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2014-08-03

羽毛(13)

イヤリング官女が動いた。音を立てて伸びてくる漆黒の髪束が、鷲掴みするようにホウオウレンジャーの胴体へ背中から巻き付いた。
「ふぅうあっ!!」
敏感になった身体全体がびくんと跳ね上がった。想像していたよりも数段激しい快感の信号が身体の芯を貫き、スカートの下で熱いものが流れ出してしまうのが、飛びかけた意識の隅で感じ取れた。

四つん這いになっていた身体を無理やりに引き起こして立たせるように、上半身を髪で掴んで持ち上げられている。腹部から胸にかけてを木の幹ほどもある髪束で締め付けられ、呼吸のたびに異様な感覚が身体を襲う。肋骨の軋みや圧迫感、肺を押し潰される息苦しさが全て快感となって押し寄せてくるのだ。
無理だと分かってはいても、自由になっている手で髪を掴み引き剥がそうとせずにはいられない。しかし、力の抜けた両手はただ髪束を掴んでいるのが精一杯で、もふもふとした質感の髪束を自分から抱きしめているような格好になってしまっていた。
「は……はぅ…… ぁは……」
足腰に力が入らないため、イヤリング官女の髪に体重のほとんどを支えられ、それで辛うじて立っているような状態である。というよりも、倒れることを許されないと言った方が適切かもしれない。胸を締め付けられて窒息感と恍惚感で今にも気を失ってしまいそうなのに、立った姿勢を無理矢理に取らされている。

胴体への髪の巻き付きが強くなったかと思うと、次の瞬間に身体が横に振り飛ばされた。
「あぁあっ!」
髪は依然として巻き付いたままで、である。ロープに括り付けた物を振り回すように、イヤリング官女は髪を使ってホウオウレンジャーの身体を地面と平行に投げとばした。
「ぐっ…… くうぅっ!」
膝や腕を地面に擦り付けて、引きずられるように横倒しに倒れ込む。すぐに、反対側へ身体を引っ張られ、受け身を取れずにゴロゴロと砂地の上を転がされる。そしてまた、逆の方向へとそれを繰り返された。乾いた土ぼこりが舞い、白とピンク色のスーツが次第に汚れていく。
身体を守ろうとした手足、肩や腰が地面にぶつけられて、痛いはずの部分がジンジンと快く疼いている。少し気を抜くと、このまま痛めつけ続けて欲しいと願ってしまいそうなほどに。
(だめ…… こ、こんなことずっと続けられたら……!)
この攻撃の間も髪の毛は乳房の下から腹部にかけてきつく巻き付いたままで、十分に呼吸ができないため意識が朦朧となりかけている。そしてその苦しささえ快感に置き換わってしまうのだった。
引きずりが一時中断しても、地面に伏した身体を丸めて、ひくひくと震え、全身に満遍なく植え付けられた快感を反芻することしかできない。

巻き付いた髪に力が入り、ホウオウレンジャーの身体が頭を上にして、ゆっくりと持ち上げられていく。
「あ…… あぁ~~っ!」
足をじたばたと動かすが何の抵抗にもならず、あっという間に建物の二階、三階ほどの高さへと吊り上げられてしまう。
「ほっほっほ…… 覚悟はいい?」
この高さから見回しても、周りを山に囲まれた荒野には砂と土、岩石しか見当たらない。人里離れたこの場所に、仲間のダイレンジャーが助けに来てくれるのは一体いつになるだろう。黒髪責めとネックレスの快楽責めでこのまま嬲り続けられ、いつまで正気を保つことができるのだろうか。
「はぁっ!」
地上のイヤリング官女が腕を交差させると同時に、赤黒い妖力の電撃が髪を通じて迸った。
「いやあぁあぁっ!」
全身を走り抜ける高エネルギー電流と爆発。自分の意思とは無関係に痙攣する身体中の筋肉に、激痛と快感が同時に流し込まれ、一瞬で正常な思考力が奪われてしまう。胸から流し込まれた妖力が内臓を、子宮を責め立て、元から潤っていたスカートの下から少量の愛液が勢い良く飛び出していく。
「ひ……いひぃいぃッ! はひいぃっ!」
全身から赤い火花を上げながら、胴体に巻き付いた髪束を掻きむしって、ホウオウレンジャーは地獄の快楽に悶えた。

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