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2013-08-21

鉄檻(11)

セーラー服のブラウスと白いスカートの中にそれぞれ手を差し込まれ、ホウオウレンジャーは痴漢の腕の中でいいように悶えさせられていた。
(駄目……逃げられない……! 体の力が……)
短いプリーツスカートの中では、痴漢の太い中指がホウオウレンジャーの陰唇にヌプヌプと浅く抜き差しされ、薄いスーツの下に隠された肉の裂け目を柔らかく拡げようとしていた。指にゼリーでも塗り付けてあったのか、指先はスムーズにスーツ越しの粘膜の上を滑り、小さな穴を押し拡げ、敏感な部分を掻きむしる。
秘所を守るはずのショーツは、クロッチを裂け目の中へ押し込んだり、引っ張り上げて食い込ませたりと痴漢の玩具にされていた。その裂け目の内部の湿り気は、吸水性のないショーツには染み込むことなく、ヌルヌルと周辺に塗り広げられた。

横一列の座席に座った乗客達は、目の前で起きているこの異様な光景に対し皆不自然なほど無関心だった。全身を頭までピンクと白の光沢素材で覆った少女が、男に身体を撫で回されて微かな喘ぎ声を挙げている。事情はどうあれ、性的なプレイが行われていることは明白だった。
ただ一人行動を起こそうとしているのはホウオウレンジャーの正面に腰掛けている男だった。薄笑いを浮かべながら前に身を乗り出し、もっとこっちに来いとでも言うように顎をしゃくって痴漢に合図を送る。それに応えて、ホウオウレンジャーの身体を抱きかかえた痴漢が半歩ほど前進し、座席の男が座ったままホウオウレンジャーに触れるほどの位置となった。
くちくちと掻き回されているスカートの中を覗き込むように前から男が顔を近づけてくる。逃げ出したい、身体が自由になるなら蹴り飛ばしてやりたかったが、二本の指を奥深くまでぬるりと沈められて敏感な箇所を刺激されると、声を抑えるのが精一杯だった。
座席の男の鼻息がホウオウレンジャーの太腿に感じられるほどに顔と身体が接近する。
(い、嫌……!)
白いプリーツスカートは、スーツの一部であったときと同じく、小さな面積のショーツがやっと隠れる程度の丈しかなく、男の位置からはその内部がほとんど丸見えのはずだった。
(スカートの中を……見られてる……!)
薄く小さなショーツのクロッチを横にずらされ、性器の割れ目がくっきりと浮き出たスーツの様子、それに、その奥の蜜壺を執拗に掻き回され、滲み出した愛液が指の間で糸を引いている様子までが明らかになってしまっている。
思わず目をつぶり、下からの視線を意識の外に追い出そうとするが、太腿に吹きかかる男の息の感触をどうすることもできない。マスクの中で荒い呼吸を整えようとしたとき、先程までとは全く違う、太腿に何か柔らかいものが当たる感触を覚えてホウオウレンジャーは身体を引きつらせた。
(うっ……! )
薄目を開けてこわごわと見下ろしたそこには、男がスカートの中に顔を埋めるようにして下半身に接触している図があった。男は光沢ピンクの太腿に舌を這わせ、柔らかい肉の付いた内側のラインを味わうように下から上へと舐め上げてきた。
「っ…… ふっ……っぁ!」
今日、色々な手口で痴漢に触られてきた、そのどれよりも強烈で、そして不気味な感触が下半身を襲った。まるで軟体動物が這うような、温かくぬめった物体が皮膚の上を蠢いている。すべすべとしたスーツの密着した皮膚は裸よりも敏感にこの刺激を感じ取っていた。
舌の襲撃が太腿だけで終わるはずがなかった。愛液で濡れた脚を清めるように、その出処に向かって舌の位置がゆっくりと上昇した。ホウオウレンジャーの背後から秘裂の中へ指を突っ込んでいた痴漢が、それに合わせるようにして二本指でスーツ越しに陰唇を横に押し拡げた。薄いスーツは粘膜に張り付いた状態になり、内部の形と濡れ具合を外側に見せつけてしまっている。申し訳程度にその上に穿いたショーツも、薄い生地を一枚被せるだけの効果しかなく剥き出しの粘膜器官を守ることは全くできていなかった。
柔らかな裂け目を何とか覆い隠しているクロッチの中央部に、男の舌の先端が強く押し付けられた。
「……っぉ……! ぁ……!」
まるでペニスを無理矢理に押し込まれるような刺激だった。舌の先でねぶるように突き込まれ、クロッチの裏地で膣粘膜がヌルヌルと摩擦される。激しく、しかし余りにももどかしい快感が下半身に渦巻く。
同時に、ブラウスの中でも二本の指で乳首を抓り上げられ、追い討ちのような快楽刺激にホウオウレンジャーの全身がびくんと跳ねた。ブラは捲り上げられ、極薄の特殊繊維一枚に覆われた乳首が太い指で挟まれ、捏ね上げられている。
「っく…… ぉはぁ……っ! あ……ぁっ!」
上下のスイートスポットを同時に責めたてられ、華奢な身体が快楽の挟み撃ちに悶える。
(き、気持ちいい……! 気持ち……よすぎる……!)
手足を掴まれてさえいないのに、何の手出しもできない。痴漢たちのテクニックにホウオウレンジャーは圧倒されてしまっていた。

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