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2014-11-09

渇水(3)

「ほーら、こっちこっち」
敵を誘うように、ロープから隣のロープへと身軽に飛び移っていく。
「なにおぅ!」
だがガマジャクシはこちらへ飛び込んでくる様子はなく、元いた場所からばらばらと弾丸を撃ってくる。その弾が肩をかすめ、ハリケンブルーは立っていたコースロープの足元、プールの水中にするりと飛び込んだ。

プールの水深は深く、ハリケンブルーの身長だと少し身を屈めれば全身が水中に隠れるほどだった。水中で戦うとすればちょうどいい深さである。
ハリケンブルーのシノビスーツは水忍の装束だけあって、水中での活動に適した構造と機能を備えている。ウェットスーツや潜水服と違って薄くしなやかな特殊繊維で、特に鎖帷子のように見えるアンダースーツは極薄で肌に張り付いているから、こんな日に水に入ると火照っていた肌に水の冷たさが感じられて気持ちいい。スーツに水は染み込まないが、身体にかいていた汗は薄いアンダースーツから外へ染み出していくので、マスクやブーツを除けばほとんど裸で水中にいるような爽快感がある。怪人を倒して水着に着替えて、といったことをしなくても、しばらくこのまま水遊びを楽しんでしまえそうだった。
水面から顔を出すと、初夏の太陽が真上から照りつけてマスクの中に光が差し込んだ。
「なんで来ないの? こんなに気持ちいいのに」
背泳で中央のコースを泳ぎながら、ハリケンブルーはガマジャクシに向かって声を上げる。
「まさか、カエル忍者のくせに実は泳げないとか?」
それでもガマジャクシは水中へ追ってくることはなく、プールサイドからハリケンブルーを狙い撃ちしてくる。
「あっ!」
水面から出ていた膝に銃撃が当たり、鋭い痛みを感じたハリケンブルーは再び水中に身を隠す。
「いたっ、た……」
致命的な威力はないが、何発も食らって無事で済むような攻撃でもない。水遊びを優先するあまり、敵を誘い込むどころか水中に追い詰められてしまったような格好になってしまった。
(そろそろ、こっちから仕掛けないと……)
スーツの機能のおかげで水中に居ても呼吸の心配はない。その気になれば何時間でも潜んでいることはできるが、このままでは、水食い忍者と名乗った怪人がプールの水を吸い出してしまうだろう。そうなると、使える水忍法も限られてしまう。
背中の剣、ハヤテ丸の柄に手をかけて、プールサイドにいるガマジャクシの様子を伺った。

「ゲロゲ〜ロ。上がってこないなァ〜」
ガマジャクシは、ハリケンブルーがプールの底に腰を落ち着けたのを見て、そろそろ行くかとでもいう風にその場で反り返って、大きく息を吸い込んだ。
「行けっ! 子ジャクシぃ!」
ガマジャクシの巨大な口から、大型のオタマジャクシが、魚でいえば鯉ほどもあるものが次々とプールの中へ吐き出された。
水中で、親と同じく機械的な外見のオタマジャクシが近付いてくるのを見て、ハリケンブルーはプールの底で後ずさりする。
「な、何これ…… 触らない方がいいわよね……」
だが水中に投下される子ジャクシの数は増えていき、ざっと百匹以上がハリケンブルーの周りをゆっくりと泳ぎ回っているような状態になっていた。こちらへ襲い掛かってくる様子はないが、その内の一匹二匹が緑色に光ったのを合図に、次第にすべての個体が鈍い光を放ち、体をぶるぶると震わせ始めた。
「え、えっ、何よ!」
背後にいるものも同じ動作を始めていた。いざとなれば水の外に逃げる準備を整えながら、まさか電気でも流すつもりかとハリケンブルーは子ジャクシ達の出方を待った。

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コメント

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どんな責め方か!?

ハリケンブルーもホウオウレンジャー同様、二層になった魅惑的なスーツですので、どんな責め方をするのか、注目ですね!

Re: どんな責め方か!?

今回は敗北後ではなくバトル中のピンチという形で書いていこうと思っていますので、直接的なエロはあっさり目になってしまうかも知れません。プールという舞台やキャラ設定を活かしたものにしますけどね。
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Author:鳥籠
管理人の名前も鳥籠。
2chエロパロ板のヒロピンスレでの活動を経て個人ブログを立ち上げました。

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