FC2ブログ
--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013-08-04

鉄檻(9)

「あっ、ちょっと待って、リンちゃんにお電話よ」
話をはぐらかされたかと考える間もなく、マスクの中に響く音声が電話先生から聞き取りにくい男の声に変わった。
「リン、聞こえるか、オレだ……」
公衆電話のような荒い音質で、声の主が誰なのかをすぐに判断することができなかった。
「オレだよ…… 畜生、バイクが……」
「バイク……? 将児なの!?」
ホウオウレンジャーが電話先生との勝負に誘い込まれる前に、テンマレンジャー・将児は神風大将とスピード対決をすると言ってどこかへ消えたはずだった。
「そうだ、将児だ…… クソッ、神風大将の実力を甘く見てたぜ…… あんな奴に勝てるわけがねぇ……」
「えっ、まさか……」
「そうだ、スピード対決は俺たちの負けだ…… それに怪我をして動けねえ。大五と知もどうなってるか……! リン、頼む! まだ勝負が付いてないなら、とにかく電話先生の言う通りにしてくれ! 引き分けにでも持ち込めればまだ……」
「えっ、将児? 将児!」

焦るホウオウレンジャーの声を聞きながら、神風大将は電話先生の頭部の受話器を元に戻した。
「っと、こんなもんでいいか?」
「人間、追い詰められるとなんでも簡単に信じちゃうものね」
「しかし…… っ痛ってぇ、オレは今日のところはもう退散するぜ、おいダイレンジャー! 次は偶然の勝ちはねえぞ!」
実のところスピード勝負ではあと一歩のところで転倒リタイヤした神風大将は、将児たちに一言捨て台詞を残してから慌てて去っていった。
「……で、他の二組の勝負はどうなったんだ?」
電話の内容を知らない将児と亮は、現場に残った電話先生に尋ねた。
「うーん、大五と知は分からないわね〜。リンちゃんは私とのかくれんぼ、まだ隠れる準備が出来てないらしいわね」

将児と思い込んでいる相手との通話が途切れてから、ホウオウレンジャー・リンは電車の連結部で焦りを募らせていた。今の話の内容では、仲間を人質に取られているも同然である。例えゴーマの側から仲間を脅しの材料に使ってこないにしても、勝負をこちらから破棄することはできなくなってしまった。ホウオウレンジャーにできることは、相手の定めたルールの上で最大限戦うことしかない。
「リンちゃんも責任が重いわね〜。さ、後半戦を始めましょうか。リンちゃんが電車を降りて、スタートと言ったらそこからかくれんぼ開始よ」
「ええ、そうするしかないようね……」

次へ
2013-08-12

鉄檻(10)

間もなく○○駅に到着します、というアナウンスを聞き、ホウオウレンジャーは前方の車両の様子を伺った。車内は混雑したままだが、乗客のいくらかが降り口付近に集まったため、今いる連結部から車両へ自然に移動することができそうだった。

電車から降りた時点で後半戦の開始、という説明だった。しかしこれまでの状況から予想すると、素直に電車から降りることができるとは思えなかった。痴漢や、もっと悪質な罠を電車内に仕掛けている可能性は大いに考えられる。
この勝負が”知恵比べ”という名目で始まったことを改めて思い出す。ルールに触れない範囲で相手の裏をかき、用意された罠を回避するしかない。
「何か、車両を通らずに電車を降りるような方法はないかしら……」
連結部の壁を破るようなことはやはり避けたい。そして目に止まったのは車両の、連結部に近いところにあるガラス窓が少し空いていることだった。座席に座ったサラリーマン風の男が背にしている、引き下ろすタイプの窓は、最大まで開ければそこから何とか脱出できそうな大きさだった。

電車が駅に到着し、出入口のドアが開いたが、ホウオウレンジャーは行動を起こそうとしている素振りを極力見せず、連結部から車両へのドアの取っ手を軽く握っただけの状態で待った。
乗客の乗り降りが終わり、出入口が閉まって電車が動き出そうとした瞬間、ホウオウレンジャーは連結部から車両へと滑り込み、座席の背凭れ側にある窓のサッシに手を掛けた。
「すみません、緊急事態なんです! 失礼します!」
突然の出来事に呆然とした様子の客達を尻目に、ホウオウレンジャーはわずかに開いていた窓を全開まで強引に下ろし、座席を足がかりとして窓から飛び降りようとした。
車内で攻撃や足止めを食らう前に、まずは無理にでも電車から降りてしまえばいい。一度行動が自由になればこちらから電話先生を探すなり何なりできる。
身体の細いホウオウレンジャーでもやっと通り抜けられるサイズの隙間だった。座席に座った乗客を蹴飛ばさないように、腕の力だけでまずは上半身を外に乗り出す。車掌や駅員は気づいていないのか、電車が緊急停車することはなかった。そこから素早く下半身を引き抜いて、柵などにぶつかる前にホームへと滑り降りてしまう、つもりだった。

車内に残った下半身に違和感を覚えた。激しい動きでめくれ上がったプリーツスカートの中のショーツを、腰の部分を指で引っ掛けるようにして脱がされかけていた。
(あ……)
明らかに、乗客に化けたゴーマ戦闘員がホウオウレンジャーの脱出を引き止めようとする行動だった。しかし脚を直接掴まれているわけではない。ショーツもスーツの上に勝手に穿かされたものである。脱げるにまかせて車外へするりと出てしまえば良かったはずだ。しかしそれを分かっていながら、反射的にそちらへ手を伸ばしてしまっていた。
伸ばした手を見えない位置から掴まれ、ぐいと引っ張られた。完全に身体のバランスを崩してしまい、無理矢理にでも車外へ出ることはできなかった。胸、頭を窓枠の下辺にぶつけながら、ホウオウレンジャーは座席の上へとずるずると引き摺り下ろされた。
「ご、ごめんなさい……!」
体勢を立て直すよりもまず、肩にぶつかってしまった乗客に視線を向けたが、その男が不気味な笑いを浮かべたのを見て、身体を強張らせた。
(こ、この人もゴーマの……?)
「うっ……!」
さらに後ろから片足を掴まれ、窓に手が届かない位置までゆっくりと引き戻される。中途半端な位置までずり下ろされたショーツが足枷となって脚を大きく動かせない。満員電車の中でじたばたと暴れることもできず、シートにすがり付くように手を伸ばすが、電車はすでに駅を出て暗闇の線路を走り出しており、今から飛び降りることはもはやできなかった。

(ま、まずいわ…… このままじゃまた……!)
ぎっしりと並んだ乗客の足しか見えない床に這いつくばらされている。どこに敵が居るのかも分からない。電車が揺れるたびに手足を踏みつけられ、身動きが取れない。
何とか身を起こそうとするホウオウレンジャーのセーラー服の襟を背後から掴み、強引に持ち上げた者がいた。
(来たわね!)
まずは抵抗せず、服を引っ張るままにさせておいた。自力で立てるまで体勢を立て直してから、襟の後ろを掴んでいる敵の手首を素早く握った。
(よし、捕まえた……!)
グローブ越しに握りしめた敵の手が一瞬ひるんだ様子を見せた。どうしてやろうか、と考えた瞬間、腹部に強い衝撃を感じた。
「ごほっ……ぉ……っ!!」
一体、何が起きたのかわからなかった。身を丸めるように俯いた視界に入ってきたのは、腹の中央部に何者かの拳がめり込んでいる図だった。
「……ぁ、は……っ」
マスクの中に吐くことだけは何とかこらえた。だがみぞおち近くにまともに一撃を受け、呼吸ができない。
痴漢が、敵が一人ではないということを迂闊にも忘れていた。そして、敵がゴーマであり、痴漢だけでなく直接的な攻撃を仕掛けてくる可能性があることを考慮に入れておくべきだった。
せっかく掴んだ背後の敵の手を放してしまっていた。
「ふぐっ……!」
二度目の攻撃がホウオウレンジャーを襲った。今度はより下腹部を狙ったように殴り付けられた。内臓を潰されそうな鈍い痛みにセーラー服姿の戦士が身をくねらせる。
(こ、こんなの…… 勝ち目が……)
追い詰められた状況に弱音が出そうになる。
いつもスーツを覆っていた白い胴衣が防御の要だったということをホウオウレンジャーは認識させられていた。丈の短いセーラー服に変形した胴衣は、ボディスーツがなければ臍が見えそうな程度にしか身体を隠してくれない。それほど厚い腹筋に覆われているわけではないホウオウレンジャーの腹部を守っているのは薄いボディスーツ一枚だけだった。

そのセーラー服の裾から、背後の男の手が滑り込んだ。暴力を加えようとする手の動きではなく、痴漢の動きだった。青痣が出来ているかも知れない下腹部周辺をゆっくりと撫でさすり、臍の窪みにまで指を軽く差し入れてくる。
怪人や仲間との通話を終えた後の、全力で戦わなければという決心はいつの間にか消えてしまった。時間をかけて責められ続けながら植え付けられた、凌辱者に対する本能的な恐怖が完全に勝っていた。
「っぁ……、は……っ……」
そして、身体がもう屈服してしまっていた。
ホウオウレンジャーにも最初から分かっていた。一度こうして捕まってしまえばもう痴漢の技から逃げられない。密着スーツ越しに性感帯を虐め抜かれる快感から抜け出すことができなくなることが薄々分かっていたからこそ、電車からの脱出を最優先に考えていたのだ。
痴漢のもう一方の手がスカートに触れると同時に、腹に添えられていた手がブラウスの内でするすると胸の方へ移動し、先程から着けさせられている白いブラジャーの下辺に指が掛かった。焦らすように、時間をかけて、乳房をぴったりと覆っていたブラジャーを上へ捲り上げると、硬くなっていた乳首と乳房全体が弾けるような動きでブラジャーから零れた。
(あ、あぁ……)
スーツを着たままで丸裸にされていくのを感じながら、ホウオウレンジャーは背後から痴漢に押し出されるようにして、座席と窓に面した位置に連れて行かれた。

次へ
2013-08-21

鉄檻(11)

セーラー服のブラウスと白いスカートの中にそれぞれ手を差し込まれ、ホウオウレンジャーは痴漢の腕の中でいいように悶えさせられていた。
(駄目……逃げられない……! 体の力が……)
短いプリーツスカートの中では、痴漢の太い中指がホウオウレンジャーの陰唇にヌプヌプと浅く抜き差しされ、薄いスーツの下に隠された肉の裂け目を柔らかく拡げようとしていた。指にゼリーでも塗り付けてあったのか、指先はスムーズにスーツ越しの粘膜の上を滑り、小さな穴を押し拡げ、敏感な部分を掻きむしる。
秘所を守るはずのショーツは、クロッチを裂け目の中へ押し込んだり、引っ張り上げて食い込ませたりと痴漢の玩具にされていた。その裂け目の内部の湿り気は、吸水性のないショーツには染み込むことなく、ヌルヌルと周辺に塗り広げられた。

横一列の座席に座った乗客達は、目の前で起きているこの異様な光景に対し皆不自然なほど無関心だった。全身を頭までピンクと白の光沢素材で覆った少女が、男に身体を撫で回されて微かな喘ぎ声を挙げている。事情はどうあれ、性的なプレイが行われていることは明白だった。
ただ一人行動を起こそうとしているのはホウオウレンジャーの正面に腰掛けている男だった。薄笑いを浮かべながら前に身を乗り出し、もっとこっちに来いとでも言うように顎をしゃくって痴漢に合図を送る。それに応えて、ホウオウレンジャーの身体を抱きかかえた痴漢が半歩ほど前進し、座席の男が座ったままホウオウレンジャーに触れるほどの位置となった。
くちくちと掻き回されているスカートの中を覗き込むように前から男が顔を近づけてくる。逃げ出したい、身体が自由になるなら蹴り飛ばしてやりたかったが、二本の指を奥深くまでぬるりと沈められて敏感な箇所を刺激されると、声を抑えるのが精一杯だった。
座席の男の鼻息がホウオウレンジャーの太腿に感じられるほどに顔と身体が接近する。
(い、嫌……!)
白いプリーツスカートは、スーツの一部であったときと同じく、小さな面積のショーツがやっと隠れる程度の丈しかなく、男の位置からはその内部がほとんど丸見えのはずだった。
(スカートの中を……見られてる……!)
薄く小さなショーツのクロッチを横にずらされ、性器の割れ目がくっきりと浮き出たスーツの様子、それに、その奥の蜜壺を執拗に掻き回され、滲み出した愛液が指の間で糸を引いている様子までが明らかになってしまっている。
思わず目をつぶり、下からの視線を意識の外に追い出そうとするが、太腿に吹きかかる男の息の感触をどうすることもできない。マスクの中で荒い呼吸を整えようとしたとき、先程までとは全く違う、太腿に何か柔らかいものが当たる感触を覚えてホウオウレンジャーは身体を引きつらせた。
(うっ……! )
薄目を開けてこわごわと見下ろしたそこには、男がスカートの中に顔を埋めるようにして下半身に接触している図があった。男は光沢ピンクの太腿に舌を這わせ、柔らかい肉の付いた内側のラインを味わうように下から上へと舐め上げてきた。
「っ…… ふっ……っぁ!」
今日、色々な手口で痴漢に触られてきた、そのどれよりも強烈で、そして不気味な感触が下半身を襲った。まるで軟体動物が這うような、温かくぬめった物体が皮膚の上を蠢いている。すべすべとしたスーツの密着した皮膚は裸よりも敏感にこの刺激を感じ取っていた。
舌の襲撃が太腿だけで終わるはずがなかった。愛液で濡れた脚を清めるように、その出処に向かって舌の位置がゆっくりと上昇した。ホウオウレンジャーの背後から秘裂の中へ指を突っ込んでいた痴漢が、それに合わせるようにして二本指でスーツ越しに陰唇を横に押し拡げた。薄いスーツは粘膜に張り付いた状態になり、内部の形と濡れ具合を外側に見せつけてしまっている。申し訳程度にその上に穿いたショーツも、薄い生地を一枚被せるだけの効果しかなく剥き出しの粘膜器官を守ることは全くできていなかった。
柔らかな裂け目を何とか覆い隠しているクロッチの中央部に、男の舌の先端が強く押し付けられた。
「……っぉ……! ぁ……!」
まるでペニスを無理矢理に押し込まれるような刺激だった。舌の先でねぶるように突き込まれ、クロッチの裏地で膣粘膜がヌルヌルと摩擦される。激しく、しかし余りにももどかしい快感が下半身に渦巻く。
同時に、ブラウスの中でも二本の指で乳首を抓り上げられ、追い討ちのような快楽刺激にホウオウレンジャーの全身がびくんと跳ねた。ブラは捲り上げられ、極薄の特殊繊維一枚に覆われた乳首が太い指で挟まれ、捏ね上げられている。
「っく…… ぉはぁ……っ! あ……ぁっ!」
上下のスイートスポットを同時に責めたてられ、華奢な身体が快楽の挟み撃ちに悶える。
(き、気持ちいい……! 気持ち……よすぎる……!)
手足を掴まれてさえいないのに、何の手出しもできない。痴漢たちのテクニックにホウオウレンジャーは圧倒されてしまっていた。

次へ
2013-08-28

番組の途中ですが

SSの途中ですが、色々と気掛かりなことがあってエントリーを作りました。


2chの個人情報流出事件、皆様は大丈夫でしたでしょうか。私自身は"●"を買っていないので被害はありませんが、エロパロ板に出入りしているような人、特に職人の方は"●"持ちが多いのではないかと思って心配しています。

また、このサイトは8月9日で開設から五周年を迎えていました。
先週まで気付かなかったのと、個人の小説サイトという性質上、特に企画をすることもなく、淡々と更新していこうと思います。これからもよろしくお願いします。
リクエストまとめについては今の「鉄檻」が完結してからリスト化します。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。