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2014-01-04

鉄檻(12)

ぐりぐりと押し込まれる舌を、ショーツのクロッチが最後の砦のように押しとどめている。しかしそれも一分ほどのことだった。一瞬だけスカートの中から顔を離した男が、ショーツの腰紐に手を掛け、いつでも脱がすことができたとでも言うように無造作に引き下ろした。小さなショーツが膝の上あたりまで下ろされ、粘ついた液がボディスーツ中央部との間で長い糸を引く。プリーツスカートの裏側にもほとんど白濁したような濃厚な愛液が飛び散り、つい先程まで皺一つなかった制服がたちまちの内に汚れていった。
(あ、 あぁ…… パンツ……下ろされて……)
ショーツがよじれたまま膝のあたりに絡まり、布に比べると伸縮性の少ない素材のため、それより下にはずり落ちることなく留まっている。元々スカートの中には穿いていなかった、余分な衣装であるはずのショーツが引き剥がされた感覚に耐えられない。濡れて完全に局部に張り付いたタイツからは湯気が上がっているような気さえしてしまう。
肩から先が痺れたように力が入らない。背後にいる痴漢の手はブラウスの中に潜り込んでおり、拘束を受けているわけではないが、凌辱に対する恐怖や、仲間を人質に取られているという思いが自己暗示のように作用して、最小限の抵抗さえできないでいる。
(やめて…… もうやめて……!)

スカートの下で、無防備になった肉の裂け目に男の唇が改めて吸い付いた。唇が狙ったのはその上端にある小突起だった。もう充分に膨らんで裂け目の外側に顔を出しそうになっている肉芽に唇と舌が絡み付き、鋭く痺れるような快感が下腹部に突き刺さった。
「くっ……! う……っぁ!」
それだけでは終わらない。スーツの下で包皮から半分ほど顔を覗かせているその器官を唇が啄ばむようにし、ちゅぱちゅぱと音を立てんばかりに吸い上げる。
今までも指でさんざんに弄り回されてきた柔らかな突起を、今はスーツ越しに唾液で濡らされ、男の口の中で飴を溶かすようにしゃぶられている。普段は包皮に隠され、異物に触れることのない部分までを舌と唇で剥き出され、スーツの裏地にヌルヌルと擦り付けられた。さらにその上から、舌の先端で垢をこそげ取るようにゆっくりとした舐め回しの刺激を追加される。摩擦のほとんどない特殊素材のスーツが粘膜に押し付けられ、触れた部分が蕩けてしまいそうな快感を発生させる。
「はっ……っ! く…… い……ひぃっ!」
あまりの快感に声を抑えることができない。背後の男から断続的に加えられる乳房への攻撃も微妙に刺激する場所を変えられ、決して刺激に慣れることができないまま、か細い喘ぎ声を搾り取られ続けた。

永遠に続くのではないかという凌辱のために、他の乗客のことがしばらく意識から消えてしまっていた。しかしその時、マスクによって増幅された聴覚が、それまでの車内の音とは異質な音声を捉えた。
『ねぇちょっと、あれ……』
ひそひそと囁き交わすような、若い女性の声だった。
この車両に移ってから今までの間、なぜか車内にいる一般の乗客がこの異変に気付いた様子を見せたり、声を上げたりすることは起こらなかった。
そのため、この車内にはゴーマしかいないのだと思い込んでいた。どんな責めに遭い、情けない声を出そうとも、一般人に知られることなく終わるなら屈辱的な敗北を見せつけることにならないで済むという願いにすがっていた。しかし聞こえてきた会話は、先程からずっと痴漢行為を観察されていたことを示すものだった。
『ねぇ、あの端っこのピンク色のって、さぁ……』
『あれ何かの撮影じゃないの?』
『撮影でもさ、なんか痴漢とか、そういうのっぽくない?』
『あーやっぱり? そう見えるよね』
女子高生らしき二人組の会話は、一つ隣のドアのあたりから聞こえてくる。大きく振り向かなければこちらからは見えないような位置におり、背後から抱きとめられていて向こうの様子を伺うことができない。痴漢達に嬲られながら、会話に耳を澄ませた。
『やっぱあれ痴漢だよね……』
『でも周りみんな何も言わないしさ、痴漢じゃなくて、露出、とかそういう……』
『「痴女」でしょ』
『痴女!』
そして二人同時にプッと噴き出した後、押し殺した笑い声が続いた。
それまでのひそひそ声とは違い、笑いながら口にした「痴女!」という台詞は他の乗客にも十分聴こえるほどの声量で車内に響いた。
(違う……! 違うのに……!)
ダイレンジャーの派手なスーツを纏って、周りをゴーマに固められ性的暴行を受けている様子は、それがあろうことか電車内で行われているという異常なシチュエーションからして、確かにAVの撮影のように見えても仕方がなかった。

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