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2010-06-19

霞網(3)

(話し合いはちょっと無理そうね… こうなったら力ずくで…!)
全身を複雑に取り巻いている縄は、太いが何の変哲もない麻縄。変身している今の力なら楽に引き千切れるはずだ。背後で縛られた両腕に力を込め、ぐっと一気に左右に引っ張った。
その瞬間、乳房の根元が縄で思い切り締め上げられ、ハリケンブルーは思わず声を上げた。
「んあああぁっ!」
突然の刺激に身体がびくびくと引き攣った。両の乳房が痺れるような痛みがじわじわとやって来る。
「ん…んくぅ…っ!」
必死で声を抑えた。男達は何も手出しをしていない。縄が千切れずに、背中で引っ張られた分だけ胸部が引き絞られたのだとすぐに気づいた。
(今なら、手錠やワイヤーロープだって千切れるはずなのに…)
決して、身体やスーツの力が低下しているのではない。頭の中で想像していた縛られ方と実際の縄目が違い、力が上手くかからなかったのだ。

「おやおや、どうした?」
事情が飲み込めているらしい忍者達が、意地悪そうにハリケンブルーに尋ねた。答えている暇はない。もう一度、今度は両手をねじるようにして背後で縄を切ろうとする。
だが、腕周辺の縄だけを引きちぎろうとしても、どうしても体中の縄をまとめて引き絞ることになってしまい、胸ばかりか局部に通された股縄が強く食い込んでくる。
「うぅ…! …っく!」
太い麻縄が秘唇にぐりぐりと押し付けられる感触が、繊維を通じて敏感な粘膜に伝えられる。レオタードをざりざりと擦りあげる荒縄の表面は使い古して毛羽立っており、チリチリとしたくすぐったさまでが鼠頸部まで伝わってくる。思わず脚をばたつかせようとすると、ギチィッと音を立てて股縄の食い込みが一気に強くなった。
「きゃはああぁっ! あっ! あ…っ!」
まずいことに、股縄の食い込みは一度絞まるともう元通りの強さに緩まなかった。
「いやあぁぁっ! 縄…この縄が…っ!」
胸部を突き出して縛られた身体がますますきつく反り返り、逆海老固めのようにのけぞって胸と腰を前に突き出したポーズを取らされてしまう。シノビスーツのスカートは完全に捲れ上がり、股縄ごと股間に食い込んだレオタードが丸見えだった。
「はっはは、一人で何をやっておるのだ」
「あは…っ…! はっ…!」
荒い息を吐きながらゆっくりと、ハリケンブルーは身体の力を抜いて、逆海老の拘束姿勢のまま首をぐったりと倒した。胸と股間にはまだ荒縄がきつく食い込んでいる。

「その縄は力任せに引っ張っただけでは絶対に切れん。そのように縛ってある」
二人の忍者のうち、声の調子からして少し年長と思われる男が語った。
「科学忍者か何か知らんが、技を磨くことに打ち込まず、機械や道具の力ばかりに頼っているからこうなる」
ハリケンブルー・七海としても、人並み以上の修行はしてきたつもりだが、偶然の巡り合わせでハリケンジャーに選ばれてから、忍具の力に頼り過ぎていたことは否定できない。
「潜入先で捕らえられたくノ一がどんな目に合わされるか、それも知らずにやって来たように見えるな」
(ち、ちょっと…まずい感じになってきたかな…)

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緊縛ものの醍醐味

「変身すればこんな縄」もいいですがやはり「変身したのにこの縄が」という追い詰められ方が好みの私としてはまさに緊縛の醍醐味を味わうことができました。
ヒロインの選定として、ヒロピン好きおじさんがよだれまみれにしているハリケンブルーである点も大変感慨深い。