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2009-09-25

逃鳥(1)

「寄生虫」「寄生虫・続」の後日談となるストーリーです。
本ページの挿絵はベルダン様より頂きました。



ホウオウレンジャー・天風星リンが自宅で一人暮らしに戻れるまでには月日を要した。
戦士としての鍛錬を積んできたとはいえ、それだけでは対処しようのない精神と肉体への執拗な攻撃を二度にわたって受けたことは、リンの心を見えない部分で蝕んでいた。
ゴーマの本来の狙い、ホウオウレンジャーの精神を攻撃し戦えないようにするという目論見はまずは失敗したといっていいだろう。あの一件の後も仲間との信頼関係やチームワークに乱れが出るようなこともなかった。しかし長時間にわたってたっぷりと触手の快楽を覚え込まされたリンの身体と精神には、倒錯した部分が傷跡のように残ってしまっていた。



シャワーを済ませ、長い髪を乾かしたリンは、自室のドアやカーテンを全て締め切ると、ふうと溜息をついた。そして着ていたバスローブを脱ぎ捨て、オーラチェンジャーだけを両手に装着し、部屋の中央に立った。
「気力… 転身!」
気力のスパークする光が収まり、ホウオウレンジャーの姿となったリンは、手足を軽く曲げ伸ばして全身を満遍なく締め付けるスーツの感触を確かめた。そして壁際のクローゼットを開け放ち、扉の裏の等身大鏡に全身を映した。
白とピンク色に輝く戦士の姿がそこにあった。それはこれまでと変わらない。ダイレンジャーの力を得て間もない頃、自宅でこっそりと転身した自分の姿を鏡に映して軽く見とれたこともあった。しかし今はその意味が違っていた。裸の身体にぴっちりと密着した光沢スーツは、もはやただ戦うための衣装には思えなかった。
これまでホウオウレンジャーを苦しめた触手は、装着者の目の届かない狭いスーツの内側で攻撃を仕掛けていた。ホウオウレンジャーにしてみればスーツ自体に犯されていたも同然だったのだ。自分の意思では脱ぐことができないスーツに何時間も蹂躙され続けた記憶は今も消えていなかった。
道士・嘉挧によって触手蟲の卵や細胞すべてがスーツから除去された後も、スーツを着たままじっと立っていると、今にもスーツ内壁がざわざわと動き出しそうな予感に囚われる。必死で戦っているときには忘れていても、こうして自宅でスーツに包まれた自分の姿を見つめていると、何千何万という微細な肉突起で全身の性感帯を同時に責められ、やがて戦士としての誇りも何もかも忘れて快楽に飲み込まれてゆくあの感覚が蘇り、異常とは知りつつも身体が疼くような興奮に襲われた。

スーツの中で全身がしっとりと汗ばみ、下腹部が熱かった。鏡に向かって短いスカートを恐る恐るたくし上げると、その下にはすでに身体の奥から溢れた液体によってくっきりとした染みができてしまっていた。

dokidoki_thumb.jpg

(あぁ… 想像しただけで… こんなになってる…)
濡れたスーツの張り付いた秘裂の上端には、普段のおそらく倍以上に膨らんだ肉豆が浮き出していた。知らず知らずのうちに、右手の指がその膨らみに添えられていた。
「くっ、う…」
触った部分に軽い電撃が走る。包皮から剥き出された敏感な突起が極薄素材のスーツに押し付けられ、スーツのその部分が性器そのものであるような感度になっていた。グローブで包まれた指先でそっと押さえると、摩擦の少ない特殊繊維の裏地が粘膜の上をヌルンと滑らされて、思わず前屈みになってしまう。
スカートの裾を掴んで持ち上げていた左手がやがて胸へ伸びた。白いスーツを胸の先端が内側から押し上げている。まだ勃起の度合いの弱い乳首はスーツ越しには指で摘めず、乳輪のあたりをゆっくりと揉みほぐした。
スーツの裏地を急所に擦り付けられ、ぬるぬると刺激される感触。意識と思考が徐々にあの凌辱の記憶に浸食され始め、腰の中が疼くような、切ないような気分に襲われて、背筋をまっすぐ保っていることができない。自分の身体を抱きしめた、光沢ピンクの戦士が鏡の中でもじもじと腰をくねらせた。
「どうしよう、こんなのやめないと…でも…」
ホウオウレンジャー・リンは荒い息をついて一人呟いた。
「最後までしないと…」


ベッドの薄い掛け布団を床へ落とし、白いシーツの上へタオル地のバスローブを広げると、ホウオウレンジャーはブーツも脱がずにベッドへ上がった。転身したてのスーツは清潔そのもので靴底の汚れを気にする必要はなかったし、そもそも自力では簡単に脱ぐことはできない。
さっき脱いだバスローブを腰の下に敷いて仰向けになり、大きく柔らかい枕の上にマスクで覆われた頭を乗せる。いつもの天井がバイザーを通してわずかに暗く見えた。枕の感触が後頭部に直に伝わってこず、また自分の鼓動が耳元に響いてくるのが、首から上をマスクに覆われていることを改めて意識させる。グローブ越しにベッドの枠を掴んでいる手も同じだった。ただ服を着ているのとは全く違う感覚が全身の皮膚に通っている。
両膝を立て、その谷間に両手の指を伸ばすと、敏感になった内股の感触がまずリンの背筋を強張らせた。そこから徐々に指を滑らせ、脚の付け根へと移動させると、さっき少し動いた時に肉の合わせ目から染み出した液体でスーツの内側が湿っているのが分かった。
(あ… 濡れてる…)
ギュッ…と、ブーツの中の爪先が丸まった。

鼠蹊部から陰阜まで、股間のゆるやかな凹凸をスーツが密封して、つるつるとした感触になった身体の上をグローブの指が撫で上げる。スカート、つまり胴衣の前垂れの生地がそれを覆い隠すように被さっているが、その軽さ、乾いた質感が物足りなかった。スカートだけではなく、白の胴衣全体が一か月前にはドロドロとした触手に寄生され、今触っている部分や胸に吸い付いてきていたのだ。その触手皮膜の層が取り除かれた今のスーツは、本来あるべき機構が失われてしまったようにも感じる。
スカートの上を指で押さえ付け、スカートの裏地を陰唇の上へ強く擦り付けると、ニチュッという音が聞こえたような気がして、肉の割れ目の中へほんの少しだけ白い生地が押し込まれた。
「んぅ…っ!」
マスクの中で声と共に荒い息を漏らす。スカートに、スーツに犯されているという感覚を再現しようとして、スカートのやや厚い生地ごと陰唇の上端の突起を強引に揉み込み、刺激しようと試みる。だが二重の布越しでは上手くいかず、あの日に触手スーツから受けたような巧妙な責めの感覚を再現することができない。胸も同じだった。左手の指で、厚く丈夫な胴衣越しに乱暴に乳首を抓り、揉み立てても、搾乳責めの一割ほどの快感さえ得られない。
体温や心拍数は高まってきているのに、放熱や通気性に優れたスーツは飽くまでも軽い着用感で身を包み込み、触手のような拘束感というものがまるでない。それがどうにも物足りなかった。
(駄目… だめ…! 全然違う……!)
いくらやってももどかしさは募るばかりで、ベッドの上のリンは寝返りを繰り返しながら両の膝を擦り合わせた。ごつごつとしたブーツの底がシーツに引っ掛かって裾を乱し、白いリネンを破きそうになる。
やがて、分厚い布越しの愛撫を諦め、ピンクのスーツが密着した太腿に再び指で触れた。
「っ…く…!」
触られている、という感覚。自分で自分を焦らしていたにも近い今の数分間のために、内腿の皮膚の感度が倍増したように思えた。
スカートの中は若干の汗をかいていた。汗と思われるものは両脚の間の裂け目からの湿り気を含んでいるはずで、リンはその湿りの元を確かめるようにグローブの指先で柔らかい肉の唇に触れた。
スカート越しに何度も乱暴に揉み立てていた陰唇の入り口は緩んでおり、今すぐ指を差し込んで欲しいと求めるかのようだった。もちろんそこはスーツのピンク色の皮膜で覆われているが、ごく薄く柔らかく作られた繊維製のスーツは何の抵抗もなく指を挿入できることが分かっていた。
(挿入…)
その言葉を具体的に思い浮かべた途端に、身体が更にかっと熱くなった。

(加筆中)

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管理人の名前も鳥籠。
2chエロパロ板のヒロピンスレでの活動を経て個人ブログを立ち上げました。

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