへどさりと倒れ込んだ。

ざわめく乗客の足元で、ピンク色の戦士は身体を細かくひくつかせ、股間からぷしゅっ、ぷしゅっと絶頂の証を吹き出していた。
「2……1……0! ハイ、残念でした~!」
地面に倒れ伏した戦士の目の前に、粘液にまみれた黒いボールペンが音を立てて転がった。マスクの中に響く電話先生の声をホウオウレンジャーは、絶頂の余韻に浸りながらぼんやりと聞いていた。
「30分以内にワタシを捕まえられなかったリンちゃんには、これから罰ゲームを受けてもらうザマス~」
痴漢役の男たち3人はぐったりとしたホウオウレンジャーの身体を抱え上げ、再び電車の中へと連れ戻した。

(後半へ続く)
2010-06-18

番組の途中ですが

「鉄檻」が前半部終了というところですが、まだ全部書いていない(ストーリーも確定していない)後半部を書きながら貼っていくと時間がかかってしまうので、今年5月に掲示板に投稿したハリケンブルーSSを先に明日から張っていこうと思います。やっとホウオウレンジャー以外のヒロインの作が出てきましたね。

そういえばゴーオンシルバーの短編も書き直しを諦めそうなので、次くらいに貼ってしまいます。
2010-06-19

霞網(1)

「ちょっと気になる情報なんやけど……」
屋敷に集まった3人のハリケンジャーに、心配げな表情のおぼろが話しかけた。
「ジャカンジャが深山衆とその秘伝書を狙ってるらしいんや」
「みやましゅう?」
おぼろと館長の説明によれば、深山衆は北の山にある隠れ里で古来からの隠遁生活を送っている忍者集団である。他の忍者衆との接触をほとんど絶ち、電気や近代以降の技術を使わず自給自足の暮らしを送っているという。
「深山衆には幻術や鍛錬法など、我々もまだ見知らぬ秘伝があると聞く。ジャカンジャの手に渡れば 危険な事態にもなりかねん」
「深山衆は知ってるんですか? 協力してその秘伝書を守らないと!」
「いや、そういう話には応じんだろう。彼らは昔から、現代の科学を利用する忍者とは絶対に共闘しないと公言しておった。そこでだ、手荒い真似をするのは気が進まんが、ここはひとつ……、お前達が隠れ里に忍び込み、秘伝書を偽物とすり替えて来て欲しいのだ」



「うーん、すごい所に来ちまったな」
「こんな獣道しかないような山に、本当に人が住んでるのか?」
地図もない山を、方角とGPSデータを頼りに指定された地点へ向かう3人。
「もう少し進めば、隠れ里があるはずの場所ってことになるな」
偽の秘伝書の巻物を持った鷹介が先頭に立って進む。
「でもさ、本物を偽物にすり替えるってことはさ、つまり本物を盗んで持って帰れってことだろ? 見つかったらごめんなさいでは済まないよな」
吼太の台詞に七海が答える。
「あったり前でしょ、そんなこと言っててもし捕まったら…」
そのとき、七海の頭の上を矢が音を立てて掠めた。
あわてて身を伏せると、近くにあった木の幹に複数本の矢が深々と突き刺さった。
「見つかった!」
「シノビチェンジ!」
三方へ散り散りに飛び去ると同時にハリケンジャイロを作動させる。
ハリケンブルーに変身した七海は近くにあった大木を背にし、矢の飛んできた方を伺う。次の瞬間、首に何か縄のような物が巻き付くのを感じ、七海はそのまま気を失った。

次へ
2010-06-19

霞網(2)

気が付いたときには薄暗い部屋の中にいた。
ついさっきハリケンブルーに変身した姿のままで、視界がマスクのバイザーの形に切り取られている。 脚を折り曲げて、正座のような姿勢で部屋の中央に座らされていた。あわてて立ち上がろうとし、手足が全く動かせないことに気付いたハリケンブルーは、ここでようやく自分が全身を縛られて いることを知った。

座らされている、と最初に思ったのも事実とは違っていた。脚が折り曲げたまま伸ばせないように縄で結わえられ、その縄が身体の各所を網目状に締め付け、背中で一本に合流して天井から 吊り下げられている。空中で正座をさせられているような姿勢であるが、正座と違うのは、脚を閉じることができず、股を大きく開いたままになっていることと、両手を後ろに組んだ状態で一纏めに括られていることだ。
身体の正面では胸を取り巻く縄によって乳房がスーツ越しにくっきりと絞り出され、へその辺りを取り囲むように六角形の結びができている。いわゆる亀甲縛りである。縄はそこから下に伸び、陰部や尻の割れ目に沿う股縄となって後ろ手の縄に繋がっている。背中に背負ったハヤテ丸は取り去られ、柔らかい体全体を太くごつごつした縄が満遍なく締め上げている。相当にきつく縛られているようだが、シノビスーツに包まれているおかげで痛みはほとんどない。
(捕まっちゃった…みたいね…)
時代遅れの忍者が相手と見くびっていたが、相手の気配を感じることもできずにあっさりと気絶させられ、この状態である。隠れ里へ侵入したことをいつから気づかれていたのかは 分からないが、深山衆の方が一枚上手だった。
首を動かして辺りを見回すと、そこが日本風の土蔵の中であることが次第に分かった。 薪や材木、物の詰まった布袋などが土のままの地面に雑然と積み上げられている。

「やっと気が付いたようだな」
部屋の隅から中年の男の声がかかり、灰色の忍者装束らしきものを着けた男が立ち上がってハリケンブルーのもとへやってきた。同時に、建物の戸が音もなく開き、もう一人同じ格好の忍者が現れた。
(この人たちが深山衆…)
二人の男は、身のこなしを少し見ただけでも熟練の忍者であることがハリケンブルーには分かった。覆面から覗く目は鋭く、ジャカンジャのような邪悪さはないものの、警戒心と敵意が込められているように思えた。
「こんな未熟者を寄越すとは舐められたものだ」
「見慣れん格好だが、疾風流のくノ一だな」
覆面で顔は分からないものの、声からは、二人とも中年かそれを過ぎた頃の年齢と思われた。 男の一人が、手に持った竹刀の先でハリケンブルーの胸のふくらみをぐりぐりと突いた。天井から吊り下げられているため、身をかわすどころか、乳房に竹刀の先をめり込まされたまま、宙吊りの身体を振り子のように前後に揺らされてしまう。
「う… いやっ…!」
「なんだこの派手な忍装束は。忍者ごっこでもしているつもりか」
男は竹刀を胸から離し、股縄に押さえつけられているタイトスカートの中へ差し込んで 水色のスカートをゆっくりとずり上げる。
「やっ…やぁっ!」
スカートといっても、その下は透けもしない鎖帷子のボディスーツとレオタードでしっかりとガードされている。そもそも敵対する忍者組織に捕らえられ、恥ずかしがっている場合ではないのだが、分かっていても羞恥心が先に立ってしまう。
「どんな仕掛けがあるか知らんが、あっさりと捕まってしまっては意味がないな」
「ま…待ってください…! 私は…」
秘伝書をすり替えるというところは黙っておいて、まずは正直にジャカンジャとその企みのことを説明しようとしたが、深山衆の忍者達は鼻で笑ってその話を遮った。
「宇宙忍者の侵略だと? もう少しましな法螺を吹け」
(そうか…この人たちの所にはまだジャカンジャの情報が伝わってないんだ…)
「大方、我らの秘伝書が目的だろう。残念だが子供の遊びには付き合ってられん」

次へ
2010-06-19

霞網(3)

(話し合いはちょっと無理そうね… こうなったら力ずくで…!)
全身を複雑に取り巻いている縄は、太いが何の変哲もない麻縄。変身している今の力なら楽に引き千切れるはずだ。背後で縛られた両腕に力を込め、ぐっと一気に左右に引っ張った。
その瞬間、乳房の根元が縄で思い切り締め上げられ、ハリケンブルーは思わず声を上げた。
「んあああぁっ!」
突然の刺激に身体がびくびくと引き攣った。両の乳房が痺れるような痛みがじわじわとやって来る。
「ん…んくぅ…っ!」
必死で声を抑えた。男達は何も手出しをしていない。縄が千切れずに、背中で引っ張られた分だけ胸部が引き絞られたのだとすぐに気づいた。
(今なら、手錠やワイヤーロープだって千切れるはずなのに…)
決して、身体やスーツの力が低下しているのではない。頭の中で想像していた縛られ方と実際の縄目が違い、力が上手くかからなかったのだ。

「おやおや、どうした?」
事情が飲み込めているらしい忍者達が、意地悪そうにハリケンブルーに尋ねた。答えている暇はない。もう一度、今度は両手をねじるようにして背後で縄を切ろうとする。
だが、腕周辺の縄だけを引きちぎろうとしても、どうしても体中の縄をまとめて引き絞ることになってしまい、胸ばかりか局部に通された股縄が強く食い込んでくる。
「うぅ…! …っく!」
太い麻縄が秘唇にぐりぐりと押し付けられる感触が、繊維を通じて敏感な粘膜に伝えられる。レオタードをざりざりと擦りあげる荒縄の表面は使い古して毛羽立っており、チリチリとしたくすぐったさまでが鼠頸部まで伝わってくる。思わず脚をばたつかせようとすると、ギチィッと音を立てて股縄の食い込みが一気に強くなった。
「きゃはああぁっ! あっ! あ…っ!」
まずいことに、股縄の食い込みは一度絞まるともう元通りの強さに緩まなかった。
「いやあぁぁっ! 縄…この縄が…っ!」
胸部を突き出して縛られた身体がますますきつく反り返り、逆海老固めのようにのけぞって胸と腰を前に突き出したポーズを取らされてしまう。シノビスーツのスカートは完全に捲れ上がり、股縄ごと股間に食い込んだレオタードが丸見えだった。
「はっはは、一人で何をやっておるのだ」
「あは…っ…! はっ…!」
荒い息を吐きながらゆっくりと、ハリケンブルーは身体の力を抜いて、逆海老の拘束姿勢のまま首をぐったりと倒した。胸と股間にはまだ荒縄がきつく食い込んでいる。

「その縄は力任せに引っ張っただけでは絶対に切れん。そのように縛ってある」
二人の忍者のうち、声の調子からして少し年長と思われる男が語った。
「科学忍者か何か知らんが、技を磨くことに打ち込まず、機械や道具の力ばかりに頼っているからこうなる」
ハリケンブルー・七海としても、人並み以上の修行はしてきたつもりだが、偶然の巡り合わせでハリケンジャーに選ばれてから、忍具の力に頼り過ぎていたことは否定できない。
「潜入先で捕らえられたくノ一がどんな目に合わされるか、それも知らずにやって来たように見えるな」
(ち、ちょっと…まずい感じになってきたかな…)

次へ
2010-06-19

霞網(4)

胸縄で水色の水風船のように括り出されたハリケンブルーの乳房を、男が乱暴に掴んだ。
「うっ…!」
声を出さないようにと気を張っていたつもりが、長時間に渡って根元を縛られ充血気味になっていたハリケンブルーの乳房は予想以上に敏感になってしまっていた。
「幸い、わしはお前のような小娘に興奮する歳でもないが…」
その言葉に多少の不満を覚えつつ、ハリケンブルーはややほっとして男の言葉を待つ。
「少々痛い目に合わせねば、お前の為にもならんだろうな」
そういう忍者の背後に、小さな炎が見えた。天井近くの窓から太陽の光がほんの少し差し込むだけのこの土蔵は、部屋の隅から蝋燭の明かりで照らされていたが、もう一人の忍者がいつの間にかその一本を取ってハリケンブルーの元へ戻ってきていた。
「くく…」
短くなった蝋燭を、燭台ごとゆっくりとハリケンブルーの胸元へと差し出し、その炎がちょうどハリケンブルーの胸の先端ぎりぎりの位置へと持ってくるとぴたりと止めた。
「い、言っておくけど、そんなもの…」
シノビスーツは何千度という高温にも耐えるよう作られている。さすがに試したことはないものの、蝋燭の火などで燃えたり融かされたりするようなものではないはずだった。
「さあ、どうなる?」
男は、水色のスーツに炎で穴が開くところを想像していた様子で、蝋燭の炎で乳の先端を舐めるように前後に動かしていたが、ハリケンブルーが反応しないところを見ると、思い切って蝋燭の炎が片方の胸に当たるように差し出した。
スーツ表面に付いた埃が焦げてほんの少しの煙が上がったが、ハリケンブルーにはほとんど熱さも感じられないまま、十数秒ほどが経過した。
「ほう、大したものだな」
「鍛錬でなく、この服のおかげだろうが…」
男は苦笑しながら、そのまま蝋燭の炎を同じところに当て続けた。

「…んっ…」
炎に晒された乳首の感じる熱が、強くなり始めていた。
熱を防ぐスーツといっても、身体に火が迫っていることが分かるように、ある程度まではスーツ内にも熱を伝えるように設計されているのである。
ハリケンブルーの様子の変化に気付いた男は、覆面の奥で少し笑って乳首への責めを続けた。
「うっ…ぁあ…っ…」
熱に晒されて尖り始めた乳首がヂリヂリと蝋燭の炎に炙られ続ける。スーツ内の温度は火傷をするような温度までは上がらないようになっているが、乳房の先端だけが熱い温泉に漬けられた位の温度で刺激されるという日常にない感覚は倒錯した興奮をもたらすものだった。
何しろ、目の前で乳首を焼かれているのである。薄暗い土蔵の中で眩しく燃える蝋燭の明かりが海老反りに縛られたハリケンブルーの視界の下端へ飛び込んでくる。身体を揺らせないように背中を押さえられ、じわじわとした刺激が乳首から乳房へと染み渡ってくる。
(熱い…熱いけど動いたらまた…!)
目をつぶって耐えるハリケンブルーが俯いたとき、熱せられたスーツの表面に、蝋燭の芯がツンと当たった。
「はあぁあっ!」
不意打ちのような刺激が加わり、ハリケンブルーは乳首先端に走った衝撃に身を仰け反らせた。
ギチチィ! という音とともに、またしても全身の縄目がハリケンブルーを縛り上げた。少しは緩んできていた股縄が音を立てて引き絞られる。容赦ない食い込みにハリケンブルーはまた上ずった声を挙げ、 忍者達の嘲笑を受けた。

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2010-06-26

霞網(5)

「さて…どうする?」
燭台を持った忍者は火を吹き消し、もう一人と顔を見合わせる。
「この小娘はどうにでもなる。それよりも、こいつらを囮にした陽動作戦ということも考えられる。他の蔵を確認して来よう」
「なるほどな」

一人が出て行くと、闇に戻った蔵の中に宙吊りにされたハリケンブルーと男が残った。
「一応聞いておくか。お前と赤い奴と黄色い奴、忍び込んだのは三人だけか」
「は…はい…」
竹刀の先で顎を持ち上げられながらハリケンブルーはとぎれとぎれに答えた。
「他の二人は…捕まってるの…?」
「当たり前だ」
喉を竹刀でぐりぐりと突かれ、マスクの中で顔をしかめる。
「今日のところは三人とも返してやる。二度とこの里に近づきませんと誓ってからな」
「で、でも…ジャカンジャは本当に…!」
「まだそんな事を言っておるのか」
苛立った男がハリケンブルーのマスクの頬を竹刀で横殴りに払い、宙吊りの身体がぶらぶらと揺れた。

「まさかこの里でこれを使う機会が来るとは思わなかったぞ」
さっき出て行った男が、笑いながら弁当箱ほどの木箱を抱えて戻ってきた。
「『肥後ずいき』だ」
「ほう」
箱を開けて布に包まった物体が取り出される。こけしに木の皮を巻き付けたような形の棒を忍者はハリケンブルーに見せ付けた。
(…?)
「聞いたこともないか?」
忍者は竹筒を取り出し、中に入っている水でその太さ3、4センチ程の棒を濡らした。
「おうおう」
二人の忍者は塗れた「肥後ずいき」を見て笑った。目を凝らすと、濡らされた表面がぬるぬると光り 粘液をまぶしたような質感を持っていた。
「この形を見て分かるな」
先端が丸くやや太くなった棒の形を見て、ハリケンブルーは嫌な予感がした。
(まさか…)
「これはな、日本古来の責め具だ。このヌルヌルは芋の茎を巻いたものでな…、どれ」
忍者は縛られたハリケンブルーの股間に食い込んだ股縄を片手で掴むと、ぬめった肥後ずいきをマスクの目の前でちらつかせた。
「やっ! 嫌ぁっ!」
得体の知れない張り型を見せ付けられ、ハリケンブルーはなんとか挿入を防ごうと、無駄な抵抗と知りながら大きく広げられた両脚を閉じようと試みた。だが、もちろん自由は利かず、肥後ずいきのぬめりをタイツの内股にひたひたと付着させられてしまう。
「ああっ! い、嫌あ!」
男が股縄の一箇所を引っ張ると締め付けと食い込みが少し緩んだ。男はさらに、水色のスカートの下の同色のレオタードのクロッチを引っ張り、その下、鎖帷子のタイツに包まれた敏感な秘所に性具を当てがった。
「ひっ…」
「このヌルヌルが大事なところでな」
男はクロッチをぐいと引っ張ると、ハリケンブルーの秘唇を割り裂くように性具の先端を押し入れた。
「やめっ、やめ…!」
「これが女のここに塗りたくられると、女は痒くて痒くてたまらんようになる」
そう言いながら、男は先端を擦り付けるように上下に動かしながら、性具を秘唇の奥へと強引に押し込んでゆく。
未成熟な性器にスーツごと張り型を咥え込まされてハリケンブルーは悲鳴を上げた。だが男はそれには構わず、力任せに性具の半分ほどを肉の裂け目にめり込ませると、それが抜けないようにレオタードのクロッチを性具の末端に当てがって、とどめとばかりに、横にずらしていた股縄でレオタードの股部に封をした。
「あっ! あっ!」
異物挿入の痛みに絶叫しながら、ハリケンブルーは股間の食い込みを減らす方法を必死で考えるが、どうしても身体がびくびくと引き攣り、縄が締め付けをきつくしていく。
「ずいきの毒が粘膜を焼き、痒くて堪らんようになった女は、張り型を出したり入れたり、あそこが真っ赤に充血して、熟れ切った肉穴に…」
半狂乱で悶えるハリケンブルーの耳には、そんな男の解説がまるで催眠術のような効果をもたらし、毒がスーツを浸透したりはしないにもかかわらず、存在しない痒みに膣口が疼き始めていた。
「腫れあがった粘膜に、張り型の凸凹がゴリゴリこすれるたび、もう女はあられもない声で…」
「い、いやぁ! 抜いて、抜いてぇ!」
いつしか、ジュプッ、ジュプッと言う音がレオタードの下から響き始めていた。肥後ずいきのぬめりだけでなく、ハリケンブルーの分泌液が股を濡らし、それが潤滑油となって、肥後ずいきはレオタードの内部で秘唇の内側で浅く深くピストン運動を繰り返していた。逆海老で縄吊りにされたハリケンブルーが快楽で身悶えするたび、亀甲縛りの縄が張り型を身体の奥深くに突き刺して抉った。
「うああっ! はっ、はあぁんっ!」
自分の意思では止められない身体の痙攣に合わせて、性具がいつまでもレオタードの奥で暴れまわった。
「これでこいつも懲りたろう」
「いや、逆にもう帰りたくないと言い出すかも知れんぞ」
男達の笑い声を聞きながら、ハリケンブルーは任務が失敗に終わった悔し涙を流すしかなかった。

(完)
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