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2015-06-13

飼鳥(20)

それからまた少しの時間が経って、ホウオウレンジャーは再び現れたあの生殖機械に犯されていた。
「んんおっ! おぉっ! おっごおぉっ!」
複数本の太いアームに腰や腕を背後から抱えられ、さっきまでのうつ伏せではなく機械の上に座り込んだような体勢で真下から股間を突き上げられていた。だらりと垂れた足の先はわずかに床に着いてはいるが全く支える力はなく、体重を完全に機械に預けきって機械のピストン運動に身体を任せている。
(あぁっ……凄い……! 凄いの……!)
抜き差しというレベルではなく、工業機械のようにハイペースでゴンゴンと下半身を突き上げてくる機械の可動部先端で子宮口を連打され、柔らかな粘膜の襞をぐちゅぐちゅと掻き回され、身体を小刻みに上下に揺さぶられながら壮絶な快感の世界に囚われている。もはやまともな思考力はなくなり、自分の身体がどんな状態になっているかさえ理解することができない。小さな絶頂を連続で極めさせられ、目の前を色とりどりの閃光が何度も走り抜ける。
(気持ちいい! 気持ちいいっ! もっと! もっと奥に……!)
単調過ぎるほどのピストン運動にも関わらず、ホウオウレンジャーは十数分ほども今の体勢で首を降りたくって快感を貪り続けている。機械のペニスを子宮の内部まで深く咥え込もうとするかのように膣壁をうねらせ、絞り上げる。接合部から噴き出した愛液がボタボタと零れ、足元を濡らしていた。


終わりもなく続きそうだった機械姦はやがて、機械の側がゆっくりとその速度を落とし始めたために中断を迎えた。
「うぅん…… んぉ……」
激しく小刻みだった機械の上下運動が穏やかなものになり、そして止まった。ホウオウレンジャーはようやく喘ぐのをやめ、斜め上の空中を見つめるように首を傾けたまま夢見心地に浸っている。
(止まった……のね……)
あれだけ貫かれ続けてもまだ完全に満足することのない欲求を身体の内側にくすぶらせつつ、異常な快感のために脳の片隅に追いやられていたホウオウレンジャー・リンの自意識が徐々に取り戻されてきた。
(一体…… どうなったの…… 機械の……薬の効果が……)
背中で縛られた両腕を複数のアームでがっしりと抱えられ、機械に腰かけている股間には深々と機械制御のディルドーが埋め込まれて抜くことはできそうにない。ブーツの爪先が床に触れている両脚を踏ん張って身体を持ち上げるのは、砕けた足をもう一度完全に破壊し直すようなものった。
(い、今は……無理だわ……)
自分に対する言い訳のように心の中で呟いて、ホウオウレンジャーは何の行動も起こせずに機械の出方をただ待った。

そこへ、大きな扉を引きずる音が響き、鳥籠の外側の暗い空間にゆらりと人影が現れた。
「……!」
反射的に思い浮かべたのは口紅歌姫、そしてそれと同時に沸き起こったのは激しい恐怖の感情だった。この調教を指揮する立場である口紅歌姫がここに現れるのは、ホウオウレンジャーにとって恐ろしい意味しかなかった。
しかし、せめてメディア魔術師が様子を見に来てくれたのであれば……
「おっほっほ……!」
次の瞬間部屋全体に明かりが点き、かすかな希望を覆い隠すように口紅歌姫の姿が鉄格子の向こう側に現れた。
「んんーっ!!」
弾かれたように全身を引き攣らせ、その場から動けるはずのない身体を無茶苦茶に捩るホウオウレンジャー。するとその勢いで「椅子」の役目をしている機械のペニスが一層深く膣内にねじ込まれ、じゅぷりと音を立てると共に、恐怖とは全く無関係の身体感覚がホウオウレンジャーの脳天を貫いて、二度目、三度目のくぐもった悲鳴を立て続けに上げてしまう。
「んぐぅうっ! ぐふぅうぅっ!」
「ほほほほ……! お楽しみのところを邪魔して、悪かったわねぇ!」
ホウオウレンジャーの悶える様を口紅歌姫は心底楽しそうに笑って、坐位拘束のホウオウレンジャーの足元に大量の液溜まりができているのを覗き込む。
「あれだけ生意気な態度を取って、たった3日目でその狂いっぷりは何なのかしら?」
(3日……)
やはりそれだけの時間が経っていたのか、という思いが先に来て、敵怪人からの侮辱に対して怒りの感情を燃やすのが一瞬遅れてしまう。それでも苦しい呼吸を整え、むずむずと感じ続ける背筋をなんとか真っ直ぐに伸ばして、鳥籠の外にいる口紅歌姫の顔をやや上目遣いに睨み付けてみせる。
「やっぱりお前にこの機械を当てがって大正解だったわ。この3日間、ずいぶん楽しませて貰ったわよ……?」
拷問や調教の様子がゴーマ宮の住民たちの娯楽となっているであろうことは確かに想像が付いた。しかし先程から心に引っ掛かっているのは3日という言葉だった。
(……! 3日も……! その間他のみんなは……!)
リュウレンジャーやキバレンジャーといった、自分以外の5人の仲間達は今どこで何をしているのか。連れ去られてからもう3日どころではない。いくら遅くとも怪人や幹部と接触し、ホウオウレンジャーがゴーマの手元に囚われているという情報は確実に掴んだはずだ。それが未だにここへ辿り着けていないのは……
「んんー! んんんっ!」
快楽の色が消え失せた、切迫した様子で唸り声を上げるホウオウレンジャーに、口紅歌姫はニヤリと笑って鳥籠の扉を開ける。そして囚人からの不意の攻撃を警戒する様子もなくゴム張りの床に足を踏み入れ、ホウオウレンジャーの前に立った。

「少しだけ、喋らせてやろうかしら。出来上がりの途中の様子も……」
相手に聞かせるのではなく独り言のように言って、手に持った小さな金属の鍵を無造作にホウオウレンジャーのマスクの側面に突き立てる。するとマスク内部のどこかで掛け金が外れる音がして、マスクの嘴、三角形のメタルプレートが周囲からわずかに浮き上がった。
(外れた……! 口枷が取れる? 喋れる!?)
口紅歌姫は銀色のプレートに爪を掛けると、内側に生えた長大な突起物がホウオウレンジャーの喉まで達しているそれを、ズルリと音を立てて引き抜く。
「っは……!」
マスクの前面の一部分と共に、長時間ずっと口腔内を支配し続けていた男根型の口枷、強制給餌器がついに外された。粘りついた唾液が糸を引き、下へ垂れ落ちる。新鮮とは言えないがマスク越しではない室内の冷たい空気がホウオウレンジャーの口に流れ込んでくる。
(……!)
全く意外なことに、ホウオウレンジャーがその瞬間に強く感じたのは開放感や爽快感よりも、口の中にあるべき物がない、という欠乏の感覚だった。確かに長時間、口紅歌姫によれば3日間も、咥えっぱなしにさせられていた物体が急に無くなれば違和感はあるだろう。しかし、ただそれだけではなく、おしゃぶりを取り上げられた赤ん坊のように、一刻も早くそれを元通り口の中に嵌め直して欲しいという欲求を覚えるのは明らかに異常だった。
「くひ……く、くち…… 口紅歌姫ぇ……っ!」
人工男根の側面にずっと押し付けられて痺れていた舌をようやく動かして、ホウオウレンジャーは弱々しく叫ぶ。
「ゆ……許さない……っ! こんな物で私を、ど、奴隷にしようだなんて……!」
「あら」
口紅歌姫は相手の様子にやや意外さを感じたような態度で、バイザーを透かしてわずかに見えるリンの目の表情、そこにまだ理性の光が十分に残っているのを認める。
一方、ようやく口と言葉の自由を取り戻したはずのホウオウレンジャーは、だらだらと涎を流しながら、不自然な調子の呼吸を繰り返していた。
(口…… 口の中が……! おかしい……!)
敵にいま何を問いかけるべきか、言葉がなかなか出てこない。
「……他のみんなは、ダイレンジャーはっ……!」
「それは、お前にはもう関係のないことでしょう」
口紅歌姫はホウオウレンジャーの不安感を煽り立てるように、ことさらに冷静さを装った口調で告げる。
「もしかしてお前はまだ、ダイレンジャーに戻れるつもりででも居るのかしら?」
その台詞に血の気の引くような衝撃を受けて、ホウオウレンジャーはこれまで受けた調教の様子、そして纏足を受けてまだ感覚の戻らない両脚のことを思い返す。
「あ……っ! 当たり前よ! 絶対にみんながここを見つけて助けに来てくれる! この足だって、絶対に……!」
少なくとも、仲間達がゴーマ宮の別の場所に捕えられているというなどという事はありえない。もしそんな事になっていたとしたら口紅歌姫は得意気にそれを自分に教えてくるはずだ。何かの理由でまだゴーマ宮に入り込めていないに違いない…… ホウオウレンジャーはその考えにすがって、恐らくはあと数日、仲間に助け出されるまで正気を保っていることを最優先に考えようと誓った。

口紅歌姫はその受け答えによって急速にこの会話への興味を失った様子を見せ、右手に持ったままにしていた口枷を再びホウオウレンジャーの口に押し込もうとする。
(あ…… あ……!)
また呼吸と声の自由を奪われる、それが分かっているのに、口枷を咥えさせてもらえるのが待ち遠しくてたまらない。この先またすぐ、麻薬のような毒をここから飲まされるというのに……
「あ……あの薬は何なの……!? 私に何を……!」
頭のくらくらするような欲求に一瞬支配されかけた意識を懸命に呼び戻して、ホウオウレンジャーは自分の唾液で塗れたゴム質の人工ペニスを唇に突きつけられたままで相手に問いかけた。
「身体で覚えなさい」
そう言って口紅歌姫がホウオウレンジャーの上下の歯の間に口枷の先端をこじ入れ、そのまま強引にホウオウレンジャーの喉奥まで一気に突っ込むと、ガシャンという音を立てて銀色の嘴が元通りに嵌め込まれ、外界との連絡を隔絶する完全密封のマスクへと戻った。

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コメント

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慣れ

3日という時間が、責め具でしかない張り型を、無くてはならないおしゃぶりに変えてしまったという、
そんな責め方の発想はなかっただけに、感心しましたねー。

Re: 慣れ

文字数をたっぷり使って、だんだんと心が堕ちていく様子を丁寧に書いてみたつもりです。
書き始める前は「心理描写とか期待しないで」って言ってた気がしますが……w
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Author:鳥籠
管理人の名前も鳥籠。
2chエロパロ板のヒロピンスレでの活動を経て個人ブログを立ち上げました。

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