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2013-05-13

愛玩(17)

「よっ、リンちゃん、こっちこっち」
リンを前方から見下ろしているらしい、先程とは別の男の声が、頭上から呼びかけている。リンはもう何も考えず顔を上げて、闇に阻まれた視線を声のする方へ向けた。
突如、目の前に赤黒い映像が大写しになった。一瞬何が起こったのか分からなかった。だが次の瞬間、赤黒い塊から白濁した液体が飛び出し、視野の一面に広がったのを感じて、瞬時に全てを理解した。ずっと見えない状態にされていたバイザーが元に戻され、それと同時に、目の前の男が陰茎をしごいてマスクの至近距離から射精したのだ。
「あっ! ああぁっ! あっ、うああぁあっ!」
顔面の数センチ前にあるマスクのバイザー部分をほとんど覆うほどの白濁液がマスクの前面から垂れ落ち、一部は床へ、その残りはリンの首筋、胸元へと流れていく。
「嫌っ! やめて! いあぁああぁっ!」
今夜さんざんに犯され続けた後のリンにしても、あまりに耐え難い汚辱感だった。パニック状態のリンは鎖に繋がれた両手でマスクに付いた精液を拭き取ろうとする。しかし高タンパク質の粘着液はグローブの甲でマスクの前面にヌルヌルと塗り広げられていくだけで、いくら擦っても拭うことができなかった。男の中に溜まりに溜まっていた大量の精液は鳳凰の銀色の嘴をドロドロに汚して、スーツへもその汚染を広げていく。

ジャラリ、と手鎖を踏みつけて、男がリンに諭すように言う。
「どうした? スーツがちょっと汚れただけだろ?」
ちょっとの汚れなどではない、と抗弁する言葉がすぐには出てこなかった。
「君の顔に直接掛かった訳じゃない、そのために変身してるんじゃないのか」
「そうそう」
横から口を挟んだのは金だった。
「よく思い出してごらんよ、私達はさっきからリンちゃんの身体に指一本触れてないよね?」
「……?」
「スーツ越しにしか触ってない。リンちゃんの大事な身体に傷を付けたら大変だからね」
「そうだよ。そのスーツになら触られても平気なはずだろ?」
席に着いて見守っていただけの男達が、そう言いながらリンの周りに集まってきた。3、4人がリンを見下ろすように取り囲み、おもむろにズボンのジッパーを下ろし始めた。

床に座り込んでいるリンの目の前で、男達の下着がずり下ろされ、勃起した陰茎が次々と突き出された。
こんな光景を至近距離で見せ付けられるのは当然ながら初めてのことだった。しばらくの間視覚を奪われ、やっと暗闇から抜け出した目が見たのが白濁液と男の下半身なのだった。分泌液でぎとついた赤黒い肉棒は、マスク越しにはまるで、人間の体の一部ではなく怪物の臓器か何かのように思えた。
「さぁ…… 触ってごらん……」
スーツに全身を護られているのだ、グローブ越しに触れるだけなのだ、と言い聞かせながら、リンは目の前に並んだ男性器の一本におずおずと右手を伸ばした。
「うっ……」
指先が触れた瞬間、男が小さく呻いた。あわてて手を引っ込めようとしたリンだったが、男が逆にリンの方へ身を寄せてマスクの鼻先に亀頭が触れそうになり、それを押し留めるように男性器の竿の部分を軽く握ってしまった。湿った表面の質感と、硬いような柔らかいような感触が合成皮革を通して掌に伝わってくる。
「そう…… その調子……、もう少しだけ握って……」
男の要求はリンにも分かっていた。このまま陰茎を扱いて、さっきの男のように射精させろということなのだ。それも恐らくはマスクの顔面を目掛けて。精液で戦闘服を汚されることと、それよりもまず男の性欲処理に自分の手を貸すことの屈辱に、手が震えてそれ以上動かなくなる。
「どうしたリンちゃん、活動資金が必要なんじゃなかったのか」
「今頑張らないとダイレンジャーが大変なことになるぞ」
横から囃し立てられて、リンは体の横に下ろしていた左手を男の性器に添え、思い切って両手で掴んだ。
手の中の、怪物か怪人の体を触っているような感触だけなら耐えられないことはなかった。それを握りつぶさないように、そっと力を加えながら前後にゆっくりと動かした。
「う、っう……!」
まだいくらも刺激しないうちに、男の息が荒くなり、手の中の感触に硬さと膨らみが加わった。そう思ったとき、性器がびくびくと震え、その先端から濁った液が勢いよく飛び出した。
「く……ぅう……っ!」
マスクの正面に吐きかけられた精液を、リンは避けることもせず受け止めた。前回の射精の跡がうっすらとこびり付いていたマスク表面を、さらに新鮮な白濁液が流れ落ちた。
「おおーっ!」
拍手が起こらんばかりにしてどよめく男達の様子は、数時間前に演舞を披露したときの歓声を思い起こさせるものだった。
「えらい、今のは良かったぞ」
「はい……」
「おい、こっちもだ、早く!」
左右から突き出された、順番待ちをしている陰茎をリンは右手と左手でそれぞれ掴んだ。慣れない手つきで二本の陰茎に刺激を与えていく。ただ竿の部分を摩擦するのではなく、やや柔らかくなっている亀頭やその根元の部分を指で包んで擦り上げると、男達の性器が強く反応するのが分かった。
(早く…… 早く終わって……!)
性行為ではなく機械的作業に徹しようとするリンだが、自分の手の動きが男達に快感を与え、上ずった声を挙げさせ体液を分泌させていることがどうしても理解できてしまう。獣じみた唸り声で腰を前後に揺らす男達の得ている快感さえ自分の事のように思える。
先程まで、この性器が自分の身体の奥深くに擦り付けられ、精液を注がれていたのだ。思い出すだけで身体の熱くなるようなセックスの快楽を男達のみが存分に味わい、今の自分は手のひらだけで空費している。しかし考えてみれば、今夜の前半まで両者の立場はちょうど逆だったのだ。気が狂いそうになるまで一方的に責められ、早く解放されたいと願っていたはずのリンが、責め手の立場では我慢ができない、身体が治まらないと思ってしまっていた。
その数分ののちに、リンは2本分の精液を口元や頬に浴び、拭き取ることのできない汚れをスーツに塗り広げていった。

「これはいいですな」
「顔射ならぬ『面射』だな。一回○○万円出そう、もちろん映像も……」
(こ……、この程度のことで…… これを我慢してお金になるなら……)
「ちょっといいかい」
声の方へ向き直ったリンの胸元に男の一人が手を伸ばした。胴衣がはだけられ、胸の谷間で乾かずに溜まっている精液をそのままに、胴衣の正面でジッパーを引き上げるような操作をした。元通りぴっちりと装着された胴衣の中で、精液がボディスーツとの間でグジュグジュと音を立てながら乳房に塗りこまれた。
「あっ! えぁっ! 嫌っ!」
(中っ……! スーツの中に!)
薄いボディスーツ一枚を隔てて辛うじて素肌とは隔離されているものの、感覚としてはスーツの内側だった。スーツの内と外が精液で徹底的に汚染されていく。
自分の手では脱ぎ着できないスーツの胸をリンは掴んだ。しかしもうこれ以上暴れる気力はなかった。もう後戻りできないほどに身体や心が汚されてしまったことが自分でも分かっている。そしてそれ以上に、身体が強く感じてしまっているのは、物足りなさだった。今夜のうちに開発されきったといっていい性器を責められることなく男達に奉仕だけをさせられるのはもう耐えられなかった。
「さあさあ、とりあえずはあと2人、いや3人分ね、手で……」
しばらくの間カメラマンに徹していた金が発した言葉をリンは遮った。
「ご、ごめんなさい、もう……」
「え?」
それが言い訳として白々しく響くことを痛いほど感じつつ、言葉を選びながらリンは続けた。
「違うんです、私、ダイレンジャーとしてもっと…… 今日のうちに資金を稼いで、強くならないといけないんです…… だから……」
リンの声の調子と、もどかしげにもじもじと擦り合わされる太腿の付け根の様子を見て、金や周囲の男達はリンの決定的な変化に口元を緩めた。
「だから……、手でするんじゃなくて、か、身体で……」
「OK、OK。リンちゃんのやる気はよく伝わったよ。予定変更だ、我々も是非その頑張りに応えようじゃないか!」

床に直接座り込んでいたリンの傍に、体操に使うような厚さ数センチのゴムマットが用意された。敷布団ほどの面積のあるその中央にリンは腰を下ろし、カメラに向かってゆっくりと脚を開いた。
「ほら、スカート、よく見えるように」
金の指示に従って、リンは片手で短いスカートをめくり上げ、濃厚な愛液を纏った二本の指でスーツ越しに股間の裂け目を拡げた。
「セリフ!」
カメラの向こう側に掲げられた文字ボードにある台詞を、リンは精一杯の感情を込めてカメラに向かって読み上げた。
『スポンサーの皆様、いつも素晴らしいご指導ありがとうございます。これからもホウオウレンジャー・天風星リンをずっと可愛がってください……』

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