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2017-04-30

迷鳥(1)

メガイエロー・千里は深い霧の中をよろめきながら走り続けていた。
煙のような、湯気のような白い浮遊物であたり一面が覆われ、数メートル先の風景も見通せない。その霧以外には何も存在しないように思える空間を、ぼんやりとした光だけが遠くから照らしてくる、その方向を目指して駆け続ける。
「はっ、はっ……!」
イエローのメガスーツに包まれた身体、白いブーツを履いた両足が地面を踏みしめるたび、両手首を繋ぐ複雑な形状の手錠がカチャカチャと音を立てる。
ネジイエローからの急襲を受けて嵌められた手錠は見た目以上にずっしりと重く、両手を身体の前面で中途半端な位置に固定して、逃走を妨げるばかりか様々な装備品の使用を不可能にしていた。手錠の中央部から発信される妨害電波も、I.N.E.T.からの捜索と同時にスーツ側からの各種サーチ機能を制限しているようだった。

(一体ここは…… どこなの……!?)
ネジレンジャーのイエローとピンクの仲間割れに乗じて何とか逃げ出すことができたものの、岩山や工場地帯、ゴーストタウンのような市街地と様々な場所を駆け抜け、ようやく追跡を振り切ったかと思った先がこの謎の空間だった。不規則なノイズが前後左右から響き、いつ目の前にネジイエローの姿が現れるか分からないと思いつつも、前方の微かな明かりだけを頼りに、疲れ切った手足を無理やりに振り立ててひたすらに進んでいく。

明かりの強さが少しだけ増したように感じたとき、霧の中で何度か経験した目眩の感覚がもう一度やってきた。
「あぁ……? あっ?」
まるで重力が突然失われたようだった。身体が宙に浮き、空間全体がぐるりと回転したかと思うと、メガイエローは眩しい光の中へ吸い込まれるように投げ出された。

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コメント

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手錠シーン万歳☆

メガイエローの40話の手錠シーンを膨らませる二次創作は、個人的にとてもワクワクします♪
かなりの分量になるのか、どんな流れになるのか、、期待してまふ!(*''▽'')

Re: 手錠シーン万歳☆

手錠に関しては、少々残念なことになるかもしれないですね……
まあお待ちください
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